さらに奇怪なことを言いだした防衛局。天候のあれた夜のフロート「切断」話で被害届? 防衛局の眉唾話にだまされるな !
安倍政権のお膝元ばかりを見ている人には理解しにくいかもしれないが、
東京から最も遠く離れた地、沖縄。
そこに、米軍と安倍が語るところの「我が軍」が共用する巨大新基地を作る、
つまり、反対派を潰してでも辺野古を基地にすることこそが安倍政権の命運をかけた本丸なのだ。
だからなのか。
国連人権高等弁務官事務所が報告書を公表し、
沖縄での不当逮捕に言及し、「表現すること、特に抗議活動などを萎縮させかねない」「政府が過度な権力を行使している」と指摘しても、お構いなしだ。
つるりと不当逮捕をくりかえす。
昨日も再び、違法ダンプトラックを撮影するためビデオ撮影をしていた女性を「道交法違反」で逮捕。
6月1日午後4時50分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で抗議していた女性が道交法違反で逮捕されたことに対し、女性の身柄がある沖縄署前には市民ら約30人が集まりました。市民らは「ここに座り込め」を熱唱。「不当弾圧はやめろ」「仲間を返せ」と訴えています。#沖縄 #辺野古 pic.twitter.com/8L8n23HHdg
— 沖縄タイムス辺野古・高江取材班 (@times_henoko) 2017年6月1日
そんなに違法ダンプトラックの撮影をするのがまずいのか、起訴できるわけもない微罪をあげつらって、みんなの見ている前で女性に手錠までかけ、明らかに陰険な見せしめ不当逮捕だ。
しかも同日、海上では、こんな騒ぎが・・・
移設工事の辺野古 海上設置のフロートの一部が切断 | NHKニュース
アメリカ軍普天間基地の移設工事が進む沖縄県名護市辺野古の海上で、沖縄防衛局が立ち入り禁止区域を示すために設置したフロートの一部が切断されているのが見つかり、防衛局は近く、海上保安部に被害届を出すことにしています。
沖縄防衛局によりますと、フロートが切断されているのが見つかったのは名護市辺野古の海上で、アメリカ軍普天間基地の移設工事に向け、ことし4月、防衛局が事実上の埋め立てとなる護岸工事に着手した区域の近くです。
このフロートは立ち入り禁止区域を示すために張られていて、1日朝、複数の箇所に鋭利な刃物で切られたような跡が見つかったということです。現場では1日午前、切断された箇所をつなぎ直す作業や、海上保安部による現場検証が行われました。
防衛局によりますと、先月31日夕方まで異常はなかったということで、1日朝までに切断された可能性があるとして、近く、海上保安部に被害届を出すことにしています。防衛局は工事を着実に進めるため、ことし1月、フロートの上部にロープを張り巡らせるなど、移設に反対し抗議活動を行うカヌーなどへの対策を強化していました。
しかし、考えても見てほしい。
① 31日から1日にかけての悪天候
31日は、午前11時ごろから雨が降り始め、雷注意報もでた。ゴロゴロと雷もなり始めたので、抗議船、カヌーチーム共に、海上活動は午前中だけで終了となった。
前日の夕方には「異常はなかった」というのなら、この「犯行」時間は、31日の夕方から、1日の朝5時のあいだ。つまり悪天候で真っ暗な夜間8時間余りのあいだ) に行われたということになる。
いったい誰が、荒れた真っ暗な夜の海に秘かにくりだし、数か所のフロートを切ったりするかよ?
② 民間警備会社の職員が「発見」
「切断されている」のを発見したのは、見回り中の民間の警備会社の職員。しかも早朝の5時のことである。
③ いつもどこかが切れているフロート
しかも欠陥フロートが切れるのは日常茶飯事のこと。いつも数か所が同時に切れている。それを連日のように作業員が補修している。そのことを一番よく知っているのは現場の作業員のはずだ。
そんなフロートをなぜわざわざ切りに行く必要がある?
追記: 欠陥フロートでしょっちゅう切れるのは、フロートに取り付けたロープの部分。
今回切れていたのは、フロートの玉と玉を連結している部分。 つまり、フロートのライン自体が切れていたらしいということです。
5月31日の沖縄の天気
④ 最も遠い臨時制限区域フロート
しかも、このフロートはK9護岸工事付近の臨時制限区域内に設置してあるフロートであり、カヌーの活動現場から最も遠い場所で、そこまでカヌーではほぼ到達できないし、船団も容易に近づくことはできない。
もちろんそのことは海保が一番良く知っているはずのことだ。
そういうことだよ。
防衛局は海上保安部に被害届をだす予定だというが、こんな怪しげな話で、あやしげな「捜査」でもおっぱじめるつもりか。
フロート「切断」なぞ、いつも自然に切れているものを、こんな怪しげな話で、海上保安部に更なる警備強化を要請する腹づもりか。
ころび公妨から一歩踏み出し、
さてはヤラセ工房でも始めたか。
防衛局の眉唾話にだまされるな !