Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

なぜ在沖海兵隊はゴミを散らかすのか - ヤンバルの森にゴミを撒き散らかし、人前では清掃ボランティアの宣伝活動

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自分の善行を人に見られるために人前で行わないよう注意しなさい、と聖書 (Matthew 6:1) にもあるが、

 

あたかも、「偽善者たちが人にほめられるため、町なかで自分の前でラッパを吹きならす」(Matthew 6:2) ごとくのふるまい。それを地でいく広報戦略に長けた方々が、ここにいる。

 

まいど、まいどの

SNS を使った在沖海兵隊の善行アピール、ご苦労さま。

 

で、定番なのが、このクリーンアップ・ボランティアだ。

 

在日米海兵隊 - 今日は朝から米海兵隊キャンプ・シュワブの戦闘大隊の12名の隊員が、辺野古区の隣にある豊原区のシーグラ... | Facebook

今日は朝から米海兵隊キャンプ・シュワブの戦闘大隊の12名の隊員が、辺野古区の隣にある豊原区のシーグラスビーチに清掃活動に来ています。

 

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いままさに安倍政権が米軍基地建設を強行に進め、砕石も洗浄せぬまま海にぶち込んでいる、その辺野古の海岸近く、豊原区の輝くばかりの美しい海岸で、ビーチで遊ぶ人たちの前で、いそいそゴミ拾いとは、これいかに。

 

ネトウヨたちはこぞって米軍礼賛し、

感謝の嵐にたなびく。

 

 

 

しかし、無論これは在沖海兵隊の「よそいき」広報の姿である。

 

というのも、実際、彼らが根城にする訓練場を少しばかり覗いてみたらいい。

 

 

きったないな ! ! !

 

これである。自然遺産に登録されるべき、いのちの森、ヤンバルクイナノグチゲラなど、絶滅危惧種のやんばるの固有種がおおく生息する広大な亜熱帯の森を占領し、彼らがそこでじっさいやっていることとは。

 

この米軍基地と米軍廃棄物のせいで、固有種や絶滅危惧種にあふれるこの奇跡の森は、いまも自然遺産登録できないままであるどころか、ベトナム戦争当時の枯葉剤などの化学兵器汚染がどれだけあるのかも未知数のままである。

 

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場所は米軍北部訓練場高江のメインゲートを国頭向け 500~1000メートルくらい北上した西側

 

そこら中に散乱しているのは、

明らかに米軍が投げ散らかしたゴミクズ。

 

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米軍のレーション (戦闘糧食) MRE

そのクズゴミの山だ !

 

戦闘訓練の合間にレーション食って投げ散らかしているんだろう。いったい、やんばるの森のなかはどうなっていることやら、想像するのもおぞましい。

 

レーションとは軍隊の戦闘糧食。これが米軍の MRE のセットとその中身。

 

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S.C.Johnson 社製の虫よけスプレー缶まで (~_~メ)。

 

 

基地の外では、せっせとゴミ拾いしていても、

 

 

北部訓練場では実際この通りのゴミ散らかし。

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米軍がわざわざ基地の外にでてきて清掃ボランティア。それをいちいち SNS で投稿するのは、それがショーオフ、あるいは宣伝のためでないというなら、一体、何のためなのか。

 

ここはやんばるの森、

たくさんの固有の絶滅危惧種だけではない、

沖縄戦で県民のいのちをかばい、護ったやんばるの森だというのに。これでは怒りで涙も枯れる。

 

米軍によって撒き散らかされているのはレーションの袋だけではないだろう。

 

なにせここでは枯れ葉剤の散布も行われ、ゲリラ戦の訓練も行われていたのだから。どんなものが地中に埋もれていることか。

社説[北部訓練場汚染調査]枯れ葉剤を対象とせよ | 社説 | 沖縄タイムス+プラス

 

▶ 無責任米軍基地 - 嘉手納サッカー場汚染除去、かかった国民の税金は九億円、そしてアスファルトの駐車場になって帰ってきた件

 

政府は昨年返還された北部訓練場の部分をやんばる国立公園の指定区域にし、また世界自然遺産登録もめざしているが、

 

東京新聞:やんばる国立公園誕生 正式指定 世界遺産へ保護強化:社会(TOKYO Web)

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沖縄「やんばる」を国立公園に 世界遺産登録目指す

 

無論、このありさまで世界自然遺産の認定なんて、とうてい難しい話と言わざるを得ない。

 

そこに、米軍基地と

米軍汚染公害の原状回復責任を日本が国税で負うという日米地位協定がある限り。

 

日米地位協定では、米軍がいかに土地を汚染しようと、米軍に土地の原状回復の義務はない。それは放置された廃棄物や毒物だけではない。調査費用とクリーンアップ (毒物除去) の膨大な費用ごとすべて私たち国民に押しつけられる。

 

サッカー場の面積だけでかかった税金は九億円 !!!

 

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

そのことを知らずして、

熱烈感謝の嵐。

 

もし米軍が本当に県民のためのクリーンアップ活動をする気なら、

 

まずヤンバルいのちの聖地に撒き散らかしたゴミを拾い集めるのが先ではないのか ?

 

そして、過去の記録から、化学兵器や毒物処理の実態を一つ一つ公開するべきである。

 

それが文字通りの正しいクリーンアップ (部隊の遺棄品回収活動) というものだ。

 

もう一度ご覧ください。

これが海兵隊のネット情報公報活動。

 

外向きの広報と

実際の在沖海兵隊の実態である。

 

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