どんどんでてくる安倍政権スキャンダル。
異常ですよ、この政権は。
米軍施設建設で安倍の補佐官が企業に圧力 !?
地元が反対している、米軍基地の髙江ヘリパット建設を強行し、
安倍政権は、裏で一般企業に基地ヘリパット建設に「協力」せよという圧力をかけていた。それを証明するメモがでてきた。
これは、まるで戦時中の「供出」か何かのようだ。
政権からの指示を出したのは、菅義偉官房長官の側近とされる和泉洋人首相補佐官。
そう、今話題の、山中教授を「恫喝」したという不倫補佐官、である。
国民から人気のあるノーベル賞受賞者山中伸弥教授を「元号に関する懇談会」の9人の中にはめ込むなど、広告塔のように利用するだけ利用して、いきなり予算ゼロとか、学問をなんと思っているのか。
安倍首相補佐官と厚労省女性幹部が公費で「京都不倫出張」 | 文春オンライン
桜を見る会問題が炎上し、
12月12日、この和泉補佐官の不倫と山中教授への恫喝スキャンダル (iPS細胞研究の予算いきなりゼロ関連) を文春がすっぱ抜き、
12月24日、またさらに沖縄タイムスが、和泉補佐官が3年前の髙江ヘリパット建設に協力するよう企業に圧力をけていたことをすっぱ抜いた。
どれだけこの政権が
破壊的なやりたい放題を極めているのか、
髙江の米軍ヘリパット建設は「官邸で官房長官直結で私 (=和泉補佐官) が仕切って」いると語る内部メモは、
企業に政権が圧力をかけ米軍基地建設に協力させる、そのなまなましい過程の一端を我々に伝えている。
タイムスのスクープ記事
首相補佐官、米軍ヘリパッド建設で便宜打診か 「海外案件は何でも協力」内部メモを本紙が入手【メモ全文あり】
2019年12月24日 07:40
和泉洋人首相補佐官が2016年9月、東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設への助力を電源開発(Jパワー、本社・東京)に求め、見返りに「海外案件は何でも協力します」と持ち掛けたと記すJパワーの内部メモを本紙が入手した。政権中枢の高官が民間企業に便宜供与を打診し、行政をゆがめた恐れがある。和泉補佐官は本紙取材に応じなかった。(編集委員・阿部岳)
Jパワーは沖縄を含む国内のほか、タイや米国でも発電事業を手掛ける。ヘリパッド建設現場に隣接する国頭村安波では「沖縄やんばる海水揚水発電所」を運営していた(16年7月に廃止)。この施設は当時、沖縄防衛局が設置したフェンスに囲まれており、抗議行動が及ばなかった。
和泉補佐官は菅義偉官房長官の側近とされ、辺野古新基地建設など沖縄の重要案件を取り仕切る。高江ヘリパッド工事が抗議行動で難航していた16年9月14日午前、首相官邸にJパワーの北村雅良会長を呼んだ。
本紙が入手した内部メモによると、和泉補佐官は「何とか年内、オバマ政権のうちにケリをつけたい」「しかし、反対派の活動もかなりのもの」と説明。発電所の建屋を、工事のために使わせるなどの助力を要請した。事前の事務方同士の調整でJパワー側に断られたとして、「本件は官邸で官房長官直結で私が仕切っており、一省庁の問題ではなく、国の問題」「国が米国との関係の中で急いでいる事業、と受け止めて、協力して欲しい」と迫った。
Jパワーは沖縄で揚水発電所、石川石炭火力発電所を運営してきた。北村会長は基地建設への助力で「悪者にされるのはつらい」と地元の反発を懸念しつつ、「国の強い要請と受け止める」「私から社長に協力する方向で話す」と応じた。和泉補佐官は「ありがたい。海外案件は何でも協力しますから」と感謝を伝えた。
