Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

嫌われ者の横田 オスプレイCV22、地元住民の心を考え「対応する」と答えた数日後 → 嘉手納に「暫定配備」 - 4日前の星条旗新聞からわかる「嘉手納基地暫定配備」の舞台裏、これが本音丸出しの米軍対応

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これだよ。

 

危険なもの、めんどくさいもの、

ぜんぶ沖縄におしつける。

 

昨日4日、

嘉手納に4機の CV22 オスプレイが到着した。

 

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CV22が嘉手納基地に暫定配備|NHK 沖縄県のニュース

 

はぁ !?

 

米空軍は、なんだかんだと、

もっともらしい理屈を言い並べるが、

 

その前に、

 

皆さんに、ちょうどその4日前の米軍準機関誌 Stars and Stripes の記事を紹介したいと思うのだ。

  

www.stripes.com

 東京の住民が横田基地拠点のオスプレイによる光と振動に苦情

 

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第353特殊作戦部隊の空軍CV-22オスプレイの一群が、2018年4月5日に東京を飛行。

 

2019年1月31日

 日本の横田空軍基地、東京の西部にある米軍の自宅付近に住む人々は、空軍CV - 22オスプレイが頭上を飛んでいるときの振動と光について不満を持っている、とローカル報道は伝えている。

 

八王子市とあきる野市の横田から6マイルも離れた住民が、ティルトローター機が近くを飛ぶときに振動を感じている、と東京新聞は月曜日に報じた。昨年秋に横田に到着したオスプレイから光で照らされるのを目撃している人もいます。オスプレイが頭上にあるときに家の壁、ドア、窓が揺れる、と住民は新聞に語った。

 

 「夜に低くて重い騒音が迫ってきて、窓が小刻みに震える。墜落しないかと怖い」「下から突き上げられるような揺れを感じ、気分が悪くなる」と述べた。オスプレイはヘリコプターのようにホバリングしたり、飛行機のように飛ぶようにローターを前に傾けたりすることができます。

 

日米両政府間の協定によれは、彼らは「必要なとき」にのみ、横田の境界外でヘリコプターモードで飛行することが許可されている、と横田基地の広報官は語った。マイケル・デイビスは金曜日のEメールで言った。

 

東京新聞によると、秋島に住む65歳の男性が、1月上旬にオスプレイが人々の家の上をヘリコプターモードで飛行しているのを撮影し、これが定期的に起きていると伝えた。

 

八王子から来た69歳の女性は、地元の近所を照らす「サーチライト」について苦情を申し入れている、と同紙は報じた。航空機の着陸灯が接近中に点灯し、横田のUH-1 Hueyヘリコプターで使用されているものと似ているため、人々はサーチライトと混乱する可能性がある、とデイビス氏は語っている。「オスプレイの航空機は、個人の家を積極的に狙ってはいませんが、着陸進入のために入ってくると、誰かの家を一時的に照らす可能性があります」と彼は言う。

 

デイビスによれば、空軍当局者は定期的に地元の日本当局と面談して航空機の運航に関する質問に答え、懸念に対処している。「この開かれた対話は、私たちが私たちのコミュニティと良い隣人になることを可能にし、私たちに住民がどう心に感じているかを知る機会を与えてくれます」と彼は言った。「私たちは対話からのフィードバックを受け取り、作戦/訓練の目的と地域社会のニーズを満たすためのバランスを見出すために、職員と連絡を取り合います。」

 

 

昨年

4月から横田基地を拠点とした オスプレイ CV22 、

6月には一ヶ月で150回も離発着を続け住民を悩ましていたが、ついに、

10月、本土で初めて5機が正式配備された。

 

さらに今年1月早々に、防衛省は横田の離発着記録を停止した 

 

はいはい、防衛局は徐々に横田でも沖縄と同じことをやりだしたわけだ。防衛局、仕事しないなら、リストラすれば⁉

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

ところが、

まったく異なるのは米軍の対応だ。

 

東京新聞:オスプレイ振動、影響訴え 横田基地10キロ離れても住宅揺れ:社会(TOKYO Web)

