かつては沖縄の公明党に金城勉あり、といわれ、県民の生活を守るため、反基地の揺るがぬ平和の声をリードしてきた、といわれた人物だが・・・。
今は、真逆である。
名護市長選挙でも、今回の知事選挙でも、公明党と創価学会が気炎を上げ、辺野古基地推進派の候補を総力をあげて応援する。
さらには名護市長選挙でごみ処分場を取材し、いい加減なデマ動画まで作って拡散したのは、なんと公明党青年部だった。
口では、辺野古新基地建設に反対といいながら、なぜこんな真逆の活動ができるのか。
佐喜真淳氏が知事に選出され、また、あの仲井真氏の時のように辺野古の埋め立て承認を出すことになれば、公明党としてどうするのか、琉球朝日放送がインタヴューをしている。
金城勉氏の表情は曇り、言葉は表情以上に曖昧で、漠然としており、それとか、これとか、指示語ばかりで、何を言っているのかよくわからない。
公明党県本部 金城勉代表
「4年前は皆さんご存知のように、選挙の前年の12月、2013年の12月に、我々公明党県本部として、この辺野古移設について、『不承認』を(仲井真)前知事に提言を致しました。そのあと2週間後に(仲井真)前知事が『承認』という結論を出したために、やはりこれだけの大きな問題、知事選にも絡むことだし、ちょっとこれまで通りにはいかないということで自主投票という判断をいたしました」
「そして4年が経過した今日、残念ながらやはりこの基地問題、普天間の辺野古移設問題というのは大きな県政の課題になっていて、いまだにその国と県とのいろいろな議論がまとまらないと。だから基地問題だけで県民生活にかかわる重要な政策が滞るようなことがあってはいけない。多くの政策を前に進めて行く。そういう約束をして政策協定に至ったわけです」
金城記者
「(仮に当選した場合)佐喜眞さんが再度、(埋め立て)承認という形に転じた場合、公明党県本としてはどういう立場を取られますか?」
公明党県本部・金城勉代表
「これはもう仮定の質問ですから、佐喜眞さんがそういうふうになるかどうかというのは分かりませんし、また本人 (佐喜真淳氏) がそういう発言をしたこともありませんから、そこはコメントできません。ですからそこはやっぱり知事になってどうするのかということについてはまだ本人と話し合ったこともありませんから、そこはコメントできないということです」
金城記者
「県外移設を堅持しながら、選挙では辺野古の争点化を避ける。『平和の党』を標榜する公明党の矛盾だと指摘する声もあります。公明党支持者には、どのように映るのでしょうか。注目したいですね。」
つまりこういう事だろう。
Q: 佐喜眞さんが辺野古基地建設を承認したら公明党はどうするのか
公明党県本部 金城勉氏
① 佐喜真淳氏が辺野古承認するかどうかわからない ← それで支持?
➁ 佐喜真淳氏が辺野古推進のような発言をしたこともない ← 何度もある !
③ 辺野古新基地建設について佐喜真淳氏と話し合ったこともない ← そんな無責任なことがあるか !?
➃ だからコメントできない ← は!?
辺野古基地問題を、佐喜真氏といまだ「話し合ったこともない」し、コメントもできない、というのに、なぜこれほど創価学会の総力をあげ、佐喜真を支援しているのか。
まったく非論理的な狂信としか言いようがない。
さきま 淳 - 昨日の地方公聴会での私の発言 | Facebook
そして
先日の討論会
佐喜真氏「安保は国が決定」
玉城氏「『建白書』を実現」島田 争は何か。
玉城
辺野古埋め立て承認撤回の是非だ。普天間飛行場の閉鎖返還と新基地建設断念を求める建白書の実現を掲げる。
佐喜真
普天間飛行場の返還だ。中部圏域の基地返還で1000ヘクタールの土地が返ってくる。70年、100年の投資をしてもらう。
玉城
佐喜真さんは2017年2月17日の公聴会で「日米両政府は辺野古が唯一であり継続使用を避ける唯一の手段であると言っている。それを否定できない」と述べている。辺野古移設推進ではないか。
佐喜真
基地問題、安全保障問題は国が決める。地方自治体は外交権がない。国会議員あるいは政府がそれしかないと言ったら「いや、これじゃ駄目だ」と言うことは「じゃあ(普天間の)固定化を目指しているのか」と言われかねない。
デニーさんのような方々がしっかりと政府は県外に移せと努力すればいいが、われわれには努力の限界がある。辺野古の話ばかりするが、➋ 宜野湾市民は悩み苦しんできた。
こうやって、なげやりな言い方に終始する佐喜真氏。
保育園への部品落下事故から9カ月。「宜野湾市の対応を多くの人に知ってほしい」とチーム緑ヶ丘1207のメンバーが会見。市長が事故当日に来園したもの、その後市の訪問があったのは先月なかばだったことを明らかにしました。県の対応、故翁長知事への感謝が語られました。
自分は、保育園への落下物について保護者たちが宜野湾市長だった佐喜真氏に、現場に来てほしいと頼まれたのになかなか行かなかった(市役所から10分もかからない距離だ!)こと、会いに行っても真摯に向き合わなかったこと、米軍が否定したとしても市民が何かしらの危機に遭ったかも知れなかったのに→
— rainforest (@foresetmagic) September 15, 2018
言うまでもなく、公明党県本部 金城勉さん、そして創価学会の皆さんも、これらのことをよーくご存じのはずだ。
次の県知事選は、沖縄の学会員の「良心」が問われる選挙と言ってもいい。
平和の平和と良心の理念が、まだ、沖縄の学会員のこころのなかに生きていることを切に願う。