翁長知事の会見
2017年2月7日
■ 翁長知事の会見 ■
工事の強行は日米安保に大きな禍根を残す
夕刊17/02/07 (火) 18:16 OTVニュース
辺野古の海上作業が本格的に始まったことを受け翁長知事は、
「県民感情はアメリカ軍全体への抗議に変わり、日米安保に大きな禍根を残す」と述べ、工事開始を批判するとともに国の強権的な姿勢を牽制しました。
(翁長知事)「このまま日米両政府が工事を強行するのであれば、これに反対する県民の感情的な高まりが米軍全体への抗議に変わり、ひいては日米安全保障体制に大きな禍根を残す事態を招くのではないかと危惧しています。」…先ほど記者団の取材に応じた翁長知事はこのように述べ、県が事前の協議をするよう再三求める中それを無視する形で工事を強行する国の姿勢を厳しく批判しました。
その上で翁長知事は、辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回も視野にあらゆる手段で移設計画を阻止する考えをあらためて示しました。
「基本的にあらゆる手法を尽くして止めると言っているわけですから、撤回を視野に入れているというのはいろんなところで申し上げているところであります。」
…県はきょう、工事を直ちに中止し汚濁防止膜の設置計画の詳細を県に示すよう求める文書を沖縄防衛局に送りました。
翁長知事はこうした行政措置を繰り返し、国の手続きに不備があるという根拠を積み重ねていくことで、埋め立て承認の撤回に踏み切ることが可能な法的条件を整えたい考えです。