Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

一般人をテロリストにでっちあげた米軍

 

昨夜、2016年12月23日、

 

沖縄に駐留する米海兵隊の第7通信大隊 (7th Communication Battalion) が、米軍人、軍属、その家族や日本人従業員に対し『日米の捜査当局は、クリスマス連休中に沖縄でテロ攻撃を計画する人物の存在を把握している』という内容の情報を出した。

 

(画像 ① *当クラブが顔と名前の箇所を塗り消した。)

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7th Communication Battalion (第三海兵遠征軍・第7通信大隊) の公式 FB が投稿した記事のスクリーンショット

英文記事は半分消えているが、そのかわりにその日本語訳を見ることができる。休暇中に沖縄の軍人を「攻撃することを計画」とある。

またこの 7th Communication Battalion の投稿には、五枚の写真が添付されており、最初の二枚には、A 氏の顔写真、そして一枚目にはご丁寧に “A terrorist in Okinawa” とキャプションがうたれていた。

また他の三枚は A 氏の実名が記載された米軍内の unclassified file の報告書であった。
 

また、米海兵隊の第7通信大隊のFBページにおいて掲載された上の情報はボギー手登根らが管理する「沖縄情報」FBでも投稿されたようである。

 

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しかし、投稿されて数時間後には、ここで添付された海兵隊第7通信大隊の記事が閲覧不可能になった。シェア元の第7通信大隊の記事が削除されたか非公開になったからである。

 

さらに、『今日、職場の軍からの情報提供でクリスマスの連休、北谷アメリカンビレッジ周辺でアフガニスタン国籍、沖縄在住の男がアメリカ人をターゲットにテロ攻撃を行う』(画像 ③) という内容の情報がツイッターにアップされ、拡散されている。

 

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また、米軍関係者や日本人従業員に対し送付されたと思われる内部のメール文書を関係者が写メし、その画像も拡散されていた。(画像 ④ *当クラブが名前の箇所を加工)

 

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(画像 ④ : 米軍のAAFES が送信したメール文書の写メ)

AAFES (Army & Air Force Exchange Service)は米国陸軍および空軍が共同運営する福利厚生組織。

「 (A氏の実名) というイスラム国支持者が Holiday Season に米軍関係者などを狙いアメリカンビレッジや on post? 辺りでテロ行為を示唆してるとの事です。注意してください。」とある。

これでも米軍は虚偽情報を流してないといえるのか。

 

当クラブのフォロワーが提供した情報によると、米海兵隊の第7通信大隊FBでは、この人物は『2016年12月10日ごろ、中東出身と見られる男性3人が北谷町の砂辺海岸周辺で米軍人関係者を観察していた』という内容が記載された文書に出てくる男性のようで、画像や顔写真、名前などもアップされていたとのこと。

 

さらに、「これはデマです!」という画像などもでてくる。(画像 ⑤) 米軍が使用した写真の男性を知る人による投稿のようだが、本人はショックを受けているとこのと。

 

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当然だ!

 

身に覚えのないことでテロの容疑者として顔写真や名前が世界中に拡散したのだ。当クラブは、第7通信大隊FBや「沖縄情報」FBでシェアされた投稿の確認を試みたが、すでに削除されていた。

 

しかし、削除したからといって済む問題ではない。米軍の公式アカウントで拡散されたのだ。

 

この件に関しては、マスコミも確認作業を始めたようで、沖縄県警に問い合わせたとのこと。

 

沖縄県警は、「米軍内の情報ではない」と朝日新聞社に伝えたようだが、ならばなぜ、米海兵隊の第7通信大隊FBが掲載したのか。

 

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出回っているメール文書 (画像④) の配信元のアドレスは、米軍関係者らに物資を提供するAAFESという組織のものである。

 

また米軍のプロファイリング資料が勝手に流出しているわけがない。

 

沖縄に駐留する米軍は、なんの罪もない一般人をテロリストとして拡散したのではないか?

 

これは、デマというよりも、米軍による悪質な「でっちあげ」であり、許されぬレイシズムである。

 

 

その他の記事

▼ 「情報源は米軍の犯罪捜査局NCISと日本の警察」
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▼「米海兵隊は、レイシャル・プロファイリング と 「テロリストでっちあげ」の責任を認めよ!」
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▼ 「在日米軍によるレイシャル・プロファイリング」
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▼ 「一般人をテロリストにでっちあげた米軍」
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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/77569