コロナ感染者が続出しても、基地外活動 → マスクなしの老人ホームボランティアや英会話クラスに暴力事件、はては BBQ 乱痴気騒ぎ。それで北谷「豪華リゾートホテル隔離措置」で、情報は非公開
- 守られることのない在日米軍コロナ対策行動規制
- 続く米軍犯罪 - 暴力事件、窃盗事件、飲酒運転 ← 行動規制違反
- 6月23日、北谷の高級リゾートホテルが2ヶ月間の団体貸し切りを発表
- 7月2日、前日に海兵隊員家族に陽性も、金武町では海兵隊が老人ホームでマスクなしボランティア ← は!?
- 7月4日、独立記念日の BBQ パーティーで乱痴気騒ぎ
- 7月7日、普天間基地でクラスター!? も情報公開せず。キャンプ・ハンセンでは英会話クラス再開で濃厚接触
- 7月9日、キャンプ・ハンセン複数人にコロナ感染 クラスター発生か !? → 取材拒否、情報提供拒否
- 7月11日、知事がクラスター発生の2基地に閉鎖要請、夜、米軍から情報公開の「許可」- 感染者61人
感染者が続々と続くのに、積極的に基地の外に出てきて民間人と接触する在沖米軍。それでいて、コロナ感染情報は非公開、それでいて北谷の商業地区ど真ん中にある民間の高級リゾートホテルをまるごと貸し切りで「隔離措置」に使うという。
沖縄本島の15%の土地を占領しながら、
それでも、沖縄の米軍基地内には、広大な土地、最新鋭設備の整った巨大な病院、大きな宿泊施設やホテル、それらが無いとお思いだろうか。
冗談じゃない !
2010年の米軍準機関紙『星条旗新聞』によると、日本の資金援助で172億円以上かけて契約された新設の海軍病院。その巨大さを、基地の外の民間地と比較してご覧ください。
デコミッションされた巨大な旧海軍病院も空いている。
びっくりするほど、がら空きといわれている海の見える米軍高層マンション、沖縄本島に点在する各種の贅沢な米軍保養施設、巨大なホールや遊興施設。ここが日本だと想像つかないほどの施設が広がる基地内だが。
一体、なぜわざわざ民間地で隔離措置をする必要があるのか。
そもそも在沖米軍は、
しっかりとコロナ対策をしてきたのか。
答えは
完全に No! である。
まず一例を紹介していこう。
守られることのない在日米軍コロナ対策行動規制
緩和も何も、それ以前に、ほとんど守られていない在日米軍のコロナウイルス規制だが、さらに緩和が発表された。しかし、しっかりと確認してほしい。
米軍準機関紙『星条旗新聞』から
2020年6月16日
沖縄の軍事家族に対するいくつかのコロナウイルス規制の緩和により、生活はパンデミック前の日に近いものに戻っています。…(中略)…
「社会的距離をとることができない、または実践していないイベントや活動は、オンベースとオフベースの両方で引き続き禁止されます」と第18ウィングはFacebookの声明で述べました。同じことが海兵隊員、その家族、そして島の民間人従業員にも当てはまります。
最新の声明によると、4月15日に米軍によって宣言された全体的な公衆衛生上の緊急事態は、7月14日まで有効です。…(中略)…
今回の声明によると、バー、ナイトクラブ、カラオケボックス、パチンコ店、大人専用の施設など、すべての海兵隊、航空兵、シビリアンが立ち入り禁止の場所は、まだたくさんあります。レスリング、ボクシング、柔術、その他の密接なスポーツ、フリーマーケット、コンサート、フェスティバルなどの密度の高い観客とのイベントも許可されていません。
US military gives more off-base freedom to Okinawa troops - Pacific - Stripes
ところが、海兵隊はイベントに出かけていっても、マスクもしない。米国の基地から基地へ、ストレートで米軍基地に入ってきて、ストレートにゲートの外に出かけていく。
カリフォルニア州からキャンプ・シュワブを訪れていている海兵隊員らが日曜日早朝、久志ビーチで行われた区民清掃活動にボランティアで参加しました。沖縄県名護市久志ビーチ、2020年6月28日
マスクもなく、濃厚接触。子どもの姿も見える。
続く米軍犯罪 - 暴力事件、窃盗事件、飲酒運転 ← 行動規制違反
ところが全く行動規制とガイドラインは守られていない。
こちらの逮捕者で確認してほしい。
これらの連続する在沖米軍の暴力事件や窃盗事件、強盗事件、各種の飲酒運転逮捕が、実は米軍内のコロナウイルスリバティー制限違反である。
米軍準機関紙『星条旗新聞』はしっかりそのことを報道しているが、国内のメディアはほとんどそれには言及しない。なぜなのか。
- 普天間基地で軍属5人コロナ感染 ~ 軍内の対コロナ行動制限に違反し逮捕者続出の在沖米軍 ~ 米軍こそが最大のリスクである - 在沖米軍基地事件簿
- Marine punched man in the face at Okinawa nightclub while violating coronavirus restrictions, police say - Pacific - Stripes
6月23日、北谷の高級リゾートホテルが2ヶ月間の団体貸し切りを発表
〇〇〇〇〇は、4月1日より一時休館しておりましたが、7月1日から8月31日の2か月間、団体様による貸し切り営業となります。
さて、この名だたる北谷の高級リゾートホテルをまるまる2ヶ月間貸し切りにした「団体様」は、その滞在料金を「自腹」で払っているだろうか。日本の駐留経費として、おそらくは日本の税金からだされているのではないか。
まったく、なんとも豪勢な「リゾート隔離措置」である。
7月2日、前日に海兵隊員家族に陽性も、金武町では海兵隊が老人ホームでマスクなしボランティア ← は!?
