国民の税金だ。
工事休止中のヤンバルの森、高江で、
1日1,800万円の警備費が毎日たれ流されている。
5カ月間で 約29億円 !
ノグチゲラの営巣期間であるゆえに、
工事は 3月1日から現在まで行われていない。
6月31日まで4か月間の工事休止だ。
それでも、1日1,800万の警備費というからには
どんな豪奢な警備が行われているのか。
ここはバッキンガム宮殿なのか。
あのバッキンガム宮殿でも
1日1,800万かかっているのだろうか。
比べてみていただきたい。
一方、高江では、
むろん観光客もいないのに、日々行われる衛兵交替。
警備費1日1,800 万とは、
どれほど絢爛豪華で壮麗な警備なのか、
みなさんに見ていただきたいのだ。
工事もなく、
彼らの姿を見にくる観光客など、
むろん、いるわけもない。
小雨ふる、やんばるの静かな深い森のなか
70センチ間隔ほどでずらりとゲートの前に立ちならぶ。
その数、総勢15人。
毎日毎日、ただただ突っ立っているだけだ。
時間が来ると、
しめやかに
しめやかすぎるほどの衛兵交替セレモニーが行われる。
あたりにほとんど誰もいないのに。
1. まず奥から入れ替えの警備員がでてきてきて、後ろに前列と同様な列を作り、2列となる。
2. そして後列がおもむろに斜め前に進み、前列のあいだに入る。
3. 前列にいた警備員が体位不動のまま後ろに一歩大きくすっと下がる。
4. 斜め前に進んだ警備員が、そのまま横に一歩動き、前者の場所に立つ。
5. 後ろに下がった警備員は、その後、何秒かののちに解散する。
これが高江で毎日おごそかに繰りひろげられる衛兵交替の儀式である。
しかも、これらの衛兵たちはバッキンガム宮殿の衛兵ほどには厚遇されていない。
なにせ辺野古でも、
東京の警備会社ライジングサンセキュリティーサービスは約23億9千万円で契約したにもかかわらず、
その下請けである沖縄市泡瀬の警備会社マリンセキュリティーで働く労働者は、
日給9千円で、月最大 200時間もの残業を強いられ、その残業代も支払われていないと沖縄労働基準監督署に訴えたくらいなのだ。
いったい金はどこに流れているのか。
あるいは、いったい日本のどこのご貴族の「宮殿」に還流しているのか。
見ていただきたい。
これが高江1日1800万円の警備の姿。
沖縄に基地があるから経済が潤っているなどと未だにぬけぬけと信じている神話の国の住人たちよ。
これを見ても分かるだろう。
契約金を手にしているのは
東京の大手警備会社、テイケイ (旧・帝国警備保障) と、綜合警備 (アルソック) 。
そして現場の警備員は、雨にぬれ、マスクとサングラスで顔を隠し、立ち尽くしている。沖縄の地にトリクルダウンなど、ツユほどもないだろう。
国民の税金、1日1800万円は、どこか東京近辺の宮殿で滔々とめぐりまわっているだけだ。
国民を欺き、税金を「吸い上げる」
米軍基地ほど美味しい利権システムはないんだよ。
沖縄・高江の警備費、工事なくても1日1800万円 5カ月29億円で契約 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
沖縄・高江の警備費、工事なくても1日1800万円 5カ月29億円で契約
米軍北部訓練場の一部返還の条件だった東村高江周辺でのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設事業で、沖縄防衛局がことし3月31日からの5カ月間の警備費として2社と約29億円の追加契約を結んでいたことが分かった。昨年9月からの警備費は63億円に上り、警備費を含めたヘリパッド建設事業は当初契約の6億1300万円から94億円と約15倍に膨れ上がっている。
防衛局は天然記念物ノグチゲラの営巣期間のため3月1日から6月31日まで工事を停止している。工事停止期間中も含め、警備費用は1日当たり1800万円出ていることになる。
警備業務は当初、期間を昨年9月から今年2月末までとし、N1地区、N4地区を「綜合警備」と約11億4千万円、G地区、H地区を「テイケイ」と約10億5千万円で契約した。
その契約が切れる今年2月28日に、双方とも期間を3月31日まで延長する契約に変更し、増額。さらにその契約期限となる3月31日に期間を8月31日まで再延長し、約29億円増額した。
工事費は、N1地区(2カ所)とG地区、H地区に計四つの着陸帯や進入路を建設する事業費として、2014年から16年に結んだ当初契約では計6億1300万円だった。その後、警備費や資機材を搬送した民間ヘリコプターチャーター代などを追加し、約31億円に膨れ上がった。
今回の資料は、平和市民連絡会の北上田毅氏が防衛局への情報公開や、福島瑞穂参院議員事務所を通して入手した。
北上田氏は「工事を中断した3月1日以降、大きな抗議行動はないにもかかわらず、膨大な税金を警備費に充てるのはあり得ない」と指摘している。