2017年4月26日
■ 嘉手納町の抗議決議 ■
嘉手納基地とは、沖縄市、嘉手納町、北谷町の3市町にまたがり、面積は約20平方キロ。約3700メートルの2本の滑走路がある東アジア最大級の米空軍基地である。
なかでも嘉手納町は面積の約82%が嘉手納基地として接収されており、町づくりなどに大きな制約を受けている。
嘉手納基地には、F15戦闘機を主力に約100機が常駐するほか、国内外の米軍基地から「外来機」も多く飛来。早朝、夜間を含めて戦闘機の離着陸は年間約7万回とされ、嘉手納町民は、基地の無い市町村民からは想像も出来ない騒音被害と墜落の不安に日々悩まされている。
つまり県内一、いや国内一の米軍基地負担を強いられているのが嘉手納町である。
その嘉手納町が、本日「訓練の全面禁止」を求める決議を出した。
日本国も米国も、重く受けとめて欲しい。
嘉手納町議会の決議をないがしろにすることは、沖縄県民全体が、断固許さない。
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2017/04/26 13:06 RBC
パラシュート訓練で嘉手納町が抗議決議
今月24日、嘉手納基地でアメリカ軍のパラシュート降下訓練が行われたことを受け嘉手納町議会は26日臨時議会を開き、訓練の全面禁止を求める抗議決議と意見書案を全会一致で可決しました。
アメリカ軍は今月24日、日米両政府が伊江島で実施することに合意しているパラシュートの降下訓練を嘉手納基地で6年ぶりに実施しました。
これを受け嘉手納町議会はき26日、臨時議会を開き、訓練の全面禁止を求める抗議決議と意見書案を審議しました。
當山均町議は提案理由について「風向き等の自然条件の変化によっては住民居住地への落下など町民を巻き込む事故に繋がり兼ねず断じて容認することはできない」と説明しました。
採決の結果抗議決議と意見書案は全会一致で可決されました。
嘉手納町議会は午後、沖縄防衛局に訓練の全面中止を要請し、27日以降アメリカ軍にも直接、抗議することにしています。