Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

環境保全ではなく、リゾート開発される「やんばるの森」

2016年9月14日

明日2016年9月15日、日本政府は〝やんばるの森〟を国立公園に指定するらしい。

写真は、本日14日の琉球新報27面。見出しは、

〝「やんばる国立公園」あす指定 国頭、大宜味、東村座談会〟とある。

座談会に出席したのは、東村の役人、観光業に携わるNPO代表、リゾートホテルの総支配人、そして観光産業を専門とする大学教授。

環境保全の専門家は、出席していない。

そもそも、〝やんばるの森〟の環境を保全するための「国立公園」指定じゃないの?

「人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いでいくべき宝物」であるから、世界遺産登録を目指すんじゃないの?

それが、なぜ、レンタカーを利用する観光客のための道路整備だとか、ホテルがないから、リゾートホテルを誘致、建設しようという話になるの?

なにかの悪い冗談でしょうか?

このために、東村高江の住民が苦しみ、
このために、自衛隊や民間のヘリが重機を運び、
このために、機動隊が住民を封殺、排除している。

環境保全」と言いながら、金儲けのために相反することを平気で推進し、〝身売り〟する役人、政治家、企業、NPO団体、大学教授、そして「雇用が生まれる、発展する、インフラが整う、便利になる」などの目先だけの利益のために、喜ぶ地域住民がいる。

沖縄県民の一人として、あえて言わせてもらう。

日本政府に対しても怒り心頭だが、
こういう「田舎者根性」「貧乏人根性」で「沖縄」をカンタンに売ろうとする県民がいること、そのことが、もっと許せない!

吐き気がする。

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琉球新報主催の座談会参加者。

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環境保全で、観光客用のリゾート?レンタカーのための道路整備?

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