魂魄の塔

2017年1月26日

■ 魂魄の塔 ■

以前、本土のネトウヨ
『まだ骨があるのか?沖縄県民は怠け者だな、骨があるのに掘りもしない』
と書きこんだ。

何にも知らないくせに。

わからんだろうね。
今でも家建てる時は、不発弾探査やって、不発弾出ないか、遺骨が出ないか、ひやひやしながら地面を掘り起こすのが当たり前の沖縄。

小学校の頃、校庭の隅で穴ほってたら、白い骨が出てきた。石だと思ってたら骨だったんだ。いっぱいあったよ。
もう、本土復帰して何年もたっていたのに。

遠足で行った玉泉洞にも、ドクロがいっぱい積み上げられてて。

首里の龍潭池のそばにも、
大学の敷地にも。
骨はそこかしこにひっそりとあった。

沖縄本島南部の地下には石灰岩洞窟が広がっている。逃げ惑い 朽ち果てた遺骨たちが、暗闇で待ってるはずだ。

私のおじいさん(母の父)も、南部のどこかで埋まっている。
掘り出されたかもわからない。

九州疎開した幼い母は、
疎開先で結核となった母親(私の祖母)を終戦前に失い、孤児になった。

でも国は、遺骨をモノ扱い。

業者に委託し、ベルトコンベヤーでガンガン掻きだして、どんな格好だったのか、どんな場所でどんな特徴があるのか記録すら取らずに、身体の部分も 何人もの骨を一緒くたにして火葬 (焼却) すると、もうなにも残らない。遺骨は、二度と家族のもとに帰れない。

それどころか、生きて死んだ痕跡すら再び国家によって消されてしまう。

消したいんだろうな。

ご存じでしょうか、魂魄の塔、

戦後初めて遺骨を集め石碑を立てた。

まだ肉のついた遺骨をあつめたんだ。
誰のものかもわからない膨大な遺体。
一家みんな死んでしまって
どこにだれの骨があるかもわからない、
そんな骨たちを。

生き残った住民は
辛かったろう。
住民の手によって、
山のように骨を集め、
セメントで固めた。

亡くなった人も
うんと、うんと
辛かったろうな。

 

魂魄の塔

 

魂魄の塔 | 那覇市 Naha City

魂魄の塔、碑文

この地は今次大戦でも一番の激戦地であり日本軍も住民も追いつめられて逃げ場を失い陸、海、空からの攻撃を受けて、敵弾にあたって倒れた屍(しかばね)が最も多い激戦地の跡である。戦後、真和志村民が収容移住を許された所で村民及び地域住民の協力によって、道路、畑の中、周辺いたる所に散乱していた遺骨を集めて祀ったのがこの魂魄の塔である。

 祭神3万5千余柱という、沖縄で一番多く祀った無名戦士の塔であったが、その後、昭和54年2月摩文仁の丘に国立沖縄戦没者墓苑が完成し、遺骨は同墓苑に分骨して安置してあります。

沖縄県糸満(いとまん)市米須(こめす=糸満市の南部の海岸側に位置する)にある塔(遺骨の山)。

魂魄(こんぱく)とは、浮遊霊(ふゆうれい=空中や水面に浮かびただよう魂)を慰(なぐさ)める意味(「魂」は、人の精神をつかさどる気。「魄」は、人の肉体をつかさどる気》死者のたましい=霊魂)。塔は、家族の墓と同じ意味。

この周辺は沖縄戦の激戦地で、米軍に追いつめられた住民が全滅したところ。

戦後米軍により、収容所が建てられ、真和志(まわし)村(以後真和志市となり、1957年に那覇市と合併。現那覇市おもろ街)の住民が収容されていた。

1946(昭和21)年1月、真和志村民は食料確保の農作業のため米軍の命令でこの地、米須原に集められたが、路や畑の中などのいたるところに、頭髪や皮膚が付着したままの遺骨がそのままの状態で放置されていた。当時の金城和信(きんじょうわしん=1898~1978。昭和時代の教育者・社会事業家。戦前は沖縄県の小学校長などを歴任)真和志村村長(沖縄戦で2人の愛娘を戦死させた村長夫婦は、旧陸軍第3外科壕周辺の遺骨を収集し、1946年4月5日に「ひめゆりの塔」を、また、同年4月9日に男子学生を祀る、「健児の塔」を建立した。

住民達が米軍に遺骨収集作業を要請したが、それが反米活動や皇軍主義に繋(つな)がることを危惧(きぐ)した米軍は許可しなかった。

しかし開墾しても出てくるのは遺骨だけという状態では、食料確保の農作業が進まず、結局米軍も遺骨の収集を許可せざるを得なかった。

収集された遺骨の数は、沖縄戦で死んだ身元不明者の住民、軍人、米軍韓国朝鮮人ら実に35,000体に達し、積み上げられて山となり、1946年2月27日にこの塔が建立された(周囲の石と米軍払い下げのセメント等の資材を用いて造られた納骨所)。

軍民、人種、国籍を問わず遺骨が葬られた、沖縄最初にして最大の塔である。

1979(昭和54)年沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)にできた国立沖縄戦没者墓苑に分骨され、現在塔には、わずかな遺骨しか残されていない。

 

 

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