選挙。
争点は憲法です。
自公をはじめとした改憲派が目指しているものはなにか。国民は真実を見据えて協力し、投票行動していかなければならない。
ところで、
「憲法は改正しなければいけない。前文から問題がある。裏切られた前文だ。伝統文化をどう憲法に書き込むかは極めて重要な試金石。党内でも同志を募る。ともに頑張りましょう」と力強く主張する・・・。
野党共闘の足を引っ張ってるのは、松原のような民進党のウヨ議員が、うようよと党内で暗躍しているせいなのだ。
沖縄には、戦後27年間「憲法」が存在しなかった。
アメリカの憲法も日本の憲法も適応されず、非常識な軍事支配を押しつけられ、土地を奪われ、度重なる暴力に泣き寝入りを強いられてきた。
ゆえに、本土復帰のスローガンは、「平和憲法のもとに帰ろう」。そうして、1972年に、ようやく日本国憲法を手に入れた。・・・はずだった。
当時はポケットサイズの憲法手帳を大切に持ち歩いた県民もいた (大田昌秀氏・談) という。
しかし、「本土復帰」とともについてきたのが日米安保条約であり、自衛隊の沖縄局地防衛責務の引受けに関する取極 (久保・カーチス協定) であったのだが…。
それでも、沖縄にとっての憲法は、お飾りでも建前でもない。与儀公園や読谷や、そこかしこにある憲法九条の碑は、平和と公正とを求める沖縄の魂の決意を表している。
まさに、日本国憲法は、沖縄が27年間の長きにわたる飢餓感と闘いのすえに、やっと勝ちとった「人間の証」、真に人間をまもる盾だった。
だからこそ信じられない。憲法の日に、日本の政治家たちが集まって改憲派集会を開き、あろうことか「明治憲法」に回帰しようと連呼する狂態を。
これこそエゴイズム政治の高原地帯に咲いた平和ボケなのだ。
自公や経済界のリーダーだけではない、会場に、のうのうと座っているのは、民進党の松原仁議員じゃないか !
松原仁「憲法は改正しなければいけない。前文から問題がある。裏切られた前文だ。伝統文化をどう憲法に書き込むかは極めて重要な試金石。党内でも同志を募る。ともに頑張りましょう」
そもそも問題があるのは、民進党にこんな極右議員がいて、だから野党共闘も進まないわけだ。
彼らは「改憲はすぐそこ」という。
否、ふざけるな !
この憲法は、先祖が血と涙を枯れるほど流し、その命をかさねるようにして勝ちとった「人間の証」そのものだ !