Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

勝手に米軍訓練空域は拡大され、合意など無視して民間機は迂回させられ、横田オスプレイも危険な訓練は沖縄で実施「決定」 - これが、いわれるままにこっそりと沖縄をさしだす日本政府の姿です

 

なにがイーグルで、なにがタイビーだ?

 

この地図を見てほしい。

まさに沖縄は米軍訓練空域にぐるりと包囲されている。

 

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1. 秘密裏に米軍の訓練空域が拡大されている

 

何が沖縄の「基地負担軽減」なのか。

 

 

誰が勝手に決めているのか、

 

米軍の訓練空域はますます拡大し、沖縄の空が差し出されている一方で、あったはずの合意もどこかに消えている。

 

運用の名の下の「米軍優先」 公表せず秘密裏に訓練空域が拡大

沖縄タイムス+プラス

2018年3月27日 13:19

 【解説】米軍の臨時訓練空域「アルトラブ」が、既存の訓練空域の範囲を大幅に越える形で設定されていることが明らかになった。あくまでも「臨時」であることを盾に、一般に公表されることはなく、事実上、秘密裏に米軍の訓練空域が拡大されていた。


 県のまとめでは、県内には米軍訓練のための空域、水域が計49カ所設定されている。設定を公表しているのは、航路への航空機、船舶の接近を避け、危険を回避するためだ。

 

 今回のアルトラブは一部の航空関係者への公表にとどまり、国土交通省も設定範囲を「把握していない」としている。非公表での訓練空域の拡大は、日米両政府が進める日米安全保障政策への不信感を増幅させるものと言える。

 

 アルトラブを定めたのは、1975年5月の「航空交通に関する日米合意」だ。米国が軍用機を運用する際、日本側へ空域使用要請を申し出、日本は「便宜を図る」と取り決めている。

 

 日本側は、米側の申し出に応じ、アルトラブを設定した。だが、現在でも沖縄周辺には広大な訓練空域が設定されており、なぜ追加的な空域指定が必要なのか一切明らかにしていない。

 

 そもそも日米合意は「便宜を図る」であり、申請を無批判に認めるものではない。使用目的さえ公表せず臨時空域を認めることは運用の名の下の「米軍優先」であり、米国への従属の形の表れと言える。(政経部・大野亨恭)

  

2. また合意などなかったことに⁉ 民間機が迂回させられる

 

米軍、民間機の伊江上空飛行認めず 85年日米合意、形骸化

琉球新報

2018年3月30日 06:30

 

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 1985年に日米両政府が米軍伊江島訓練空域の上空5千フィート(1524メートル)以上の飛行を民間航空機に認めると合意したことについて、在沖米海兵隊は29日までに、訓練空域が「使用中」である場合は通航は認めないとする認識を示した。日米合意が形骸化していることが改めて浮き彫りになった。85年の合意が有効かどうかについての言及はなかった。県外から那覇空港に着陸する国内便は伊江島訓練空域を迂回(うかい)せざるを得なくなっている。

 米海兵隊は「伊江島訓練空域で軍事行動が取られていない時には、民間機による上空飛行は規制されない」とした。一方で「空域が使用中の場合、管制官が周辺の民間機に進路変更を指示する」とし、高度5千フィート以上であっても通航は認められないとの認識を示した。


 民間機による伊江島訓練空域の上空飛行については85年3月の衆院予算委員会で、運輸省(現国土交通省)航空局長が、那覇到着便に対して5千フィート以上の飛行を認めることで米側と合意したと説明した。


 米軍は伊江島訓練空域では通常低高度で訓練しているため、5千フィート以上であれば、訓練空域が使用中でも米軍の運用に支障なく民間機を通すことができることが背景にあった。


 国会答弁で運輸省は85年4月からこの合意を実施すると説明していたが、航空関係者によると、その数年後には再び上空飛行が禁止されるようになった。現在、伊江島訓練空域は高度1万5千フィートまでを進入禁止としており、訓練場が「使用中」の場合は北方面から那覇空港に着陸する民間機は、管制の指示に従って同空域を避けて大回りしている。航空関係者によると、迂回が常態化している。


 一方、国土交通省那覇空港事務所は28日、米側の見解について「日米両政府の同意がない限り、合意があるかないかも含めてお話できない」とした。

 

結局、米国側の「合意がない限り、合意があるかないかも含めてお話できない」などと、

 

つまりアメリカ側が許可しなければ、合意があるか無いかも、こちらは知ることができない。つまり、アメリカ側が認めなければ、また「合意など存在しない」ことになる。

 

 

3. 横田配備オスプレイも危険な訓練は沖縄で実施すると「決定」

 

日米両政府にとって都合のいい「決定」ですか。

オスプレイ横田基地に配備しても、危険な訓練は、わざわざ沖縄でやりますと。

 

それを「米国が伝えた」ことにする日本政府。

 

横田基地の「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」さんは、この説明をどう受け止めたのだろうか。

 

横田基地オスプレイ訓練を沖縄に押しつけることは、本土では、どう受け止められるのだろうか。

 

何でもかんでも、

沖縄に押しつけるな !

 

本土は沖縄に甘えるな !

 

 

横田配備のオスプレイ、沖縄で夜間訓練も 事故率はMV22より高く

琉球新報

2018年3月29日 06:20

 

 【東京】防衛省は28日、米軍横田基地(東京都福生市など)へ配備予定の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイについて、米側から沖縄県内の訓練場で、夜間飛行訓練と空対地射撃訓練、離着陸訓練を実施すると説明を受けたと明らかにした。CV22は県内で空対地射撃、離着陸訓練を実施することは明らかになっているが、夜間飛行訓練も実施することが判明した。

 

 横田のCV22や普天間飛行場所属のMV22オスプレイ配備撤回を求める「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」(湯浅一郎代表世話人)が国会内で実施した政府に対する要請の場で説明があった。

 CV22は飛行時間が7・4万時間とMV22と比較して少なく、10万飛行時間当たりのクラスA事故率は参考値ながら4・05で、MV22の3・24を上回っている。

 米国防総省はCV22の配備が2020会計年度に遅れると発表している。MV22の事故率は今年2月に3・24に修正されたが、過去最悪に上昇している。政府は普天間への配備当時、事故率は配備後下がる傾向にあると指摘していた。

 

 

そんなに日本の空で訓練したいなら、ネトウヨの空や、安倍の空でやればいい。

 

さぞかし文句なしの、

いい空が提供できるだろう。

 

 

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