ジュゴン家族の生活圏で赤土を運び海砂採集。たった3頭のジュゴンも守ることができない政府が、いったいを守るというのか!?
辺野古基地建設が強行されている今、沖縄で生息が確認されている3頭のジュゴンのうち1頭の死骸が確認された。そして2頭が行方不明のままである。
あのジュゴンだった。
かわいい子供を連れて名護市辺野古の大浦湾にあらわれた、あのジュゴン。
2007年6月21日 11時42分
基地建設のための調査が行われている名護市大浦湾の入り口で仲良く泳ぐジュゴンの親子の姿をQABのカメラがとらえました。21日午前7時半ごろ大浦湾の入り口で親子と見られる2頭のジュゴンが戯れながら泳いでいる姿が1時間以上にわたって見られました。
ジュゴンが親子で泳ぐ姿は金武湾の沖や天仁屋沖で確認されていますが、辺野古崎の近くで見つかったのは初めてです。2000年以降は単体のジュゴンの目撃例しかないため、ますます絶滅の危機が高まっていると危惧されていました。親子がいた場所は現在、基地建設のための国が設置した調査機器の真上で、改めて国の天然記念物ジュゴンに与える影響が心配されています。
基地建設のための調査が行われている名護市大浦湾の入り口で仲良く泳ぐジュゴンの親子の姿をQABのカメラがとらえました。21日午前7時半ごろ大浦湾の入り口で2頭のジュゴンが寄り添って泳いでいる姿が1時間以上にわたって見られました。
時折、大きいジュゴンの上に小さなジュゴンが乗って戯れていることから親子ではないかと見られますが、雌雄のペアである可能性もあります。かつては2、3頭のジュゴンが仲良く泳ぐ姿が度々目撃されていましたが2000年以降は単体のジュゴンの目撃例しかなかったためますます絶滅の危機が高まっていると危惧されていました。
しかし、2頭がいた場所は現在基地建設のため国が112箇所に調査機器を設置している海域で環境アセス法にも違反していると調査中止を求めている人々はジュゴンに与える影響を心配しています。
今回の発見でキャンプシュワブ周辺の海が、今もジュゴンの子育てや繁殖の場になっていることがわかり、広大な海の埋め立てを伴う基地建設の是非が改めて問われそうです。
2007年6月21日
県民の反対をよそに
強行される基地計画のなか
辺野古に戻ってきた、
この美しい動物の
ともに泳ぐ親子のすがたに、みな涙した。
国が設置した調査機器のうえを、並んで泳いでいる。なんという皮肉だろう。
Cocco さんも、ライブでその時の想いを観客に語った。
皆さんも、ジュゴンの親子をとらえた、あの感動の琉球朝日放送の中継と、そのあとの彼女の言葉を聞いてほしい。
2007年6月大浦湾に帰ってきた2頭のじゅごん。
2007年といえば、ちょうどその前年度に政府が撤去可能な海上ヘリポート計画から、勝手に辺野古埋め立て V事案へと閣議決定し、沖縄の民意を置き去りにして、辺野古基地建設に暴走し始めた頃。
そして12年後の一昨日、死亡が確認されたのは、A B C の個体のうちの B だとおもわれる。
つまりお母さんと思われる個体で、そして死んだ場所も、ちょうどこのあたり古宇利島だった。
辺野古基地建設は、まさにこの家族から生息圏を奪っていった。
まずはじめに、辺野古あたりを生息地にしていたはずの幼獣 C が姿を消した。
市民団体の「北限のジュゴンを見守る会」は、個体CをCちゃんと呼び、次の図に示されるように辺野古・大浦湾を守る活動のシンボルとしてCちゃんを打ち出している。だがこのCちゃんが、2015年6月24日に古宇利島沖で観察されてから3年5カ月というもの、姿が確認されていない。
そして2017年までは確認されていた二頭。
個体Aも18年9月以降、目撃が途絶えた。
いうまでもないが、ちょうどこの親子の生活行動範囲は、本部港から大浦湾までの大量の土砂を運ぶ船舶の航行経路と合致する。