2019年1月28日 朝刊

 米軍横田基地(東京都福生市など)に昨秋配備された米空軍の輸送機CV22オスプレイについて、基地滑走路から三~十キロ離れた地点でも、付近の飛行時に屋内が振動する影響が出ていることが分かった。日米合意で制限されているプロペラが上向きの垂直離着陸(ヘリ)モードでの飛行も常態化。サーチライトで住宅地が照射されたとの目撃情報もある。 (辻渕智之)

 自宅の壁や戸、窓などの揺れ、がたつきを本紙取材に訴えたのは、基地に接する市町のほか、八王子市やあきる野市の住民ら。「夜に低くて重い騒音が迫ってきて、窓が小刻みに震える。墜落しないかと怖い」「下から突き上げられるような揺れを感じ、気分が悪くなる」などと話す。

 基地周辺で航空機騒音の指標「うるささ指数(W値)」が七五以上の区域の住民は、過去の訴訟で「受忍限度を超える違法な権利侵害」を認定されてきた。しかし今回、CV22の振動を訴えた八王子の一部、あきる野の住民の家はその区域外にある。在来機の通過時には感じなかったという。

 振動の原因は、プロペラや排気から発生する低周波音とみられる。低周波音は人の耳に聞こえにくい百ヘルツ以下の音。遠くまで響き、遮断されにくい。沖縄県の調査では機体構造が同じ米海兵隊のMV22オスプレイの通過時、屋内の振動を起こす継続時間が他の回転翼機よりも長かった。

 ヘリモードは騒音が大きく、飛行が不安定との指摘もあるが、基地の外でも頻繁に目撃されている。米軍はCV22の横田配備前に「運用上必要な場合を除き、米軍施設内においてのみヘリモードで飛行する」と説明していた。

 昭島市の男性(69)は今月五日と九日の午後、住宅地上空をヘリモードで飛ぶ姿を動画で撮影。「基地着陸前に近くの拝島第二小学校の近くを通る時はほとんどヘリモード」と話す。

 八王子市の女性(70)は昨年九月の午後八時ごろ、基地滑走路から約五キロ離れた自宅付近を飛びながら近所の住宅地をサーチライトで照らすのを見たという。「狙われているようで驚いた。人をおびえさせる行為で許せない」と憤る。

 

 米軍は本紙の取材に「運用は安全を最優先とし、全ての飛行は日米合意に従っている」と回答。合意違反との訴えが地元住民からあれば対応する体制がある、と強調した。

 

いったい

この対応の違いはなんだ。

 

前述の星条旗新聞をもう一度確認しよう。

 

Air Force officials meet regularly with local Japanese authorities to answer questions about aircraft operations and address concerns, Davis said.

This open dialogue allows us to be good neighbors with our community and gives us a chance to find out what’s on the residents’ minds,” he said. “We take feedback from our meetings and communicate with base officials to work to find balance to meeting mission/training objectives and the needs of the community.”

 

デイビスによれば、空軍当局者は定期的に地元の日本当局と面談して航空機の運航に関する質問に答え、懸念に対処している。

この開かれた対話は、私たちが私たちのコミュニティと良い隣人になることを可能にし、私たちに住民がどう心に感じているかを知る機会を与えてくれます」と彼は言った。「私たちは対話からのフィードバックを受け取り、作戦/訓練の目的と地域社会のニーズを満たすためのバランスを見出すために、職員と連絡を取り合います。」

Tokyo residents complain of lights and vibrations from Yokota-based Ospreys - Pacific - Stripes

 

東京では、米軍は住民が心にどう感じているか知ろうとする努力をし、対処するらしい。

 

すごいよな。

 

我々が記録をとっている限り、

 

在沖米軍の

地元沖縄とのコミュニケーションのあり方は、

多くの場合、音信不通である。

 

ヘリが髙江で炎上墜落しても音信不通なのだから、翁長知事すら、「だめだ、米軍のほうから来なさい !」怒鳴ったほどだ。

 

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

つい5日前も、これだ。

 

