この政権は、
徹底して国民をバカにしているので、
この「後からいくらでも手法」を、何度でも繰りかえし、何度でも金を吸いあげる。
勤勉で正直な働き者ではあるが、あまり深く熟考する時間もなく働かされている国民は、政府に差し出すお金に、なぜこんなにも無頓着なのだろう。
庶民に最も残虐な負担を強いる消費税増税に反対する国民も、この国では多数派とはならないのだ。
で、この「後からいくらでも手法」とは、
例えばオリンピックを見てみよう。
誰がやると言いだしたのか、言いだしっぺが払うべきだろ。
7300億円 → 3兆円越え
今月のニュース
会計検査院は4日、2020年東京五輪・パラリンピックの関連事業に対する国の支出が約1兆600億円に達しているとの集計結果を公表した。政府と大会組織委員会が国の予算額などとして公表している約2880億円以外に、約7720億円がすでに使われている計算になる。
であるからして、
辺野古も当然、定番の「後からいくらでも手法」が暗黙の了解だ。
北上田氏のブログを参照してほしい。
まず、気がつくのは地盤改良工事の範囲・内容が大幅に縮小されていることである。サンドコンパクションパイル工法の砂杭は以前の計画では3.9万本だったが、中仕切岸壁下部では中止されて(中仕切岸壁工は中仕切護岸工に変更となったが)、ケーソン護岸下部だけの1.6万本に減っている。さらにサンドドレーン工法の砂柱も以前の計画では3.8万本だったが、A護岸下部では中止されて埋立区域(③区域)だけの3.1万本に減った。当初、サンドドレーン工法が予定されていた沿岸部では砂の代わりに天然植物素材を使用するペーパードレーン工法に変更されている。
(なお、2.4万本のペーパードレーンを加えれば、変更案は7.1万本となる。しかし、ペーパードレーン材は植物類を原料としたもので、6年ほどで分解してしまう。防衛局はその効果について「圧密促進効果は十分確保可能」としているが、その根拠は、「メーカーヒヤリングによる」というものでしかない。)
今年1月の政府の検討報告書で示された以前の計画以後に、追加の地質調査は実施されていない。それにもかかわらず、何故、以前は地盤改良を必要としていた中仕切岸壁下部やA護岸下部での地盤改良が不必要となったのか、以前の計算内容が誤っていたというのか? その根拠は全く不明である。
防衛局は、地盤改良工事の範囲を減らすことによって、設計概要変更申請時点での工期短縮・工費削減、そして問題になっていた砂の必要量を減らすことにやっきになっているのだ。
今回、工期は9年3ケ月、総工費は9300億円と発表された。工期が10年を超え、総工費が1兆円を超えることはなんとしても避けたかったのだろう。当面の数字だけを少なめに押さえれば、今後、少しずつ増やしていっても反発は少ないと考えているように思われる。
地盤改良工事の範囲が何故、大幅に縮小されたのか?--- 砂杭(砂柱)が 7.7万本から 4.7万本に減少 - チョイさんの沖縄日記
辺野古の新基地計画。当初の防衛省が出した予算は2400億円だった。ところが今時点で当初の計画段階の12倍の予算がすでに支払われている。
政府が資金計画書で示した埋め立て工事費用2405億4000万円についても、22カ所の護岸のうち完成した護岸6カ所、1カ所の護岸が一部のみの着工で埋め立て工事に着手できていないにもかかわらず、すでに1428億円、約60%の予算が契約済みだと指摘。資金計画書で78億4000万円とされている着手済みの護岸の工事費用は、現在までの支払い済み額が928億円と、当初計画の約12倍の費用がかかっていると告発しました。
2400億円 → 9300億円 → ???
はたして、この青天井が3兆円でおちつくかどうか、かなり疑問である。
しかも
沖縄の山を削り、海底の海砂を削り取り、
沖縄の海を埋めて基地を作る。
いま、広範囲で削られているヤンバルの山がどんな状態なのか、多くの人の目に触れることはないが、ぜひまたの機会に一端でも紹介し、多くの人に知ってもらいたいと思う。
また海砂の削り取りも
右側はジュゴンの大切な藻場や生息地。そして左はスリの輸送経路に加え、点線で囲んだあたりは、なんと辺野古の海砂供給業者の海砂採集場所を示している。そんなバカな、と、みなさんも思うだろう。そのとおり。バカなんだよ。ジュゴンは日本政府にとって邪魔者でしかなかった。
ジュゴン家族の生活圏で赤土を運び海砂採集。たった3頭のジュゴンも守ることができない政府が、いったいを守るというのか!? - Osprey Fuan Club
ああ、もう気にしなくていいのかジュゴンは⁉
もう政府か死なしたも同然だから、気にすることなく「砂叩き棒」のために採集できるとでもいうのだろう。
日本で、かつてやったこともない大規模なサンドコンパクションを、このサンゴの海で展開するという、
何万本という砂叩き棒を何度も何度もサンゴ石灰の海底に叩き込む。不条理と非論理のインパール作戦のようなことを、常にこの日本という国はやりたがる。
沖縄の海が、汚泥と死の海になろうと、こいつらはとうでもいい、という考えだ。
こういうカネの亡者が何かを作ろうとするとき、まあ、ロクなものができたためしがない。
沖縄県民のために基地を作ってあげてるんだという詭弁を弄する者たちには、ここでくぎをさしておこう。
基地を作るためにジュゴンが「邪魔者」だったように、いざ有事となると、基地があれば、基地を置いている場所すべてで沖縄県民自体が「邪魔者」となる。
74年前がそうだったように、だ。
74年前の沖縄戦を
もう一度学びなおすとよい。
米軍の上陸をはばむどころか、
米軍を導きいれ、沖縄を生きた砦にした。
実に米軍の上陸をじっくり阻んだのは、まさにサンゴの作り出したイノー (遠浅の海) だった。
今また基地を作るのを阻んでくれている。
本土の技術者が想像もつかないような、琉球石灰岩のやわらかなフォーメーションが、いまも埋め立てに抵抗している。
その沖縄の柔らかなサンゴの歴史の上に
杭をメッタ刺しにして米軍基地を作るなど、
まさに
砂上の楼閣、だ。
愚かな日本の政治家がやろうとしていることは、
砂上の楼閣とは
見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ。(デジタル大辞泉)
(砂上に建てた楼閣の意) 一見立派だが基礎がもろくて長く維持できないこと、また、実現不可能なことをたとえていう語。(精選版 日本国語大辞典)
地盤改良工事の範囲が何故、大幅に縮小されたのか?--- 砂杭(砂柱)が 7.7万本から 4.7万本に減少 - チョイさんの沖縄日記