いや、
驚きましたね。
ちゃっかりギャンブル税収には預かるが、
そのマイナス面は、親族含めて「自己責任で」お願いしますと、
基地返還の跡地開発にカジノ誘致構想を進めている自民党の、その参議院選挙の候補がこれである。
「県民の利用を排除してでもIR施設を造るべき」- 基地と賭博で「潤う」、これが自民党の沖縄未来図
かつて、ここまで無神経な「自己責任論」があっただろうか。さすが、『新しい沖縄を創る県民の会』あさと繁信氏。
自由民主党沖縄県参議院選挙区第一支部長の安里繁信によると、ギャンブル依存症は「自己責任で完結」すべき問題であり、親族を含め「自己責任でリカバリー」してくださいということだ。
このギャンブル関連発言があったのは、安里氏が政策発表をした今月6月22日の前々日、那覇市内のとあるトークライブでのこと。
カネシマシュンにではなく、自分の名前だけにハッシュタグ付けてますね。安里氏らしいツイートです。
このあと21:00よりトークセッションを生配信いたします✌️#あさと繁信&カネシマシュン氏(昨年10月の沖縄県知事選挙の候補者)が『沖縄のミライ』を熱く語ります!@asato1969←で21:00より生ライブ配信🎥ご覧下さい👀
— 安里 繁信 (@asato1969) June 20, 2019
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そこで安里氏は、昨年10月の沖縄県知事選挙の候補者兼島俊氏とのトークライブにのぞんだ。
そして会場からはこんな質問が。
< 会場からの質問 > 沖縄県内、パチンコとかでギャンブル依存症になって破産する人とかも多いのですけどもそういう人に対しての対策はどう思いますか??? ・・・・
時間あわせしてあります。ご覧ください。
ギャンブル依存症ではなく、「ヘビーユーザー」!?
< 安里繁信 > はい、ありがとうございます。
パチンコとか遊技場なんか、あのいわゆるヘビーユーザーって方々の市場は毎年減少しています。でこれは何を意味しているかというと、10年ぐらい前かな、調べたときに、沖縄県民140万人いるじゃないですか。で、パチンコのヘビーユーザーってだいたい何人ぐらいいると思いますか。1,000人 !?
ギャンブル依存症は個人の嗜好の問題だと考えているひとはまずこちらの記事をご覧ください。
ギャンブル依存は少なく、しかも減少している !?
140万人暮らしてて、まあ有権者総数として、115万人として、だいたい1,000人ぐらい。それに近いぐらいの数字しかないんです。あれだけの店舗数があるから、もっといそうな感じなんだけども、この数っていま確実に減ってています。
沖縄県内で 1,000人 !? どこからのデータなのか。厚生省は、国内だけでもギャンブル依存症疑いが320万人いると推計している。あまりにも認識が薄すぎる。
ギャンブル依存症疑い320万人 厚労省推計、諸外国と比べ高く :日本経済新聞
ギャンブル依存症の疑い 成人320万人、月平均5万8000円に
ギャンブルの税金で税収が増える !?
で、少なくとも、上がった税金でもって税収が増えているという事実もあるわけですよ。ですからその業界そのものを否定するということ自体が、僕はもうおかしな話だなと思ってるんで、じゃあタバコは全部やめたほうがいいという話に、ややもすると似たようなところがあると思うんです。
奇怪ですね、ギャンブルの税収は増えているのに、ギャンブルの「ヘビーユーザー」が減っているとご都合論を主張する安里氏。煙草の禁煙政策においても日本は先進国からずいぶんと遅れてはいるが、進めている。ギャンブル依存症対策についてはこれからの段階だ。ギャンブルとタバコを同列に語ることで、むしろまったく説得力すらない。
#オキナワプライド は「自己責任」社会 !?
ですから僕らがこれから社会と向き合っていくうえで大事にしていきたいなと思ってるのは、自己責任だと思ってるわけ。
なにかにつけ、すべて政治の責任にするんじゃなくて、これを選択した自分が悪いっていうことに最期は行きつかないと、きっと日本人ってこれ以上成長しないと思うんです。
ギャンブル依存症は、親族を含め「自己責任でリカバリー」して !?
だからこの自己責任ということと、国は法律で定められてるギャンブルですから、それが認められているという現状は、僕は別に何も否定も肯定もしません。
ですからそこに対する手当というものは僕は自己責任という中でリカバリーしていくべきだと思うし、それを周りがどう、親族も含めてね、その自己の中でどう完結させていくかということだと思っています。
まったく何も理解していない。依存症というのは、自分でどうにもならなくなるから「依存症」だ。自分で認識できず、子どもや親族が徹底的に苦しむ。それが依存症だ。それをいったい「自己のなかでどう完結」するのか。つまり一言でいうと、安里は、この問題について何も知らないし、関わるつもりもない。苦しむ子供や家族を放置するということだ。ギャンブルで税収が入るという点だけを重要視している。
ギャンブルは、「自己責任でどうぞやってください」 !?
依存症というのはべつにアルコールもありますし、あげたらキリがないです。じゃあ酒も全部やめます、体に悪いからやめますとか、全部やめてたら産業が産業でなっちゃうですよね。だから自己責任という範疇で、法律で定められたものをそれぞれの選択の中で自己責任でどうぞやってくださいといことが今の社会かな、と僕は思っているので、深く深刻に受け止めていません。
ですから、二番目 (の質問) なんでしたっけ !? 。
安里氏は依存症問題を「深く深刻に受け止めていません」が結論 !?
これまでも当クラブが示してきたように、沖縄自民は、積極的に基地の跡地開発に IR カジノ誘致を構想してきた。
その自民党の候補である安里氏が、
・「ギャンブル依存症は自己責任」、
・「親族含め」「自己責任でリカバリーしていくべき」、
・「深く深刻に受け止めていません」
などと、ありえないだろう。何らの対策もせず、ただただ有効な税収源として県民をギャンブル産業にさらすつもりなのか、
- ギャンブル依存症ではなく、「ヘビーユーザー」!?
- ギャンブル依存は少なく、しかも減少している !?
- ギャンブルの税金で税収が増える !?
- #オキナワプライド は「自己責任」社会 !?
- ギャンブル依存症は、親族を含め「自己責任でリカバリー」して !?
- ギャンブルは、「自己責任でどうぞやってください」 !?
- 安里氏は依存症問題を「深く深刻に受け止めていません」が結論 !?
自民党沖縄県連は、安里氏のギャンブル「自己責任論」に関して、これが党のギャンブル依存症に関する全体的な方針であるのかどうか、明らかにしてほしい。
ありえんだろ
あさと繁信。
#オキナワプライド は自己責任