Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

『標的の島 風かたか』予告編と監督インタビュー

2017年3月27日

■ リテラ『標的の島 風かたか』三上智恵監督インタビュー ■

宮古島石垣島が米中戦争の捨て石にされる!『標的の島 風かたか』監督が語る南西諸島自衛隊配備の本質

不安クラブ沖縄戦シリーズ72年前のきょうもあわせてご覧ください。

慶良間諸島の米軍上陸の前夜に日本軍は本島に撤退した。
残されたのは島民と若干名の特攻隊員と800人の朝鮮人軍夫だけだった。
http://neverforget1945.hatenablog.com/entry/1945/03/26/000000

また本島上陸の際も日本軍は「沈黙戦術」を保ち続けた。
一発も反撃することなく、山の上で眺めつづけていた。

降り注ぐ砲火のなかを逃げ惑い、集団自決に追い込まれていった歴史は、
戦争というもの、軍というものの本質をあぶりだしている。

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2017.03.24 リテラ

映画『標的の島 風かたか』を監督した三上智恵氏

「あまりにも悔しい。いまの状況が、悔しい」

 3月25日より東京で公開されるドキュメンタリー映画『標的の島 風(かじ)かたか』先行特別上映の舞台挨拶に立った三上智恵監督は、目に涙を溜めながら、切実な声でそう語った。

 無理もない。琉球朝日放送のアナウンサーでありディレクターとして真っ先に高江のヘリパッド建設工事の問題を追い、映画監督として辺野古を守ろうとする市民たちと権力側の蛮行をフィルムに焼き付け、沖縄の現実を伝えてきた三上氏だが、ここ最近の沖縄をめぐる状況は、誰の目にも異常だ。

 昨年7月の参院選でのオール沖縄の勝利の翌日から露骨にはじめられた高江でのヘリパッド建設工事、辺野古の埋め立て承認取り消し処分を求めた訴訟での最高裁による不当判決、そして山城博治さんの約5カ月もの非道な拘留。4月にはひとりの女性の命がまたも米軍属の男によって奪われ、12月にはオスプレイが300メートルほど先には住宅があるという場所で「墜落」した。

 その一方で、高江に駆り出された大阪府警の警察官による「土人」発言に加え、よりにもよって松井一郎大阪府知事はその警官を「ご苦労様」とねぎらい差別を肯定してみせ、『ニュース女子』のデマ報道まで飛び出すようになった。

 しかし、三上監督は最新作『標的の島 風かたか』で、さらに切迫した問題を沖縄から日本全国へ提起する。

 それは現在、安倍政権が進めている石垣島宮古島奄美大島与那国島への大規模な自衛隊とミサイル基地の配備についてだ。政府は南西諸島の防衛強化を謳うが、その実態は、アメリカが中国の軍事的脅威に対抗すべく打ち出した「統合エアシーバトル構想」にある。

 この「エアシーバトル構想」でアメリカは、日本列島を含む第一列島線によって中国を堰き止める計画だ。そのために日本は南西諸島に自衛隊とミサイル配備を推し進めている。つまり、アメリカと中国の争いに自衛隊と南西諸島が差し出され、新たな戦争の「防波堤」にされようとしている、というのだ。

 非常に重要なテーマを突きつける『標的の島』だが、果たして三上監督は本作にどんな思いを込めたのか。さらに、沖縄をめぐる言論や報道をどのように見ているのか。三上監督のインタビューを前編・後編の2回にわたってお届けしたい。

 (前編)

宮古島、石垣島が米中戦争の捨て石にされる!『標的の島 風かたか』監督が語る南西諸島自衛隊配備の本質|LITERA/リテラ

(後編)

なぜ沖縄ヘイトデマが生み出されるのか? 『標的の島』監督が問う『ニュース女子』問題、「土人」発言|LITERA/リテラ

 

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2017年3月27日

■ 「標的の島」 ■

県民なら名前は知らずとも声は覚えているだろう、
地元のテレビキャスターとして馴染み深い三上さんが監督した魂の映像。

沖縄の今、いったいどうなっているんだ? なぜ?

沖縄県民はもちろん事、他府県の皆様、是非ご覧になってください。

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【 経 歴 】

上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。大学卒業後の1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。

95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移り住む。夕方のローカルワイドニュース「ステーションQ」のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。

2010年には、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画『標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。

現在も全国での自主上映会が続く。15年には辺野古新基地建設に反対する人々の闘いを追った映画『戦場ぬ止み』を公開。

ジャーナリスト、映画監督として活動するほか、沖縄国際大学で非常勤講師として沖縄民俗学を講じる。『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』(大月書店)を上梓。

http://www.magazine9.jp/category/article/mikami/上智恵の沖縄撮影日記より

3月11日(土)より沖縄・桜坂劇場にて
3月25日(土)より東京・ポレポレ東中野にて
他全国順次ロードショー

映画『標的の島 風(かじ)かたか』公式サイト

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