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希少サンゴ9群体の移植を許可、なぜ? を読み解く

怒り心頭である。

 

辺野古の海への土砂投入まで後一ヶ月となり、知事の埋め立て承認「撤回」の日取りも徐々に具体化してきた。知事の意思は変わらない。

 

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さらに絶滅の恐れのある野生生物をまとめた「レッドデータおきなわ」に、新たに辺野古大浦湾に生息する生物が4種類追加された。

 

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しかし、この場におよんで、このニュースだ。

 

13日、県は、国が要請していた希少サンゴ9群体の移植を許可した。埋め立て承認撤回を目前に控え、この場に及んでいったいどんな料簡だ、と怒り心頭である。

 

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なぜなのか、その苦渋に満ちた背後状況はあまりネットでは伝えられていない。ので、ここに掲載しておく。

 

【解説】判断先送り、県が不利になる可能性も 辺野古サンゴ採捕許可 | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス

沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事を巡り、翁長雄志知事は13日、沖縄防衛局が申請していた「オキナワハマサンゴ」を移植するための特別採捕を許可した。埋め立て土砂投入が控えており、新基地建設に反対する市民からの反発は必至。だが、行政手続き的には要件がそろえば許可せざるを得ず、知事の埋め立て承認撤回後に予想される裁判でも、移植に係る手続きの不備を指摘されかねないとの懸念もあった。

 県は、一度許可したサンゴで食害が見つかったことを契機に不許可に変更したり、移植や食害対策の計画が合理性を欠くとして計画を再考するよう求めたりして、埋め立て区域内に生息するサンゴの採捕許可の判断を先送りしてきた。

 一方、国は県の求めに応じて複数回にわたって照会に回答し丁寧に対応してきた。県が許可の可否を判断する標準処理期間の45日は過ぎており、事務方としてはこれ以上の遅延はできないと判断した。

また、知事は土砂投入前に、撤回に踏み切る公算が大きい。採捕許可を無理に長びかせれば、撤回後に予想される裁判で行政手続きを巡って法的な不備を指摘される恐れがあり、県にとって不利な材料となることも想定された。

 知事は工事を止め得る「知事権限」を使い、「あらゆる手段で(建設を)阻止する」としていたが、岩礁破砕許可も国の漁業権の解釈変更で事実上、無力化され、採捕許可も有効なカードとはならなかった。土砂投入が迫る中、知事が明言する「撤回」がさらに注目されることになった。(政経部・嘉良謙太朗)

 

 

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知事が撤回に踏み切るまで、あと一か月。そのあとで続くだろう裁判などで、国は沖縄県の行政手続きや法的不備を攻撃してくるだろう、それに対する予防策である。

 

かたや政府は、不備や不履行ばかりで工事を進めてきたというのに。

 

そもそも移植の技術も持ちえない防衛省が、どうやって移植するというのか。前人未到の大規模なサンゴ「移植」とは、単に切り取って他所の海に投げ捨てることでしかない。

 

菅は、11日の会見で、辺野古を着実に進める意思を語り、その新基地建設が「一日も早く実現することによって負担軽減が可能になる」と語った。

 

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しかし、嘉手納基地一つを例にとっても、軽減されるどころか負担はますます増大し、また、基地公害の回避のため新駐機場を「作って差し上げ」ても、合わせて旧駐機場も使用する。嘘づくめ。

 

それでも政府は「沖縄の負担軽減」というのだ。

 

そんな姑息な詭弁と、それをごり押しする政権、そして国民の圧倒的無関心とニンビー、そこに繁茂するヘイトとデマを相手にしているわけだ、沖縄は。

 

それは並大抵なことではない。

 

醸される陰謀論や疑念に惑わされることなく、この政権の欺瞞に満ちた姿を見ていただきたい。

 

大浦湾に絶対に土砂を入れさせない、

辺野古に絶対に米軍基地を作らせない、

そのために。