さて、
沖縄では、道交法で拘束されると、
携帯 (スマホ) まで警察に押収、
解放後も携帯は警察に奪われたまま、という闇ぐあい。
弁護士の強い返却要請で本人の解放の翌日にやっと返却された。
道路交通法違反で、なぜ携帯の押収が法的に可能なのか、
いや、むしろ、
個人のスマホに蓄積されている膨大な個人情報を不正入手するために、道交法違反という名目で逮捕しているのではないか !
県知事や名護市長もあげて新基地建設に抗している沖縄は辺野古の地で、
最近、抗議している女性ばかりを狙って逮捕しているという、セクハラまがいの警察。
起訴できるわけもない道交法違反の微罪で、
人前で臆面もなく見せしめ逮捕する、そのやり方も問題だが
解放した後も、
警察は彼女の携帯を不正に押収したまま。
弁護士の強い要請がなければなかなか返却されなかったことだろう。
携帯は、大昔の電話機とは違う。
言うまでもないことだが、
究極の個人情報が蓄積されたデバイスというだけではない。
その個人がもつ、多くの友人設定の個人情報にもアクセスできるものだ。
いわば、携帯 (スマホ) は個人情報が詰まった小さなパソコンといってもいい。
つまり個人所有のパソコンが押収されているも同然なのだ。
現場では、この要件を満たさないことを主張して、パソコンやディスクが押収されることに対して強く抗議しましょう。その上で、万一、押収されてしまったら、直ちに、管轄の地方裁判所に対して準抗告を申し立てましょう。多くの場合には、パソコン等がすぐに返却されています(但し、データは全て捜査機関によってコピーされている可能性があります)。
多くの場合、パソコンの中のデータのうち、捜査機関が欲しがっているのは住所録ですので、そういうものはパソコンの中に保存しないか、暗号化することが必要だと考えられます。
現在、国会で審議中の共謀罪の新設を提案している「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」は、パソコン等の中のデータを、捜査機関が持ってきた別の媒体(MOやCD-Rなど)に記録(複写)したり、印刷し、その別の媒体や印刷物を差し押さえることができるという新しい制度を新設しようとしています。
また、アメリカでの一連の Black Lives Matter でも、警官によるアフリカ系アメリカ人への暴力を市民がスマホで撮影し投稿することで、法外な警察暴力に対する市民の力強い非暴力の抵抗手段となっている。
また警官が黒人を射殺。恋人が一部始終をFacebookライブで撮影 米セントポール
黒人女性、機動隊の前に静かに立ちふさがる【黒人射殺の抗議デモ】
警察は証拠となるスマホを没収しなければならないような汚い所業を辺野古で繰り返している、それを自ら認めているのか。スマホがそんなに都合が悪いのか ?
そしてその携帯をどのような目的で没収し、たかが「道交法違反」なるものの「捜査」に、どのように利用、つまり個人情報に不正にアクセスし情報を取得しようとしているか、どうなのか。
警察は明らかにせよ、
なぜ道路交通法違反で個人の所有物まで押収できるのか、
警察はその法的根拠を明らかにせよ !