まず、1日にうるま市のキャンプ・マクトリアスで海兵隊関係者の陽性が確認された。米国から帰国し6月19日から行動を制限されていたが1日に陽性が確認されたということだ。
2020年7月2日 米海兵隊員の家族1人がコロナ感染 うるま市のキャンプ・マクトリアス
在沖米海兵隊は2日、キャンプ・マクトリアス(沖縄県うるま市)に駐留する海兵隊員の家族1人が新型コロナ・ウイルスに感染したと発表した。海兵隊は在沖海兵隊で初の陽性事例だとしている。
家族の1人は米国に旅行しており、その際に感染したとみられる。この感染者と家族は沖縄に戻った6月19日から行動を制限されていた。7月1日に陽性が確認され現在は隔離措置に置かれている。海兵隊は当初、海兵隊の一員と説明していたが、続く発表で「隊員ではなく、隊員の家族」と修正した。
と・こ・ろ・が
翌日の2日に、どうやったら同じ海兵隊が金武町の特別養護老人ホームにマスクなしで乗り込むことができるのだろうか。
ごらんなさい。
彼らはマスクすらしないで老人ホームに出かけていったのだ。
このような、いわゆる海兵隊の「ボランティア」活動は、見返り付きの福利厚生の活動の一環として単身者の海兵隊員に推奨されるものである。その見返りの得点には、豪華な海外旅行から昇進のクレジットまで、さまざま用意されている。
だからといって、なぜ、海兵隊内でコロナ感染者が出た翌日に、老人ホームにマスクなしで出かけていくのだろうか。いったい、アタマの中はどうなっているのか。
在日米海兵隊 - 通信大隊の海兵隊員が老人ホームでボランティア 沖縄県金武町
沖縄県金武町 --- 今週の土曜日、7月4日はアメリカ合衆国の244回目の独立記念日です。
在日米海兵隊の隊員は今日から祝日で4連休ですが、米海兵隊基地キャンプ・ハンセンに展開する第7通信大隊の10人の隊員が休日を返上し、金武町にある特別養護老人ホーム光が丘で3か月半ぶりのボランティア活動に精を出しました。
隊員たちはコロナ渦により3月中旬に行った作業を最後に、今日まで老人ホームとの接触を避けるため、ボランティア作業を中断していましたが、今日からまた新しいページが始まります。
通信大隊と光が丘の関係は25年以上続いていて、隊員らは光が丘で月2回の美化活動に協力したり、季節の祝日を一緒に楽しむ間柄でもあります。
隊員たちは雨が降ったり止んだりの不安定な天気の中、老人ホームに面する国道329号線沿いの美化活動に取り組み、斜面の草を刈り、伸びた雑木林の手入れを行いました。
3週間前に沖縄に到着したばかりの若い海兵隊員は、2週間の隔離生活を終え、今日初めて基地の外へ出て、ボランティア活動に参加したと笑顔で話していました。
キャンプ・ハンセンの嘉陽基地渉外官は「コロナ渦の中、いろいろな渉外活動を休んでいましたが、今月から保育園の訪問や英会話クラスの再開など、コロナ感染拡大防止の衛生管理に気を付けながら、気持ちを新たに、頑張っていこうと思います」と話していました。
いいですか、ここに参加した海兵隊員は、前日の陽性確認された海兵隊員家族と同様、三週間前に米国からやってきたばかりの隊員もいる。
なぜ同じ海兵隊内でコロナ発症しているその時に、わざわざ基地の外に出て、マスクなしで老人ホームに大挙して出向くのか。いったい何がしたいのか。
7月4日、独立記念日の BBQ パーティーで乱痴気騒ぎ
リバティー制限を完全無視して酒を飲みに出かけて暴力事件やら飲酒運転逮捕や窃盗事件まで起こしてきた在沖米軍は、さらに緩みまくった状況を露呈する。
このイベントだ。
米国人らが利用許可得ずに基地外の公園でバーベキュー 独立記念日に
2020年7月10日
米国の独立記念日だった4日、沖縄県うるま市勝連の肝高(きむたか)公園で米国人らによるイベントが開かれたが、主催者側が、公園を管理する県中城湾港分室の許可を得ず実施していたことが9日、同分室への取材で分かった。参加者には米兵や軍属もいたとみられる。米軍普天間飛行場やキャンプ・ハンセンで米軍属らの新型コロナ感染が相次ぐ中、基地外でのイベント開催が感染拡大につながる恐れもある。
