Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

嘉手納基地の駐機場拡張は、実質的な基地機能拡大だ! - 横田オスプレイまで沖縄に押しつけ傍観者然としているが、まさに本土メディアこそが「沖縄基地問題の当事者」だ

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町の総面積80%以上を基地に奪われた嘉手納町と、嘉手納基地のパパルーフ

 

 

本土初

オスプレイ配備となった横田基地

 

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当然予測できたことだが、

 

昨年10月に正式配備された米空軍オスプレイ CV22 の5機が、「ご近所」から相当嫌われていた。

  

それに対し、米軍の広報官は「合意違反との訴えが地元住民からあれば対応する体制がある」と、語ったが、

 

その対処とは、なんと横田オスプレイを沖縄へ持ってくる、というものだったようだ。

 

さっそく五日後にオスプレイが嘉手納に飛んできたことはお伝えした。

 

なんでもありの、

嘉手納はいまパンク状態だ。

 

100デジベル超え

そして連日のように何かを引き起こす。

 

2月4日、横田オスプレイが嘉手納に飛来

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

2月5日、在韓米軍烏山基地所属の U2 偵察機が落下物

そして翌日は在韓米軍所属機が二メートル近い金属部品を落下させる。

 

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

2月6~7日、夜間に鳴り響くサイレンと離発着の轟音

そして不気味なサイレンを鳴り響かせ、爆音をたてて連続して離発着の夜間訓練を二日間。もう気でも狂ったのかといいたくなる !

 

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

もう連日じゃないか。

 

そしてお次は、

駐機する場所がないといいだした。

 

当たり前だ !!!

 

横田から、岩国から、

また海外からの外来機がずらりと並ぶ

 

2月11日深夜から、住宅地に近いパパループに7機が移動

深夜にエンジン付けて移動とか、

いったい何考えてんだ !

県民への説明なしに旧駐機場を使用。

 

2月13日、防衛局が駐機場拡張工事を発表 → 沖縄に特殊作戦群の施設を「統廃合」とか、それが負担増大だろ !

またいつもの事後発表。 

 

防衛局によると、米軍は「特殊作戦群の関連施設が広範囲に分散配置されているため、1カ所に統廃合する」と説明したというが、

 

これこそが、横田基地の負担まで沖縄に統廃合するということじゃないのか !

 

2月14日、岩国基地の FA18 戦闘機4機が実弾積んで嘉手納を離発着

 

嘉手納の頭上を実弾を積んで横行し、

いったいどこに落として帰るのか。

  

岩国所属のFA18、実弾積み訓練か 嘉手納で離着陸

沖縄タイムス+プラス

2019年2月15日 09:18

【嘉手納】米海兵隊岩国基地所属のFA18戦闘機4機が14日、米空軍嘉手納基地で実弾とみられる爆弾を積んで離陸する様子が確認された。久米島町鳥島射爆撃場で訓練したとみられる。

 目撃者によると、同機は同日午前8時45分ごろに積み込み作業をし、同10時20分ごろに相次ぎ離陸。同11時20分ごろに実弾が装着されていない状態で全4機が嘉手納基地に戻った。

 

 

駐機場がたりないほど外来機を集め、

それで駐機場を拡張するなら、

 

つまり実質的な嘉手納基地の機能拡大である。

 

しかし、

そもそも、

日本の税金で新駐機場を建設したのが 2017年。

 

それでも足りないといって、

旧駐機場を勝手に使用し、

 

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

あげくに今度は駐機場拡張宣言。

 

そしてなんと、その拡張工事期間中は、最も住宅に隣接する通称パパループと呼ばれる区域を使用すると言い出したのだ。

 

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設備増設の工事着手か 米軍嘉手納基地・特殊作戦群 周辺自治体は反対 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

しかも、工事期間は二年間も続く。。。

 

考える頭がある者ならば、

記憶しておくがいい。

 

こういうことだ。

 

米軍は、新しいやつを作ってやっても、古いやつも使い続ける。移駐など、拡張するための口実にしか過ぎないのだ

 

嘉手納 駐機場拡張へ / 米軍着工 住宅地騒音増大恐れ

沖縄タイムス+プラス

2019年2月15日 06:00

 

【嘉手納】米空軍が、嘉手納基地内にある第353特殊作戦群の駐機場エリアの拡張工事に着手したことが13日、沖縄防衛局への取材で分かった。拡張後は、CV22オスプレイの訓練拠点となる恐れがある。駐機場拡張のほか格納庫の新設などが見込まれる工事は2013年に表面化して以降、基地機能強化につながるとして周辺自治体が反対していた。工事は約2年を見込み、期間中、米軍は「パパループ」と呼ばれる元駐機場を使う方針で、隣接する民間住宅地での騒音や悪臭被害が増大する恐れがある。當山宏嘉手納町長は取材に「住宅地付近への一時駐機を含めて絶対に認められない」と話した。

 

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 防衛局によると、米軍は「特殊作戦群の関連施設が広範囲に分散配置されているため、1カ所に統廃合する」と説明。「パパループに一時駐機するが、騒音が最小限になるようにする」と述べたという。着工は2月上旬とみられる。

 

 住宅地に近いパパループは数十年使われておらず芝生が植えられていたが、昨年春ごろから改修が始まった。町によると、米軍は昨年末、町にパパループへの一時駐機を伝えたが、當山町長が反対。町長は12日も、県軍用地転用促進・基地問題協議会の一員として在日米軍沖縄調整事務所などを訪れ改めて抗議した。

 

 周辺に住む照屋唯和男町議によると、12日朝までにMC130特殊作戦機が少なくとも7機、パパループへ移動。11日午後11時から翌午前0時ごろには、エンジンを稼働して移動した機体もあった。13日までにパパループを拠点に訓練を始めたとみられる。

 

 米軍は13年、駐機場拡張工事に向けて町に文化財調査の立ち会いを求める書類を提出。図面には拡張のほか、住宅地近くに格納庫やシミュレーター施設を造る計画が記されていた。 

 

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沖縄基地問題の「当事者」とは、いったい誰なのか

普天間の24機だけではない、

 

本土のオスプレイまで

沖縄に押しつけようとしているのに、

 

本土メディアは

まるで他人事のように基地問題や県民投票を語る。

 

「傍観者」感が充満する日テレの沖縄報道

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

 

実際に沖縄の「基地問題」は、「沖縄の」基地問題だと思っている、あるいは思いたいからだろう。

 

まさに本土こそが、「沖縄基地問題の当事者」であるという真実、

 

それは、それほどまでに受け入れがたいものであるのか。

 

 

沖縄の基地負担軽減、といいながら、

本土の基地負担まで沖縄に押し付けている

 

この現実に、

本土はしっかりと向かいあってほしい。

 

沖縄の基地問題

 

本土の「問題」だ !