Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

投入土砂は黄金の土砂だった ! 値が付かないほど粗悪な土砂を「岩ズリ」と称し、岩ズリの四倍の価格で大林組 JV と契約 - 基地建設で潤うのは基地から最も遠い者たちだ ! 【 琉球セメント、一皮むけば宇部興産 ④ 】

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県民を、

いや国民を

なめくさった政治に歯止めがかからない。

 

辺野古基地建設の赤い汚職

第三回目の今日は、

 

まず最初に、本物の「沖縄県産黒石岩ズリ」というものを見ていただきたいのだ。

 

許田、国道58号線沿い。通りがかりにでもぜひ見ておいてほしい。これが本来の沖縄県産黒石岩ズリの色。

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そしてこれが実際に投入されている土砂。

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どっからどう見ても、

真っ赤だろ。

 

いったいこの土砂は何なのか、安和鉱山内のどこからどう搬出されているのか、建築業界の人間ですら首をかしげる

 

辺野古基地建設の赤い汚職 琉球セメントが辺野古に落としている土砂は、どんな土砂か - 大林組・東洋建設 ・屋部土建 のJV が防衛局と1立米1万円以上で契約したのは県産黒石岩ズリのはずだが、それが違法で粗悪な赤土にすり替えられている件【基地利権ゼネコンの闇】

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

 

そもそも岩を破砕したクズであるという「岩ズリ」自体が、石材としてはかなりランク下のものだが、

 

そのズリを、防衛局は埋め立てに使うとして、計画書には県産黒石岩ズリ (赤土10%) としながらも、発注時点で勝手に細粒分40%へとすり替えた。

 

そして実際に辺野古に投入されている土砂の正体はさらに未知数だ。立ち入り検査すらさせないのだから。

 

辺野古基地建設の赤い汚職 防衛局こそ県の立ち入り調査を受けいれない、その法的根拠を示せ ! - 1立米1万円以上の土砂、県産黒色岩ズリ (赤土10%) のはずが、40%で大林組 JV に発注【基地利権ゼネコンの闇】

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

ならば、

沖縄の赤土の単価はいくらなのか。

 

伊波参議院議員によると、

北部では、値すらつかない。

 

伊波 洋一 衆議院議員 on Twitter:

 沖縄県の平成29年度実施設計単価表より「赤土の単価」を探してみた。北部地区では値がつかず、中部で2550円~2850/㎥、南部で3200/㎥。宮古島で1420/㎥、八重山でも値がついてない。値がつかないのは公共工事残土などがあり購入の必要がないのだろう。 単価表⇒

https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/gijiken/tanka/documents/2904.pdf

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そして、もはや石材としてはランクにも乗らないような粗悪な赤土の土砂を、

 

この国は、なんと一平方米1万1290円という腰も抜けるばかりの金額で購入し、辺野古に投入している。

 

東京新聞:<税を追う>

辺野古の土砂、割高 1立方メートル1万円超 良質石材の倍

 

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で、防衛省沖縄防衛局が埋め立て用土砂の単価を県内の良質な石材の倍以上の1立方メートル当たり1万円以上と見積もり、業者に発注していたことが本紙の取材で分かった。防衛省の内規で、土木工事の材料単価は原則三社以上から見積もりを取ることになっているが、一社だけの見積もりを採用していた。石材業界からは「単価が高い」という指摘が出ている。(中沢誠)

 

 防衛局は採石場などで石を砕く時に出る「岩ズリ」という規格外の砕石を埋め立てに使用。岩ズリを含む埋め立て土砂に、サンゴなどの自然環境に悪影響を与える粘土性の「赤土」が大量に混じっている疑いが浮上している。沖縄県は土砂の検査などを求めているが、国は応じていない

 

 防衛局は二年前、都内の調査機関に県内産岩ズリの見積もりを委託し、単価を積算していた。本紙が入手したこの調査機関の報告書によると、十三社に岩ズリの見積額を尋ねた結果、回答があったのは一社だけで他は見積もりを辞退した。

 

① 三社以上から見積もりを取るという内規に違反

 防衛省の内規は「原則として三社以上から見積を徴収する」と定めている。ところが防衛局は、この一社が提示した見積額をそのまま採用海上運搬費を含め一立方メートル当たり1万1290円で、埋め立て工事の予定価格に反映した。先月から土砂を投入している工区は、防衛局が予定価格76億円で大林組などの共同企業体(JV)に72億円で発注している。

 

➁ 通常の岩ズリより更に質が落ちる四割の細粒分

 防衛局の仕様書では、埋め立て土砂は岩石以外の粘土などの細粒分が40%まで混じってもいいとしており、岩ズリだけを使うよりも品質はさらに落ちる。

 

➂ 岩ズリよりも良質な「雑石」ですら一立方米 4,750円

 沖縄県公共工事の資材単価表では、岩ズリより良質な石材「雑石(ざついし)」を辺野古周辺で使う場合、一立方メートル当たり4,750円(運搬費込み)と積算。また、国の出先機関沖縄総合事務局は、那覇地区で港湾工事に使う場合、岩ズリの単価を同 3,550円(同)と積算している。

 建設資材の価格を調査している建設物価調査会(東京)の担当者は「岩ズリは相場観が出づらいが、通常、路盤材に使う一番安価な石材より安く取引される」と説明。一番安価な「クラッシャラン」という石材でも、沖縄本島の相場は運搬費込みで一立方メートル当たり四千円前後という。

 業界団体の日本砕石協会(東京)も「地域や用途、ストック量によって変動はあるが、一立方メートルで一万円というのは高い」とする。

 

④ 粗悪な土砂で粗悪な詐欺、濡れ手に粟の計算だ

◆埋め立て費 拡大の恐れ

 沖縄防衛局が着工前に沖縄県に示した計画では、辺野古の新基地建設の工費を2,400億円と試算。このうち土砂の埋め立てに 1,400億円かかるとしている。

 埋め立てに必要な土砂は2062万立方メートルで、東京ドーム17個分に相当。うち 8割が岩ズリを使う。

 

建設予算は「岩ズリ」詐欺のからくりで膨大に増える

 今回明らかになった一立方メートル当たり11,290円の単価で計算すれば、岩ズリの購入費だけで 1,856億円に上り、防衛局の試算を大きく上回る。今後は県外からも調達することになっており、輸送費を考えればさらに費用が膨らむ可能性がある。

 

⑥ それでも「適正な発注」と国民にウソをつく防衛省

◆適正に単価を積算

防衛省整備計画局の話> 沖縄では大型工事も多く、需給の変動が大きい。しっかり価格調査を行い、適正に単価を積算し発注した。

東京新聞

 

 

なんとおいしい

岩ズリ利権。

 

 

いま、

次々とダンプで辺野古に運び込まれている土砂は

 

沖縄にとっては、

サンゴを殺す、

なんの値もつかぬ真っ赤な土砂だが、

 

東京のえらいさん方々にとっては

数枚の書面で濡れ手に粟の、

黄金色 (こがね) に輝く金の土砂だということだ。

 

ダンプで運べば運ぶほど黄金が入る !

 

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庶民には

パンくずすら落ちてこない。

 

基地建設というカラクリで、

湯水のように垂れ流されているその金は。

あなたがたの金ですよ !

 

 

官製岩ズリ詐欺

 

基地建設で潤うのは

基地から最も遠い者たちだ !