分室の担当者によると、団体が同公園を利用する際は事前に許可を得る必要がある。しかし、今回のイベントは許可を得ておらず、分室も把握できなかった。イベントは昼から夜にかけ、バーベキューなどが行われた。周辺住民から騒音被害の通報があり、警察が駆け付けて参加者らを解散させたという。参加者数は分かっていない。分室の担当者は「許可なく使用するのは望ましくないが、詳細が分からない」と説明した。
イベント主催者が投稿したこの時の動画が保存されている。
主催者の SNS に投稿された動画から (現在は削除されている)
これが濃厚接触でなければ何だろうか。
公演の許可を得ず、どころか、米軍内のコロナウイルス行動規制のガイドラインでは、そもそもイベント自体が禁止されているはずではないか !!!
7月7日、普天間基地でクラスター!? も情報公開せず。キャンプ・ハンセンでは英会話クラス再開で濃厚接触
信じがたいことだが、2日のキャンプ・マクトリアスの感染者に続き、普天間基地でどうやらクラスターが発生したように見える。しかし米軍側は全く情報を出さない。
複数人の新型コロナ感染を確認
2020年7月7日、普天間航空基地に所属する複数人が新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されました。
陽性確認者とその濃厚接触者は隔離措置に置かれていて、現在、感染源を調査中です。
そして実に、
この同じ日、7月7日に、同じ海兵隊が英会話学校を開催している。Facebook の投降では上記の普天間の「複数」の感染者発表より後に投稿されている。
コロナ感染者複数確認されていることを認識しながら、一体どのような神経でこのような投稿ができるのだろうか。下の投降を実際にご覧ください。
そして翌日8日、このキャンプ・ハンセン内でも集団感染が確認されることとなる。
在日米海兵隊 - キャンプ・ハンセンの英会話クラスが再開 沖縄県金武町
7月8日 18:33 ·
キャンプ・ハンセンの英会話クラスが再開
沖縄県金武町 -- 米海兵隊基地キャンプ・ハンセンに所属する隊員が地元住民との関係を築くため、無料で提供する英会話クラスが七夕の7日夜、3か月半ぶりに再開しました。この英会話クラスは2016年4月に始まり、今年3月中旬まで毎週開催されてきましたが、コロナ渦の影響で感染拡大防止を考慮して、今夜まで休講していました。
日米20人が参加したクラスでは、初めに検温と名前を名簿に記入し、受講中はマスク着用が義務付けられています。クラスに通う日本人は「(再開までの期間が)長ったですね。やっとクラスが再開されて嬉しいです」と笑顔で話していました。久しぶりに再会したクラスメイトと笑顔であいさつを交わし、ボランティアで講師を務める隊員らとも久々の再会で笑顔がこぼれ、終始和やかな雰囲気でクラスは進んでいきました。
講師を務める隊員は「2年半地元の方たちに英語を教えていて、プライベートでも週2日、那覇で大学生相手に英語クラスを教えているよ」と話していました。
7月9日、キャンプ・ハンセン複数人にコロナ感染 クラスター発生か !? → 取材拒否、情報提供拒否
クラスター発生か、キャンプ・ハンセンで複数人の感染、普天間でも1人感染
在沖米海兵隊基地キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町など)で、軍関係者数人の新型コロナウイルス感染が8日夜に確認されていたことが明らかになった。県幹部が9日の県議会定例会で報告した。7日に5人の感染が判明した米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)でも新たに同じ部署で働く1人が感染したという。
県は基地内でクラスター(感染者集団)が発生した可能性もあるとみて、米軍に詳細な情報を提供するよう求めている。在沖米軍全体では、3月の米空軍嘉手納基地(嘉手納町など)の兵士ら3人の感染も確認している。
