嗚呼、亡国のイージス - なぜイージス・アショアの価格は上がり続けるのか - 陸上イージスとカジノ法案の接点
国民不在の日本政治。【報ステ】『イージス・アショア』導入費用が膨張?
はいはい、皆さん。
予想通りのことが起こってきましたね。
でたー
— 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@tasaki_kanagawa) July 23, 2018
イージス・アショア、従来見積もりより2〜3割増額…。
「防衛省が2023年度の配備を目指す陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』2基の導入費用が従来の見積額より2~3割増え、2500億円前後に上る見通しとなった」 https://t.co/4Qfl4AqZLR
おぉ…さらにきた!
— 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@tasaki_kanagawa) July 23, 2018
イージス・アショア、当初の3倍。2基で6千億円。
「当初の想定以上に費用が膨れあがった」
「また、イージス・アショアに搭載する新型迎撃ミサイル『SM3ブロック2A』は1発30億~40億円」
2基で総額6千億円超 想定の3倍にhttps://t.co/RFrRS4PxiW https://t.co/KMDWcRndBk
まとめると、ざっとこんな感じだろうか。
当初の防衛省発表価格
➡ 1基800億
去年12月
➡ 2基2000億円
今月7月22日
翌日7月23日
➡ 2基で6000億円超 ← 今ここ
当初の発表の3倍以上に価格が上昇した場合、
あなたはその商品を購入するだろうか。
例えば1,600万円で提示のマンション、
それが半年後に6,000万円といわれた場合の話だ。
それでもカネ出すバカがいたら教えてほしい。
なぜならば、こういうのを
契約違反、あるいは詐欺というからだ。
なぜ米国産兵器はいつも最初の購入金額から倍増していくのか。そして、それでもなぜ日本政府はよろこんでそれを受け入れるのか。
F35戦闘機も42機と追加購入決定。1機89億円の契約が、昨年2017年には1機147億円。これも今から価格はどんどん上がるだろう。
FMS 方式については、ここを参照。
購入金額だけで語ってはいけない。
維持費はどうだ?
防衛省は2023年度に、新たな弾道ミサイル防衛システム『イージス・アショア』2基を、秋田市と山口県萩市にある陸上自衛隊の演習場への配備を目指している。
しかし、地元はイージス・アショアができることで攻撃対象になることや、レーダーから出る強力な電磁波を心配している。
当初、防衛省は、イージス・アショアの導入には1基800億円かかるとしていたが、去年12月には1基1000億円に修正。さらに、政府関係者によると、2基で5000~6000億円かかるかもしれないという。
小野寺防衛大臣は23日、「イージス・アショアについては、どのようなレーダーシステムにするかという具体的なことは決まっていない。どのような装備、そして、維持費がかかるかということを言及できない」とした。
どのような装備で、年間維持費がどれだけかかるか、いまだに未定だというのに、購入などできるわけもない。
しかも、イージス・アショアはもう必要ない。
世界は、日本の政治家の脳みそ並みに停止してはいない。時代は常に流動的なのだ。
ムリに購入する必要がないものを、
米国の言い値どおりに
三倍以上の価格で騙されて買う政府、
そういう日本を、
世界中が奴隷国家としてあざ笑う。
そういう政府を、
世界中が奴隷国家としてあざ笑うだろう。
そもそも、こんな戦前戦中のような
国民の危機感あおりを繰り返し、
戦時中に町なかで突如として行われる「訓練」と称する恐怖感あおり。当時8歳だった岡田真澄さん (俳優) の記憶には、それがものすごい恐怖であったと語る。
そしてトランプの強引な武器セールスで購入決定。
まさに亡国のイージス。
国民からの税金を
アメリカに湯水のように貢ぎながら、
肝心の地元住民のことなど、お構いなしだ。
秋田県の佐竹知事ががんばっている !
沖縄の基地問題も、秋田県や山口県のイージス・アショアも、都市部以外の日本中を巻き込む原発問題も、日本にある、ありとあらゆる問題は通底している。つまり、国民に由来する税金を吸い上げている日本政府が、肝心の国民を無視した政治をし続けているというものだ。
日本の「国民不在」の日本政治。
日本政府が早急に「被災地支援よりカジノ法案」に走ったのも、
トランプ大統領がカジノとホテル複合施設経営会社トランプ・エンターテイメント・リゾーツの創設者であることを考えれば、わかりやすすぎる話だ。
つまり、
これからこの地図に
日本も赤く塗られるという事だ。
赤で示されている国は、トランプ・オーガナイゼーションが所有・ライセンス契約を行っている資産がある国。(2016年12月時点)
カジノ法案も、米国のカジノ巨大資本による日本の市場参入を可能にさせる。また、カジノ法案の狙いの本命は沖縄の知事選も絡んで、沖縄にという声もある。これについてはまた後に検証したい。
そもそも、
西日本大豪雨の被害が拡大し、死者も224人以上の未曽有の災害のさなか、この政権が何をしていたのか、
宴会、
7人の死刑を執行、
たかだか20億円の緊急支援で*1
減らすといっていた議員定数を増やし、
カジノ法案を可決し、
あげくに3倍の価格でも陸上イージスを買うと言い張る。
山河荒れて、イージスあり。
この政府は、
国民の税や福利など眼中にはない。
ミリオタ少年のように軍事に夢中。
山河荒れてミサイル配備、
そんな政治でいいなら
どうぞ今後も安倍自民をお選びください。
*1:
被災者支援に20億円=政府、豪雨で予備費拠出:時事ドットコム
緊急支援の桁が違うだろう。初動を誤ると被害は拡大する。軍事に使いすぎて今の日本は予算がないのか。二十億円ならジャニーズでも出せる。
嵐の義援金20億円 大震災から豪雨まで8年間支援 - ジャニーズ : 日刊スポーツ