図 埋め立て土砂等の採取場所及び搬入経路図(沖縄防衛局、2013)
http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/05haisai/h25/pdf/146.pdf
http://www.setonaikai-japan.net/00kansetonaikaikaigi/901henoko/p01041.pdf
赤土を乗せた大量の運搬船が行き交う。
そして、上記の、点線で囲んだあたりは、ジュゴンの大切な藻場や生息地を表しているわけではない。
なんと、
海砂採集場所を示している。
そんなバカな、
と、みなさんも思うだろう。
そのとおり。
バカなんだよ。
ジュゴンの藻場と生息地を知りながら、
大量の赤土をドカドカと運んで落とし込み、
あげくにジュゴンの海を掘り削り
海砂採集までするという。
平気でこんな計画をたて、
埋め立て工事を強行しているのが
何を隠そう、
この日本政府だ。
沖縄に確認できている三頭のジュゴンの
おそらく最後のジュゴンが死んだ。
彼女が「あのジュゴンのためだけに歌いたい」と語った、その哀歌を、今再び聞いてほしい。
そして、このひどく醜い国の在り方にちゃんと目を向けてほしい。
苦しみや悲しみを理解しない、
ジュゴン殺しの日本と日本政府。
たった3頭のジュゴンも守れないような政府が、
いったいなにを守るというのか!?
県民の民意を踏みつぶし
ジュゴンの藻場を腐らせ海を汚した日本政府は
いま
土下座して謝れ。
いや、
謝罪などいらぬ。
今すぐ工事を中止しなさい !!!
絶滅危惧のジュゴン さらに危機的状況に 残り2頭も消息不明 環境団体「辺野古工事の影響か」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
2019年3月20日 10:10沖縄本島周辺で確認されていたジュゴンの1頭、通称「個体B」が死んだ。古宇利島周辺を主な生息域としていた個体Bは、辺戸岬から安田沖まで広範囲に移動していた記録があり、環境団体は名護市辺野古の新基地建設が影響した可能性を指摘する。残りの2頭も消息が途絶えており、沖縄のジュゴンは危機的な状況にある。(社会部・松田麗香)
沖縄でジュゴンは古くから食用として漁獲されたり、信仰の対象として民話に登場したりと、沖縄の人にとって身近な生き物だった。しかし、沖縄戦後の食糧難の時代に乱獲で数が激減。1972年に国の天然記念物に指定された。79~2004年までに、県内で漁網にかかったり死骸で見つかったりした混獲・座礁事例は18件ある。
07年から沖縄防衛局が実施した環境影響評価で、発見されたジュゴンはわずか3頭。残りは、個体Bの子とみられ大浦湾を行動範囲としていた個体Cと、嘉陽沖周辺の個体Aだ。個体Cは15年6月以降、個体Aも18年9月以降、行方が分からなくなっている。
控訴審が進行中
日本自然保護協会は19日の声明で、個体AとCが姿を見せなくなったのは新基地建設との関連性が高いと指摘。個体Bも、移動の際に土砂運搬船の影響を受けていた可能性があるとみる。
新基地建設を巡っては、03年9月に日米の環境保護団体などがジュゴン保護のために工事中止を求めて米国防総省を提訴。現在は連邦高裁で控訴審が進行中だ。今回の事態が訴訟の行方に影響するのか、現段階では見通せない。
訴訟に関わるジュゴン保護キャンペーンセンターの吉川秀樹さんは「数少ない1頭が亡くなり、沖縄のジュゴンはさらに危機的な状況になった」と国や県の保護を訴えている
< 追記 >
信じがたい。ジュゴンの死までヘイトとデマに仕立てて拡散する者たち。
ジュゴンだけではない。サンゴも殺している。
NHK は早急に安倍発言と辺野古土砂投入の検証番組を !!! - 安倍総理の大ウソを新春からお茶の間に届けた NHK 日曜討論の内容がすごすぎる件 - Voices from Okinawa