「地元容認」という安倍政権のウソ ~ 分断政策でも潰すことのできない地元の思い

国民の税金をアメとムチの恫喝政治につかい、なんとか「地元容認」の印象を作りたいと、辺野古の地元三区に政府が県や市をスッとばす形でカネをバラまいた。恥も外聞もない収賄政治、こんなことまでして辺野古に執着する安倍政権。

防衛省、久辺3区に補助金3900万円 法律なく名護市の頭越し | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

一区につき1300万円が上限交付金

しわ寄せされ、こんなにも長期にわたって標的にされている地域に対して、いったいそれが気前良い金額であるかどうかは、今は問わない。


しかし、この、あまりに地元をなめきったカネと圧力の分断政策の直下にあっても、静かな暮らしを望む人々の願いを抑え込むことはできない。

 

さて、久しぶりに産経新聞の記事でも紹介しておこう。

 

「交付金で地元が分断、やりきれない」 辺野古移設 - 産経WEST

政府が「米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に賛同している」と説明する地元3地区のうち久志区の住民から強い異論が出ている。辺野古区、豊原区と共に政府から補助金を受けているが、久志区からは「交付金で地元が分断され、やりきれない」と嘆く声も聞かれる。

 名護市などでは字に「区」を付けて呼び、一定の自治活動を行っている。政府は2015年度に「最も移設事業の影響を受ける地域の生活環境の保全や向上を図る」として地元3区への補助金交付の仕組みを創設した。

 久志区は、賛否が割れる中で「現在の基地負担の迷惑料」として受け取りを決め、意に反し「移設容認」と受け止められるようになった。

 久志区は1997年5月、最高意思決定機関の区民総会で移設反対を決議した。世帯代表81人が参加、移設容認は数人だった。その後も住民代表でつくる行政委員会が移設反対を決議している。

 当時、区民総会開催の署名を集めた元名護市職員の宮里健一郎さん(76)は「たとえ貧しくなっても、戦につながる基地建設には反対するとの意見だった。決議は今も生きている」と指摘する。

 行政委員の森山憲一さん(75)は、辺野古区や豊原区ほど米軍基地との関わりが深くないとして違いを強調。交付金によって久志区住民に溝ができていると話した。

 

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メディアは、こうした安倍政権の節操なき分断政策によって演出された「地元容認」の裏に隠されている、本当の地元の声を伝えることができているのだろうか。

 

辺野古埋め立て:コバルトブルーに石材…「諦めたら最後」 - 毎日新聞

辺野古で約20年前からスーパーを経営する許田正儀さん(67)は「海と共に育ってきたので、つらい」と沈痛な表情を浮かべた。終戦直後の辺野古の人たちは辺野古の海で食糧難をしのいだ。許田さんも幼い頃からタコやサザエを取った。移設に反対した時期もあったが、容認に転じた。「どんなに声を上げても政府は聞き入れてくれなかった。仕方なかった」と苦悩を振り返る。

辺野古青年会の徳田真一会長も「正直、基地は来ない方がいい」と語る。

 

琉球朝日放送 報道制作部 ニュースQプラス » 検証 動かぬ基地 vol.139 置き去りにされる地元の意思

許田正儀さん「これまでは防衛省、国がお願いする立場であったんですよ。この地域に対してね。どうか国策に協力してくれと。(仲井眞)知事が承認したあとからは逆転してしまったね。一番迷惑かかる地域だはずなのにね。この地域の理解を得るどころか話し合いもない状況でね。工事が進められるという段階でね。非常に悔しい思いしてますよ。

 

地元は容認なんかしていない。

幾重にも包囲され分断されたとしても、それでも平穏な生活を望む人の声を押しつぶすことはできない。

 

辺野古青年会会長の言う通り、

「正直、基地は来ない方がいい」に決まっている。