本紙は補佐官室を通じて和泉補佐官に言動の事実確認を求めたが、「ヘリパッド建設事業は防衛局所管。同局にお問い合わせください」と回答するのみだった。
一方、Jパワーは「防衛局から依頼があり、検討した結果、設備の一部の使用を認めた」と説明。複数の関係者によると、敷地内に工事作業員や防衛局職員が仮眠、休憩するプレハブの建設を認め、建屋も使わせたとされる。「密室の貸し借りで企業統治や行政がゆがめられたのではないか」との質問には、Jパワーは「そのような事実は一切ありません」と答えた。
和泉氏は東大工学部を卒業後、技官として1976年に建設省(現国土交通省)へ入り、住宅行政に長く関わった。第2次安倍内閣発足後の2013年1月、補佐官に任命された。加計学園の獣医学部新設計画を巡り、前川喜平元文部科学事務次官が和泉氏から「総理は自分の口からは言えないから」と手続きを促されたと証言したが、和泉氏は否定した。今月に入り、公費を使って厚労省女性幹部と「デート」したと週刊文春に報じられた。
流出した「Jパワー」メモの内容を検証
■和泉補佐官
・沖縄北部ヘリパッドの件でのお願い。
・本件は、何とか年内、オバマ政権のうちにケリをつけたい。
米国政府は、日本政府は沖縄関連で何もしていないと見ている。
本件は、日本政府も汗を流している証拠として、20年間、放置されていた件を動かした。
・しかし、反対派の活動もかなりのもので、あと3か月で完成させるには、JPから建屋、水、燃料タンク等の協力を得たい。
まずJ-パワー側は「地元に防衛省に協力されると認識されるのは避けたい」「中立を守りたい」ときっぱり断ってるじゃないか!
・先週、事務局間でお願いしたところ、地元に防衛省に協力していると認識されるのは避けたい、中立を守りたい、と断られたとのこと。
・本件は官邸で官房長官直結で私が仕切っており、一省庁の問題ではなく、国の問題。沖縄県も「歓迎」とは言わないが、水面下では本件はやってくれ、となっている。反対は活動家だけ。
こんな嘘までついて・・・
和泉補佐官は「中立とか言うのは勘弁して下さい」という。これは政権からの企業への圧力ではないのか。
そしてJ-パワーの北村雅良会長を、直々に首相官邸に呼び出す。まさに髙江の工事強行が問題となっていた只中の、2016年9月14日午前のことである。
直に会長を官邸に呼びだしての、異常な圧力。こうして官邸→会長→現場へと命令を「下し」ていくことで、「悪者になりたくない」という揚水発電側の声は潰された。
・JPの懸念は理解するが、国が米国との関係の中で急いでいる事業、と受け止めて、協力して欲しい。中立とか言うのは勘弁して下さい。
・北村会長から下してもらい、事務局間で相談させて欲しい。
■北村会長
・JPはこの海水揚水も石川火力も長年、地元に溶け込もうと努力。
本件で現地での対立が深まっていて、JPが協力をすると、地元紙的に、JPも悪者にされるのはつらいところ。
・しかし、国の強い要請と受け止めるし、工事の従事する地元の業者で、その作業環境という人道上の問題でもある。私から社長に協力する方向で話す。
■和泉補佐官
嫌がる企業を、会長を官邸に呼び出してまで、「国の強い要請」で、米軍基地建設に施設や資材の提供を強いられる・・・、これはまさに戦中の「供出」と同様ではないのか !?
