ガマフヤー、国の遺骨収集事業を問う

2017年1月26日

■ ガマフヤー、国の遺骨収集事業を問う ■

ガマフヤーはなぜ国の遺骨収集事業を問うているのか。

まず手に取って読んでみてください。
『ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ。』

遺骨とむきあうとは、どういうことなのか、具志堅隆松さんは、ていねいに優しく、子どもたちにもわかるように語っていきます。

これはぜひ若い世代にも読んでもらいたい。

国は死を祀るといいながらも「遺骨収集作業を業者に代行させていて、戦没者の遺骨を家族の元へ帰すことよりも、早く集めることを目的に」して、ベルトコンベヤーでがちゃがちゃと削りだし、いっしょくたにして集めて燃やすだけ。

保守や右翼の方々もきっと驚くはずだ。いかにこの国が戦没者の遺骨を、まるでモノのように削り集め焼却してきたのか。こんな酷い国があるだろうか。

靖国で「英霊を祀る」とは言葉ばかりで、いかにこの国が、戦争の歴史に向きあってこなかったのか、まるで臭いものに蓋をするかのように、過去を封印したがっているのか、がよくわかる。

つい先日も、議員会館まで出向いて具志堅さんらは「DNA鑑定の道を閉ざす火葬はやるべきではない」と訴えています。

燃やすだけなら、沖縄戦の証拠隠滅に他ならないからです。

『遺骨は沖縄証言の証言者ーーー。ガマの奥でうずくまる少年、正座して自決した住民、たこつぼ壕にくずおれた兵士ーーー。三十年間、沖縄戦の遺骨と戦争遺物を収集・記録してきた著者が語る沖縄戦の真実。平和教育に必携必備の書。』 (解説より)
.

沖縄戦がどんなものだったのか、考古学のように遺骨を発掘することで、悲しいほどに鮮やかに、そこに生きて死んだ人々の姿がリアルに再現されていく。

そして涙する。

ぜひこの本を読んでみてください。

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沖縄タイムス 2017年1月18日
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遺骨収集方法の全面見直し、厚労省に要請 
収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅代表ら
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80238

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表と沖縄戦の遺族らが17日、参院議員会館内で厚生労働省の担当者と面談し、国が作成した「戦没者遺骨収集の作業等要領」の全面見直しを求める声明文を手渡した。

 要請は海外収集地での火葬を中止し、全ての遺骨を日本に持ち帰ることや、全ての遺骨と遺族のDNAをデータベース化し照合を進めることなど9項目。

 現行の歯だけでなく大腿だいたい骨などの四肢骨もDNA鑑定の対象にするよう求められた同省社会・援護局事業課の吉田和郎課長は「外国での取り扱いを参考に今後、検体として用いることについて検討を進めている」とし、年度内にも回答すると述べた。ただ歯が採取できない場合に、四肢骨などの太い骨を焼骨せずに検体として持ち帰っている事例もあると説明した。

 具志堅代表は「大腿骨からDNAを抽出し、遺族との照合で一致すれば個体性のある遺骨になる。韓国では見つかった遺骨の全てを遺族の8親等まで照合している。DNA鑑定の道を閉ざす火葬はやるべきではない」と訴えた。

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▼ 魂魄の塔
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