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~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

嘉手納基地、日本の税金で新駐機場建設するも旧駐機場も使用 - 移転と見せかけ整備拡充する米軍にだまされるな !

嘘つき、あるいは詐欺 !

いつもの手口だが、在沖米軍施設の整理縮小と見せかけた施設整備拡充が進んでいる。

 

日本の税金157億円が使われた。

嘉手納の新しい駐機場建設のためだった。

 

見ていただきたい。これが嘉手納基地の実態。

住宅地の側の壁のすぐ向こうに広がる空軍機の駐車場。

 

※ 嘉手納基地内で移設される海軍駐機場。海軍の哨戒機が住宅地の目の前に並ぶ=2016年11月、嘉手納町琉球新報

 

これまでの米海軍駐機場は国道58号線のすぐそば、住宅地からわずか 200メートル先 ( ! ) にあり、航空機エンジンを調整する際の轟音や排気ガスの異臭は、近隣住民にとっては耐えがたいものだった。

 

そんな旧米海軍駐機場は、20年以上も前にSACO合意で嘉手納基地の滑走路奥に移設されることが決定したものの、

ようやく新駐機場が完成して移転したのは、今年2017年1月に入ってからのことだった。

 

念願の移転。

日本の税金157億円が投入された駐機場建設だった。

 

嘉手納の海軍駐機場、今月中に移転 民間地側から中央に - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

ところがどうだ、

そのすぐ後の3月には、米軍側は旧駐機場を取り壊すのではなく、「今後は外来機用の駐機場として活用する」と言いだしたのだ。

 

嘉手納基地の旧海軍駐機場、今後も使用か 米総領事が示唆「外来機が飛来した場合」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 

そして今回の電話の件である。

なんと、嘉手納町の當山宏町長が、東京に出張し外務省と防衛省に同駐機場を使用しないことを強く求めた直後のことだ。

當山町長の携帯に、在沖米軍第18航空団司令官のバリー・コーニッシュ准将がじかに電話をかけてきたという。

公式な手続きを踏まず、米軍司令官が個人の携帯に突然、電話をかけてくるなど、圧力ともとられかねない。

 

嘉手納町長と嘉手納基地司令官、携帯電話で40分激論 その内容は | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス

嘉手納町長と嘉手納基地司令官、携帯電話で40分激論 その内容は

2017年5月27日

 米軍嘉手納基地の旧海軍駐機場の使用を巡り、断固反対する當山宏町長と、必要性を強調する在沖米軍第18航空団司令官のバリー・コーニッシュ准将は25日に、携帯電話でお互いの主張を激しく闘わせていた。町長の強い反対にもかかわらず、米軍は26日になっても使用強行の姿勢を崩しておらず、當山町長は「私たちは無視されている。米軍には大きな不信感がある」と怒りが収まらない。

 當山町長によると、コーニッシュ准将から携帯電話に連絡があったのは、東京に出張し外務省と防衛省に同駐機場を使用しないことなどを求めた直後。

コーニッシュ准将はミサイル開発などを巡り緊張が高まっている北朝鮮情勢や在韓米軍基地の滑走路補修を理由に、同駐機場使用に理解を求めた。

 當山町長は「理解してというが、全く理解できない。SACO合意は何だったのか。日本政府も了解していない。一方的な米軍のやり方には町民の不満も高まっている」と、認められないとの強い姿勢を伝えた。 

 携帯電話にかかってくるのも初めてのこと。双方の意見は折り合わず、通訳を介したやりとりはおのずと熱を帯び、約40分間と異例の長さになったという。

 

米軍、嘉手納基地の旧駐機場再使用を通告 U2偵察機を暫定配備 | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス

 【中部】米太平洋空軍は26日、烏山基地(韓国)所属のU2偵察機4機と180人の兵士を30日間、嘉手納基地に配備すると発表した。滑走路改修が理由で、北朝鮮の動向を監視する。米側は4機のうち3機を旧海軍駐機場の格納庫を常時使うと沖縄防衛局に伝えており、反発の声が上がっている。

 

 

国民の税金で米軍嘉手納基地の新駐機場建設をした。

そして、SACO合意に基づいて駐機場を移転してもらった。

しかし住宅密集地から 200メートルしか離れていない旧駐機場も使用強行すると、事後報告だ。

 

これだよ。

米軍のいつものやり口。

SACO 合意など米軍にとって何の意味もない。

移転するからと言って、日本の金で新しく作るが、旧施設も使う。

 

 

だまされるな !

移転整理縮小と見せかけた

米軍施設の整備拡充 !