しかもその交換条件として「海外案件は何でも協力」とか・・・。
その無理矢理な、「何でも協力」で想起されるのは、この和泉補佐官の愛人として報道された大坪審議官のことである。
文春は「大坪氏は和泉氏と知り合った後、大臣官房審議官に出世」とスクープしたが、
本省の局総務課長級どころか課長級の職を経験せず、出向先でも平の課長級の職に就いていた程度ということであり、その人がいきなり官房審議官に就くなどということはありえない
「文春砲」で渦中の厚労省大坪審議官が「異例のスピード出世」と言われる理由 | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン
こんな、やりたい放題が、官邸とその総理補佐官の腐り具合を如実に示す。
個人に対しても企業に対しても、「あり得ない」ことに政治的な圧力をかける、その異常さ。
であるから、ゆえにリークされたメモの末尾には、事態の異常性が短く記されている。
官邸に呼び出された北村会長は、官邸の玄関で記者に囲まれ、「大間原発」か「もんじゅ」かで、大きな事故や事件でもあったのではないかと質問されたというのだ。
※官邸玄関で、会長が記者に囲まれ「大間ですか」「もんじゅですか」との質問あり。
米軍基地のヘリパット建設のため、いち企業に「中立というのは勘弁してください」と圧力をかけた和泉補佐官。
もちろんだが、加計問題でも和泉補佐官が前川喜平事務次官を総理官邸に呼び出し、「総理は言えないから私が言う」と、獣医学部新設計画推進の圧力をかけたことでも知られている。
人間医療の未来を担う iPS細胞研究の予算の打ち切りを言い渡し、安倍友の獣医学部新設に税金を投入する。
愛人の異例の出世を導き、髙江の米軍基地設備建設に企業の会長まで総理官邸に呼び出し圧力をかける。
J-パワーは事実関係を認めているというのに、官邸側は、いつものようにシラをきる。国民の追求などかわすのは簡単だとタカをくくっているのである。
和泉補佐官は本紙の取材に「ヘリパッド建設事業は防衛局所管」として答えなかった。自身の名前が書かれた発言メモであり、説明責任を果たすべきだ。
菅官房長官も24日の会見で「コメントは差し控える。詳細は防衛省に」と回答を避けたが無責任だ。
高江の住民は今も、ヘリパッドに囲まれた集落で、騒音や、事件・事故への不安の中で日々を送っている。
政府は事実を明らかにするべきだ。説明責任から逃れることは許されない。
3年前、髙江ヘリパット工事に際して J-パワー にこんな圧力をかけ、三ヶ月でヘリパット建設を「完了」させるやいなや、正月をはさんで、今度は辺野古の工事に着手し始めた。
そして、辺野古埋め立てのためのズリ積み込みに使用する予定の本部港が台風で破壊され使用できないことがわかると、
今度は「地域とともに歩む」がモットーの「琉球セメント」が、その港を軍事用鉄条網で囲い込み、そこから砂利を搬出し始める。裏でどんな事があったのか、これも安倍政権の「異常」である。
こんな「官邸」を、
いつまで国民は甘んじて眺めているのか。
いま、あちこちから、
いっきに「官邸」問題が吹き出している。
何十年もこの国に生きていて、この政権の「異常」が認識できないわけがない。
和泉補佐官「京都不倫出張」を巡り国会虚偽答弁の疑い | 文春オンライン
今日、東京新聞も記事を書いた。
Jパワーは取材に「防衛局から要請があり、施設の一部の利用を認めた」とする一方、「海外事業で官邸の協力を得ているものは一切ない。(和泉氏が)そのような発言をしたのか否か、全く分からない」と話す。
防衛省の担当者は「米国との合意に基づき期限内に建設を終える必要があった。補佐官には現場の状況を含めて報告していた。海外案件の協力は管轄外なので分からない」と話す。
和泉氏はファクスで「ヘリパッド事業は防衛局所管の事業なので同局にお問い合わせ下さい」と回答した。
和泉補佐官が、国内の企業に圧力をかけて協力を要請したのは明らかである。
官邸の補佐官は自らがやってきたことに、
ちゃんと責任を持て。
・安倍友の獣医学部新設に圧力
・iPS細胞研究予算打ち切りと山中伸弥教授に恫喝容疑
・不倫と大坪審議官の異例の出世
・基地建設に協力要請でJ-パワーに圧力
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