2016年10月23日
■ [本文より]復帰前の1970年に、NHKが沖縄県民に行った大規模な世論調査がある。
「復帰後の沖縄の米軍基地をどうしたらよいか」という問いに「今までどおりでよい」、「もっと強化すべき」を合わせた『維持,強化』は14%。「即時全面撤去」「段階的に縮小し、将来は全面撤去」「本土なみに縮小」を合わせた『縮小、撤去』が75%と多数を占めた。
■ 1970年だから、46年前だ。
調査結果は、今と変わらない。
沖縄はずっと基地にNoと言い続けてきた。
本土復帰は、多くの人が求め思い描いていた「日本」になるのではなく、支配者が「日本」に替わるだけだった。
復帰前も復帰後も求めてもいない基地が押し付けられている構造は変わらない。
「戦争の記憶」は戦争を体験していない世代にも脈々と受け継がれている。
沖縄の「戦後」は終わらない。