どうみても「沖縄を無視した基地押しつけ内閣」じゃないか。
FNN 2020年9月17日 木曜 午後0:00
新たに発足した菅内閣で沖縄の振興や基地問題に関わる閣僚はそれぞれ新たな顔ぶれとなった。
新内閣の発足に伴い菅総理大臣は最重要課題に新型コロナウイルスの感染対策と経済の両立を掲げ、一方で自身が基地負担軽減担当大臣を務めていた沖縄の基地問題については触れなかった。
基地問題に関わる防衛には岸信夫氏が就任した。岸信夫防衛大臣「日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性の除去、これを考え合わせたときに辺野古への移設が唯一の解決策だろうと、
(なんでも沖縄に押しつける本土の解決)
こういう方針に基づいて着工、着実に工事を進めていくことこそがこの普天間飛行場の1日も早い返還に繋がってくる」
また沖縄担当大臣は河野太郎行政改革担当大臣が兼任し基地問題と振興策はリンクするという考えを示した。河野太郎沖縄担当大臣「基地問題もひっくるめた沖縄振興を考えていかなければならないと思います。しっかりやっていきたい」
(カネと基地をリンクさせる河野太郎)
で、この河野太郎だが、
首相候補に挙げられ、自身も意欲を何度も明言。ツイッターアカウントには175万人超のフォロワーがおり、発信力に定評がある。一方で、批判的な言動をする人を「ブロック」することも多く、寛容さに欠けるとの指摘も。神奈川県出身。57歳。(麻生派)
ツイッター175万人のフォロワーといいつつ、不安クラブもいつのまにか知らないまに河野太郎からブロックされているという大勢の国民の一人だ。
まったく河野アカウント @konotarogomame の存在など知らないうちに、いつのまにか河野太郎のツイッターからブロックされているという、そういう摩訶不思議な、
自己保身に余念のない自己防衛大臣。
小中学生のアカウントならともかく、河野太郎は公人ではないのか !?
新聞記者までブロックする、自己保身だけにはご執心な防衛大臣のあまりに小さな「自己」の器。
相手に自分のツイート内容を見れない状態で排除して、なんとかチマチマと批判をかわそうとする。
極小の自分の「器」を守るために、これほど懸命になれる小さな器の人間が、どうやって一国の公人たりうるのだろうか。
「この記者会見も大臣が各省に散ってやっていれば、今頃みんな終わって寝ているはずだ。ここで延々やっているのは前例主義、既得権益、権威主義の最たるもの。こんなもの、さっさとやめたらいい。ぜひご協力をいただきたいし、これを皮切りにやっていきたい。SNSでも発信していきたい。」
「前例主義、既得権益、権威主義の最たるもの」河野行革相、深夜の閣僚リレー会見に苦言(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
「SNS で発信していく」といいながら、新聞記者まで次々ブロックしているのでは、まさにネットのフィルターバブルのゆりかごに安住する限定発信でしかなく、公私の区別もつかない人間が、公人たりうる資格はない。
沖縄の声も聞かずに沖縄基地負担軽減担当大臣とは、ミニ菅、ということだ。
安倍政権後、影の「えげつなさ」が顕現しただけの妖怪内閣。沖縄関係閣僚も「盲従」ぞろい。
米軍のためなら躊躇なく沖縄県民の生活を差しだす日本の政治家や官僚のすがたをご覧ください - 米軍嘉手納基地 PFOS 問題
PFOS汚染「知っていた」が公表せず – QAB NEWS Headline
ごらんになってほしい。
この男たちのなかで、誰一人として沖縄県民のいのちの重みに思いを巡らしているものなどいない。
県民の痛みは共有されず、
彼らの魂は骨の髄まで米軍に「共有」されている。
国民の水と公衆衛生より
米軍が最優先という日本の官僚。
これこそ、
嘉手納基地内 水質調査でPFOS汚染確認 政府把握も公表せず
2019年6月19日 06:00
沖縄本島中部の米軍基地周辺などの河川や湧き水から発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が高濃度で検出されている問題で、米軍がこれまで嘉手納基地内で実施した水質調査で汚染が確認され、その結果を日本政府も共有していたことが18日、分かった。同日の衆院安全保障委員会で河野太郎外相が明らかにした。基地周辺の汚染の原因特定につながる可能性があるが、調査結果の公表について外務省の担当者は「米側の了承を取る必要があるので今後適切に対応したい」と述べるにとどめた。
PFOSなどの汚染を巡っては沖縄県民に不安や懸念が広がっている。外務省は実際に基地内での汚染が確認された米側の調査結果を把握しながら、その事実を伏せていたことになる。
これまで県企業局が実施した調査では、北谷浄水場(北谷町)の水源でPFOSなどの物質が高濃度で検出され、原因として米軍基地の存在が指摘されてきた。しかし米軍は因果関係を認めていない。汚染の発覚から3年以上が経過しているが、県が求めている米軍基地内への立ち入り調査も実現していない。
18日の衆院安保委で、赤嶺政賢氏(共産)が嘉手納基地内での米軍の調査で高濃度のPFOSが検出されたとの今年1月の一部報道を取り上げ、「調査結果は日本政府と共有されているのか」とただした。答弁した河野氏は「(共有)されている」と述べた。調査結果の公表について、外務省の鈴木量博北米局長は「米側との合意」が必要になるとの説明を繰り返した。赤嶺氏は「全く前向きな態度が感じられない」などと批判した。
河野太郎など、
明らかにめんどくさそうな投げやりな態度で「(情報共有)されております」などと一言で片づけ席に座った。
米軍の為に、有害物質の高濃度の垂れ流しを知っていたにもかかわらず、米軍の為に内緒にしていた。
そのことに何らの罪意識や悪や不条理も感じていないのである。
日本政府は組織運営も米軍以下。
米軍のために日本が隠す。国民よりアメリカファースト。
何度もいうが、米軍以下である。
あたかも、74年前の今日、沖縄の地を血で染め、沖縄を四分の一の県民の命を盾に利用しながら米軍を引き留めた「沖縄守備軍」が、その功績を讃えられたように。
neverforget1945.hatenablog.com
米軍のためなら、いつでも沖縄を差しだし、もともと、なんらの痛みも感じない者たちだ。
沖縄戦から74年目の
今年も慰霊の日がやってくるが、
それでもまだ彼らは
沖縄を捨て石にし続けている。