一方、基地従業員でつくる全駐留軍労働組合(全駐労)によると、キャンプ・ハンセンのゲートが8日午後11時ごろから9日午前9時半ごろまで閉鎖されていた。米軍の準機関紙「星条旗新聞」(8日付電子版)は、ハンセンでは8日午後10時43分、司令官から軍関係者に一斉メールで「基地の閉鎖」が伝えられた、と報じた。閉鎖の理由は示されていなかったという。(国吉美香、藤原慎一)
そして在日海兵隊の公式 Facebook がまたも勝手宣言。
7月9日 16:59
米海兵隊関係者複数人が新型コロナに感染
米海兵隊キャンプ・バトラーの関係者複数人に9日、新型コロナウイルス感染が確認されました。
感染に関する検査で陽性が確認された当該者は現在、隔離措置に置かれています。
米海兵隊は、昨晩、キャンプ・ハンセンにおいて待機指示を発出し、米軍の保健機関が感染経路の追跡調査と、施設内の消毒を実施しました。
これらの措置は、隊員、家族、そして沖縄県民の安全と健康を守るために行われるもので、待機指示は今朝、午前9時22分に解除されました。
米海兵隊は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を防止するため厳重な対策を講じています。
米国防総省ガイダンスおよび運用安全に関するガイドラインに基づき、また感染者らのプライバシーを保護する観点から、米海兵隊太平洋基地は今後、報道機関に対して新型コロナウイルスの新たな感染ケースに関する声明を発表いたしません。米海兵隊と米軍の保健機関は、沖縄県と日本政府の関係機関と連携し、引き続き適切な通知を行います。
基地からおとなしく一歩も出てこないのなら、それもよかろう。
しかし、
コロナ感染者が続出しても、基地外活動 → マスクなしの老人ホームボランティアや英会話クラスに暴力事件、はては BBQ 乱痴気騒ぎ。それで北谷「豪華リゾートホテル隔離措置」で、情報は非公開。
商業地区のど真ん中、豪華なリゾートホテルの二か月間の全館貸しあげ費用は一体誰が払っているのか。まずそれを明らかにしてもらおう。
やりたい放題のあげく
陽性や隔離対応はすべて民間地のただ中に押し付け。
これは、いったい誰にとっての「隔離」なのか。
当然である。
こんな米軍基地、
必要ですか。
7月11日、知事がクラスター発生の2基地に閉鎖要請、夜、米軍から情報公開の「許可」- 感染者61人
米軍基地、感染者61人であるという情報を公開する「了承」がやっと得られた、という。
沖縄県は11日夜、7月7~11日に在沖米軍基地内で確認された新型コロナウイルスの感染者を61人だと公表した。このうち11日に45人の新規感染者が確認されている。
61人の内訳は普天間飛行場が38人、キャンプ・ハンセンが23人。
県はこれまで米軍の了解が得られていないとして非公表にしていた。玉城デニー知事が11日午後7時ごろ、ステーシー・クラーディー在沖米四軍調整官と電話会談し、公表の了解を得た。県によると、クラーディー氏は「県が公表することは妨げない。例え公表したとしても、報告は続けたい」と答えたという。
つまり、キャンプハンセンでの「英会話クラス」が行われた9日、同日に基地内ではこれだけの感染が確認されたということだ。
在日米軍の公衆衛生緊急宣言も行動制限も、厳守するどころか、感染者が確認されていても「積極的」に基地の外に出続けた。
で、7月7日~10日のクラスター、これぜんぶ海兵隊の基地ということだ。
あまりに無責任で自堕落すぎる。
日本政府の米軍基地押しつけにあぐらをかいている在沖米軍は、結局このような組織であるということだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
2020年3月28日 米軍嘉手納基地で初の新型コロナ感染者 米軍が発表
2020年5月18日 嘉手納基地が「緊急事態」延長 6月14日まで