チビチリガマ荒らしで少年4人を逮捕 - チビチリガマを荒らしたのはいったい誰だ?

チビチリガマを荒らしたとして、16歳から19歳の少年四人が逮捕された


まだ、詳しい状況はわかっておらず、今後の捜査と報告にゆだねるしかない。

 

もしこの島の少年たちが沖縄の戦争遺跡ガマを荒らし 遺品を壊したことが事実であるならば、

 

私たち大人は、この少年ら以上に、この事を重く考え、見直していかなくてはならないだろう。

 

右派の歴史修正論 (historical revisionism) が猛威をふるい、「集団自決」に日本軍の関与を否定する裁判やら教科書問題がおこった。

 

いま、この国の多くの歴史教科書でその記述が削除されたまま、いまや右翼系の番組やネットは、軍の関与どころか、「集団自決」そのものすらが「なかった」などと、「集団自決」否定論を堂々と垂れ流すようになってしまった。

 

教科書に沖縄戦「集団自決」 10年ぶり復活 日本史最大手の山川出版

沖縄タイムス

2016年12月1日 07:49

 来春から使われる高校日本史教科書で、山川出版が日本史Bの「詳説日本史 改訂版」で沖縄戦「集団自決(強制集団死)」に関する記述を復活させたことが30日分かった。同教科書は、主に普通科高校などが使う日本史Bの中でシェア6割を占めるが、2007年度以降に供給された本からは記述がなくなり沖縄戦体験者らが復活を求めていた。

 

こうした、数年前とは全く違う今の情報環境にとりまかれ、安易な歴史修正主義に最も無防備にさらされているのが若者たち、子どもたちだ。

 

つまり、

チビチリガマは、もうずいぶん以前から歴史修正主義ネトウヨたちに荒らされていたのである。

 

そして、

 

さらにいえば、今の世代の大人たちである我々が日々の生活に終われ、子供たちに、沖縄の辿ってきた苦難の道のり、その歴史を語り伝えるのをおろそかにしていなかっただろうか。

 

過去の戦争を語るのは、暗い・面倒だ・知らなくていいと、私たちの歴史から目をそむけ、避けてとおるすがたを見せつづけてきたのではないか?

 

今ここで生きている我々世代が、戦争から始まった沖縄の悲劇と不条理を意識的に伝えなければ、歴史の継承は途絶え、未来を生きる子供たちの 生き残っていく為の叡智になる事はない。

 

苦難の中で死んでいった戦死者に、ウヤファーフジに、どんな言い訳をすればいいのか。

 

小学生の無垢ないたずらなどではない。16から19歳の分別のついた青年たちがこのような非常識で悲しい犯罪を犯してしまったのならば、

 

反省すべきは、

沖縄の過去に無頓着・悲劇を語るなど自虐的だと、

今がよければすべてよしだと 戦死者・まだ地に眠る先祖の遺骨に想いをよせることすら忘れ、

過去を年寄りに押し付け、

 

基地など大した経済効果にはならぬが、お金になればいいではないかと軍隊の駐留を歓迎して利用し、

 

軍事やカネより、命どぅ宝だという、

うちなーの精神に矛盾する背中を子供に見せてきた 大人たちの方でないだろうか。

  

チビチリガマ荒らした容疑、少年4人逮捕 沖縄県警

朝日新聞デジタル

 沖縄戦の際に住民83人が「集団自決」に追い込まれた沖縄県読谷(よみたん)村の洞窟「チビチリガマ」が荒らされた事件で、沖縄県警嘉手納署は15日、県内の16~19歳の少年4人を器物損壊の疑いで逮捕した。16日発表した。4人は容疑を認めているという。

 

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 © 朝日新聞 荒らされたチビチリガマの内部。遺品のつぼや瓶が割られていた=12日午後5時9分、沖縄県読谷村、上遠野郷撮影 

 

 逮捕されたのは、いずれも本島中部在住の無職や型枠解体工の少年4人。嘉手納署によると、4人は5日正午ごろから12日午前11時ごろまでの間に、読谷村波平のチビチリガマで、看板2枚や額1枚、供えられていた千羽鶴4束を壊した疑いがもたれている。

 チビチリガマ読谷村が戦争遺跡として文化財に指定し、平和学習の場として活用されている。12日午前、千羽鶴が引きちぎられたり、洞窟の奥にあった遺品のつぼや瓶などが割られたりしているのが見つかり、遺族会が15日、嘉手納署に被害届を提出していた。県警は動機などについても調べる。(上遠野郷)

     ◇

 〈チビチリガマ〉 読谷村にある自然洞窟(ガマ)。村史によると、沖縄戦の際、住民約140人が避難したが、米軍が沖縄本島に上陸した翌日の1945年4月2日、このうちの83人が「集団自決」した。毛布などに火がつけられ、「地獄絵図さながらの惨状」となったという。遺族は長年口を閉ざし、戦後38年たって真相が明らかになった。87年、遺族らにより入り口に「世代を結ぶ平和の像」が建立されたが、同年、右翼団体員により破壊された。沖縄国体の読谷村の会場で掲揚された日の丸が、村民によって焼き捨てられたことへの報復だったとされる。95年に再建された。

  

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午後になり、

続報がでてきた。

 ・・・・やはり肝試し。

 

海外のサイトでも haunted cave として紹介されているチビチリガマ。若者たちが頻繁に利用する youtube では、そう紹介されているものも多くみられる。

 

バイクも乗れるほどいい歳こいて、チビチリガマの歴史的知識もなく、いわゆる「幽霊ホテル」などと一緒の「感覚」でとらえていたのだ。 

 

「肝試しに行こうと思った」 チビチリガマ損壊容疑の少年 いたずら目的か

琉球新報

2017年9月16日 11:17 沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平の自然壕で同村指定文化財チビチリガマが荒らされた事件で、嘉手納署は16日、器物損壊容疑で15日に逮捕された少年4人のうちの一部が心霊スポットに行こう(と思った)」「肝試しに行こう(と思った)」などと話していることを明らかにした。

 事件が発覚した後に、一般人から「少年がチビチリガマを荒らしたのが分かった」という連絡が他の署の警察官を介して嘉手納署にあった。少年らは10日の午前中、他の数人の少年とともにバイクでチビチリガマを訪れたと供述しているという。4人以外の少年は損壊行為に対して「やるな」と制止したという。

 損壊行為には棒を使ったという供述もあり、嘉手納署が裏付け捜査を進めている。【琉球新報電子版】

 

ただ、少しだけなぐさめられるのは、

制止した少年たちもいたということである。

 

チビチリガマは心霊スポットなんかではない。

まわりにそれを伝えてくれる人はいなかったのか。

 

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