辺野古「新」基地建設

2016年3月8日

空前の巨大な軍港を作ろうとしている
辺野古基地は「移転」ではなく「新基地」建設だ。

大西さんのFacebookをソースに

米軍と自衛隊の南沙への進出問題

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「 ホワイトビーチで既に!
辺野古新基地いらないよ!
中国って、怖いの?」

 人々の関心が「尖閣」から「南沙」に移ってきているが、それを考える時、私たちが知らなければならないことがいくつかある。たとえば、中国だけでなくベトナムやフィリピンも埋め立てていること、最大の島に最大の軍事力を展開しているのは台湾である事、それに対して中国は今のところ一切軍事力は展開していないこと、他方のフィリピンは軍隊が展開していること、「航行の自由」で艦船を派遣したアメリカはその「航行の自由」を定めた国連海洋法条約の締結を拒否していること、「牛の舌」とか「九段線」などと呼ばれるものは元々日本が引いたものであることなどである。このような重要な事実のみを避けて、一方的な報道だけが日本ではされている。

 特に、この「最大の島に最大の軍事力を展開しているのは台湾」ということは大きい。私は2002-2003年の間、アメリカのコロンビア大学に留学をしたが、そのあるセミナーで南沙問題が報告された時、一人の台湾人が「私はその基地に以前赴任していた」と発言し、その場を驚かした。今回選ばれた台湾の新総統もこの領土をしっかり守っていくということだ。

 ではなぜ、台湾が最も大きなプレゼンスを示せているのか。実はそれは1945年まで日本が南沙を領有していたという事情がある。日本は1930年代に占領を開始し、その島々を台湾の高雄市に帰属させた。日本の小笠原が東京都に帰属しているのと同じようにである。そして、そのため、戦後も台湾は南沙を「領有」し続けているのである。台湾との間には1951年に日華平和条約が締結され、表現に曖昧なところがあるものの(これ自身も問題ではあるが)、日本政府がこの条約に調印している。ということは、日本政府はこの島々の台湾による領有を批判できないのである。もちろん、こうなると「一つの中国」を認める日本は、本来大陸中国の「領有」にも文句がつけられないはずとなる。

 しかし、これほど基本的な問題も報道されることなく、アメリカ艦船の派遣に乗じた海上自衛隊の南沙への派遣が本気で準備されている。たとえば、私の手元には『海幹校戦略研究』という雑誌に掲載された「南シナ海における中国の『九段線』と国際法—歴史的水域及び歴史的権利を中心に--」という本格的な論文があるが、この「海幹校」というのは何のことはない「海上自衛隊幹部学校」のことである。そして、この論文冒頭では「我が国周辺海空域における安全確保を目的とした常時継続的な情報収集及び警戒監視のため、南シナ海海上自衛隊にとって新たな行動区域となる可能性が指摘される」として、中谷防衛大臣の昨年2月3日の記者会見の言葉が掲載されている。

 私はオバマはこの海域への軍事的進出を嫌がっていて、それは今回の艦船派遣もスービ礁という「人工島」への接近に留まっていることに現れていると考えている。が、安倍政権と海上自衛隊の方はそうではなく、過去の不都合な事実はすべて隠したままで、この機に乗じた進出を謀っている。危険である。

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