軍隊と性暴力 – ターゲットにされる女性や子供たち

恐ろしい現実。

ともかく、沖縄の米軍基地。わずか２年間で３８人もの未成年への性犯罪 pedophile (小児性愛) 犯罪の逮捕者だ。

この記事にも述べられているように、少なくとも３６人が有罪、そして有罪確定の数はもしかしたら５０人に達するかもしれない、そのほとんどが海兵隊の兵士だという。

1955年、わずか６歳の女の子が嘉手納基地に拉致され、あまりにも残虐なレイプ殺人事件の犠牲になった。唇をかみしめ草を握りしめたままゴミ捨て場に遺棄されていた少女。なんとその１週間後、再び９歳の女の子が強姦されるという事件が起こる。

暴力のはけぐちは、女性へ、そして、もっとターゲットにしやすい子供へといとも簡単に差し向けられる。

ともかく未成年が犠牲者となるという性質上、多くが事件化されることもないまま、苦しみのうちに生きることを余儀なくされる犠牲者も多い。

また、そのあまりにも深い傷跡に付け込むのが性犯罪の醜悪さでもある。

昨年４月のうるま市殺人事件では、容疑者のガドソン容疑者はこう語っている。

「日本で (性犯罪の被害者が被る) 文化的社会的なスティグマのために性犯罪の報告率は低い。そのため、もしかしたら捕まるかもしれないなどということを怖れてはいなかった、と語った。」

http://www.stripes.com/…/former-kadena-worker-reveals-grues…

この沖縄の地で、いったいどれほど多くの犠牲者をうみだしてきたことだろうか、この米軍基地というものは。。

今回の逮捕では、おとり捜査で逮捕された者も含まれるが、それに関して弁護士は「「孤独な軍人をわなに掛ける行為だ」と厳しく批判したと伝えられている。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/85468

恐ろしい話ではないか。

戦争に関わるすべての軍人は孤独である。ならば性犯罪は少しでも許容されるとでもいうのか。

このマインドがありとあらゆる軍の性犯罪を許してきた。

被害者の口をふさぎ、心の牢獄へと閉じ込めて。

日米地位協定が、女性と子供の人権を軽んじる日本のその埒内で、かくまで沖縄の女性や子供たちを犠牲として供してきたことにやり場のない怒りを感じる。

軍隊は性への攻撃をかならず含有する。

軍というものは必ず性を食い物にするのだと言い換えてもいい。

命を奪い、人間の尊厳を踏みにじる。

軍というものは、
人間の性への攻撃そのものなのだということ、

そのことに目をむけないまま
この国は再び戦争の道を歩みはじめている。

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琉球朝日放送
2年間に性犯罪で米軍人38有罪
2017年2月23日 18時33分
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琉球朝日放送報道制作部ニュースQプラス » 2年間に性犯罪で米軍人38有罪

2015年以降、沖縄県内の米軍基地で働く軍人や軍関係者少なくとも38人が未成年者に対する性犯罪で有罪となっていることがわかりました。これはフリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんがFBIの資料や弁護士への取材などで明らかにしたものです。

ミッチェルさんによりますと、2015年から2年間で沖縄の米軍基地に勤務する少なくとも38人が未成年者への性的暴行などで有罪判決を受けていたということです。

ジョン・ミッチェルさんは「（調査をしなければ）今までこの問題を知ることはなかったということが大きな問題だ。米軍はこの情報を沖縄の人々に開示したがっていない。米軍は沖縄の子どもたちと関わる様々なことがあり、それは性犯罪者が子どもたちに手が届くかもしれないことを意味する。沖縄の人々は基地内でどんな犯罪が起きているのか知る必要がある。問題は透明性」と話していました。

具体的には2015年、海兵隊の1等准尉が12歳以下を含む児童への性犯罪18の罪で有罪になったほか、嘉手納基地の軍属が18歳未満に性的な暴力をふるい、さらにその様子を携帯電話で撮影したとして禁固刑になっています。

また弁護士が調べた海軍犯罪調査機関の資料では、嘉手納町や北谷町でおとり捜査を実施した結果、少なくとも36人が有罪となっていて、実際は50人にのぼるとみられているということです。

有罪になった軍人の多くが海兵隊員で、階級は2等兵から中佐にわたり、2年から3年の禁固刑を言い渡され、米国の性犯罪者記録にのせられています。このほかにも嘉手納基地所属の陸軍中尉が983の画像と41の児童ポルノ動画を持っていたとして逮捕されたケースもあったということです。