米軍、沖縄県議会面会を拒否 空軍兵脱走で抗議 18航空団、理由示さず

琉球新報

2019年1月30日 11:05

 昨年12月に米空軍嘉手納基地所属の空軍兵が拳銃を所持したまま脱走した問題で、同基地の第18航空団と在沖米総領事館は29日までに、綱紀粛正の徹底を求める県議会の抗議・要請の受け入れを断った。県議会は昨年12月に全会一致で可決した抗議決議文を直接手渡す考えだった。議会事務局によると、第18航空団は理由を示さず、総領事館は「米国予算が凍結されているため」と説明した。

 議会事務局は当初、県議会に抗議を受けに来るよう呼び出したが断られ、その後、県議会が出向く方向で調整したが受け入れられなかった。要請を受けない場合はその理由も答えるよう求めたが、第18航空団は「要請を受けることはできない」と述べただけだった。

 昨年6月に嘉手納基地所属のF15戦闘機が墜落した際も米軍は抗議の受け入れを拒否。その際、米軍は「一義的には防衛局が対応する」としながら、事案によっては受け入れを検討する旨を県議会に伝えた。その判断基準は示していない。

 

 

話を戻そう。

 

横田基地オスプレイ問題に関して、広報官は、横田基地周辺の「住民が心にどう感じているか」を知る機会を定期的に持ち、問題に対処すると言った。

 

それが、

1月30日の「星条旗新聞」である。

 

そうして、

 

2月4日午前、横田基地は突如、嘉手納にオスプレイを暫定配備すると発表し、午後3時に既に、横田基地オスプレイ五機のうち、四機が嘉手納に飛来する。

 

これが何を意味するか、

どんな間抜けでもわかるだろうよ。

 

CV22が嘉手納基地に暫定配備

NHK 沖縄県のニュース

02月04日 18時37分

  

アメリカ空軍は東京の横田基地に配備されていた輸送機、CV22オスプレイを嘉手納基地に暫定配備し、沖縄で訓練を実施すると発表しました。
嘉手納基地では、5日から緊急時の対応訓練も行われ、地元周辺の自治体では騒音の増加が懸念されるとして反発が強まっています。

 

アメリカ空軍は4日横田基地に配備されていた輸送機CV22オスプレイ嘉手納基地に暫定配備すると発表し、午後3時前には、4機が相次いで嘉手納基地に飛来したのが確認されました。

 

アメリカ空軍は迅速に対応できる態勢を築くために、嘉手納基地で訓練を行うとしていますが、いつまでCV22オスプレイを暫定配備するのかは明らかにしていません。

 

アメリカ空軍第18航空団のケース・カニングハム司令官は「日本を防衛するなどの責務を果たすために、嘉手納基地におけるCV22の訓練受け入れは重要だ」とするコメントを発表しています。

 

また、アメリカ空軍は5日から今月8日まで、嘉手納基地で緊急時の対応訓練を行うとしています。

 

嘉手納基地では、岩国基地所属の攻撃型戦闘機や、偵察機といった外来機の飛来が相次いでいて、基地周辺の自治体で作る協議会はCV22オスプレイが暫定配備されることで、訓練や騒音の増加が懸念されるとして反発を強めています。

 

東京の住民の心を考え対処するとした横田基地は、そのオスプレイ CV22 をすぐさま嘉手納に送り出した。

 

岩国から既に何機もいすわっている上に、

普天間オスプレイだけでなく横田のやつまで押しつける。

 

米軍も、日本政府も、

沖縄の住民には対応しなくて済むからだ。

 

米空軍カニングハム司令官は「日本を防衛するなどの責務を果たすために、嘉手納基地の CV22 の訓練受け入れは重要」だとするコメントを発表したが、

 

日本を防衛する「など」の責務がそんなに大切で横田に配備したんなら、

 

責任もって

配備された本土で訓練しろ !

 

横田オスプレイは「暫定」ではなく「一時的な」と報道にクレームをつけてきた赤土防衛局は、それ以外に何かちゃんと仕事はしたのだろうか。否。今日の朝、さっそく落下物事件を起こす米軍と、何のろくな対応もしてない無用の長物、赤土沖縄防衛局。

 

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