新年あけましておめでとうございます。 ~ やんばるのねずみたちのこと ~
沖縄の幻のネズミ、「種の保存法」による国の保護動物に |WWFジャパン
今年もよろしくお願いいたします。
昨年も沖縄は
一貫して沖縄の声を示し続けた。
2019年4月21日、
【保存版】 2019衆院選沖縄3区の投票結果まとめ - 島尻氏に1万7728票差で初当選 - 出口調査など - Osprey Fuan Club
2019年7月21日、
参院選挙、ゼロ打ち圧勝
そして、なによりも
2019年2月24日の県民投票。
ところが、
この日本の政権は、
またも沖縄を捨て石にしようとしている。
沖縄県民の存在は、
どうやらこの国の「民主主義」には含まれていないかもしれないということが、防衛大臣岩屋の口から知らされた。
「あまりにひどい」波紋広がる防衛相発言 自分の言葉で語る“岩屋流” 際立つ沖縄との乖離 | 沖縄タイムス
むろん沖縄には沖縄の民主主義がある。
しかしいま本当に問われているのは、
この日本という国に、真の意味で「民主主義」というものがあるのか、
この日本の施政者たちは「民主主義」というものが真に理解できているのかということだ。
民主主義は、国家主義ではない。
日本はいつになったら民主主義を学ぶのだろうか。
そして、
この日本で沖縄県民の声がこれほどまでに顧みられないのであるならば、さらにいえば、沖縄の生き物たちの存在は、さらにこの国では見捨てられたも同然である。
三頭のジュゴンさえ、
この国は邪魔者扱いにした。
海砂利権
— Osprey Fuan Club (@ospreyfuanclub) 2019年12月28日
右は三頭のジュゴンの生活圏
左は辺野古の海砂供給業者の海砂採集場所を示している。
そんなバカな、と、みなさんも思うだろう。そのとおり。バカなんだよ。
ジュゴンは日本政府にとって「邪魔者」以外の何でもなかった。https://t.co/sX0VTwRVTw pic.twitter.com/x1JHpjsy83
サンゴやジュゴンや、
やんばるのクイナやカエルやネズミたち、
いったい誰が、
この声なき動物たちの声を代弁してくれるのだろうか。
沖縄県民は、新基地もカジノもいらない、と宣言しているのにもかかわらず、
自民党は、普天間基地をちょっとばかり北に移動させるため海を埋め、基地の跡地にカジノ複合施設を誘致させようと密かに画策し、
政府は、
沖縄の山を削り、
実際に沖縄の海を埋め始めた。
埋められる海のことばかりではない、
我々は、いま切り刻まれ削られるヤンバルの大地のこともしっかり考えるべきだろう。
ぜひご覧になってほしい。
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/honyuurui.pdf
ねずみだけでも、沖縄北部には3種類
https://biodiversity.okinawa/video_pages/reference/okinawatogenezumi.html
そして
辺野古埋め立ての土砂を採集する陸地は、
❶ 本部地区
❷ 国頭地区
そこが今どうなっているのか、
❶ 本部地区
切り刻まれる本部半島。本部の国道を通るだけで白赤い粉塵でびっしりである。この状態にわれわれは慣れすぎてはいないだろうか。
❷ 国頭地区
そして国頭でも。国場幸之助国会議員の実家である国場の土はここから切り出される。ここやんばるの地で。
青いイシカワガエル発見 国頭・比地大滝で 絶滅危惧種「きれいだった」[2018年4月13日] - feedclass
沖縄の山を削り
沖縄の海を埋める。
この国は膨大な沖縄の環境搾取と破壊を進めている。
本当に、もうお願いするしかない。
そんなに基地が作りたいなら、本土でどうか作ってくれ。
沖縄県民を大事にしない国家が、沖縄の自然を守れるわけもない。
沖縄の幻のネズミ、「種の保存法」による国の保護動物に |WWFジャパン
沖縄島の北部に広がる亜熱帯の森「やんばる(山原)」。
この森には、ノグチゲラやヤンバルクイナなど、世界でここにだけ生息する希少な野生動物が息づいています。
その中の1種、オキナワトゲネズミが、先日「国内希少野生動植物種」に指定されました。国内希少野生動植物種とは、「種の保存法」で保護が義務付けられる動植物で、すでにイリオモテヤマネコやコウノトリ、アユモドキなどが指定されています。
オキナワトゲネズミオキナワトゲネズミは、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種として掲載されていましたが、これまで国による十分な調査や保護は行なわれてきませんでした。
そこで、私たちWWFでは森林総合研究所と協力して、2007年から数年間にわたり調査活動を実施。
2008年3月には、過去30年間、例のなかった捕獲にも成功!し、一時は「絶滅したのではないか」とさえ言われていたその生息を確認しました。
また、この調査は、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる、南西諸島の生物多様性を評価するプロジェクトの一環として行ないました。
オキナワトゲネズミは、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種として掲載されていましたが、これまで国による十分な調査や保護は行なわれてきませんでした。
今回のオキナワトゲネズミの国内希少野生動植物種への指定も、こうした調査と保護活動が貢献した、一つの成果といえるかもしれません。
南西諸島では今後、世界自然遺産への登録に向けた動きが加速する見込みです。
実現にはまだ多くの課題がありますが、未来にこの豊かな自然を遺してゆくためにも、今回のような保護施策がより多く実現されるように、私たちも後押ししてゆきたいと思います。(自然保護室 権田)