Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

これが在沖海兵隊 - フェンス越しに県民に銃口をむける米兵、それで「実弾ないので心配いらない」とは !?

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こんな米軍に、誰がした!?

 

駐留諸経費の九割を負担している日本に対し、彼らはどんどんと野放図に傲慢になっていく。事故の多発、条約違反、そしてこれだ。

 

なぜ「安全訓練」と称してフェンス越しの市民に銃を向けるのか。

 

「実弾ないので心配いらない」異例の発表 米兵が武器携行し訓練へ 沖縄・浦添市

沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 在沖海兵隊は17日、沖縄県浦添市の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)で武器を携帯した兵士による「安全訓練」を18日から5月4日まで実施すると発表した。発表した資料では「フェンス内に武器を持った兵士が見えるかもしれないが、弾丸は装填(そうてん)されないので心配はいらない」としている。

 米軍が同種の訓練実施をメディア向けに事前に発表するのは異例。キャンプ・キンザーでは2005年10月にフェンス内から兵士が銃口を基地の外に向けた訓練が確認され、12年2月にも同様の訓練があり、いずれの訓練にも市と浦添市議会が抗議している。

 キャンプ・キンザーは浦添市国道58号に隣接し、今年3月には基地の西側に浦添市西洲と宜野湾市宇地泊を結ぶ西海岸関連道路が開通した。

 松本哲治浦添市長は17日、沖縄タイムスの取材に「実弾での訓練ではなく現実的な危険がないとはいえ、市民の不安をあおることがないよう重々気を付けて訓練してほしい」とコメントした。

 海兵隊はキンザー内での訓練場所や時間、参加する兵士の人数など詳細は明らかにしておらず「訓練は海兵隊に不可欠であり、日本と日米同盟の防衛に貢献するものだ」としている。

  

日本から世界最大額の「思いやり予算」をもらっておいて、どうやら米軍には日本を思いやる気も気を遣う心もない。フェンスの外に銃口を向ける在沖海兵隊の兵士たち。どんな訓練か、動画で確認してほしい。銃口の先には、バス停と国道と牧港の街並み、そして市民が、子どもたちがいる。ここは日本だ。

 

2012/02/13 の動画でぜひ確認してほしい。

youtu.be

 

で、こんな状況で、「実弾が入っていないからいいじゃないか」という米軍。過去何度も抗議されても、それでも実弾が入っていないからいいじゃないかという感覚を日本に押しつける。

 

フェンスの外に銃を向けておいて、実弾は入ってないから心配するなとは、そんな屁理屈、通用するものか。

 

73年前とどこが違うか。

 

文字通り、米軍はフェンス越しに沖縄に銃を向けているのだ !

 

米軍の牧港武装訓練通告 戦争想起「絶対許せぬ」 過去にも実施、遺族ら憤り

琉球新報   2018年5月3日 11:21 

 【浦添在沖米海兵隊が、沖縄県浦添市牧港補給地区(キャンプ・キンザー)で武装した兵士がフェンス沿いで銃を構える防衛訓練を実施すると発表して2週間余りが経過した。これまでに訓練は確認されていないが、市民からは「銃口を向けられるのは怖い」などと不安の声が上がる。市宮城の戦争体験者、喜舎場宗正さん(79)は「戦時中、避難しようと歩いていたら銃撃され、一緒にいた祖父が即死した。わざわざ市民に戦争を思い出させるような訓練は絶対に許せない」と話す。

 

 喜舎場さんは1944年の10・10空襲の後、市大平の防空壕に祖父と姉と妹と共に避難した。45年4月に米軍が上陸し、浦添でも艦砲射撃が激しくなった。防空壕では危ないと判断した祖父と共に姉と妹と牧港のガマに向かっていたが突然パラパラという銃声が響き、祖父が倒れた。

 

10歳の姉が2歳の妹を抱き、牧港テラブのガマに移動した。しばらく身を隠していたが、米兵が入ってきて銃口を向け、投降を呼び掛けた。中にいた住民らは「手りゅう弾を投げろ」と抵抗しようとしたため、米兵はいったん引き揚げ、毒ガスのようなものをまいたという。ガマの中では火も上がり、混乱した住民らと一緒にガマを飛び出した。妹とはそこではぐれてしまった。

 

 住民らと暗がりの中、南下しようとしたが、野営をしている米軍に気づかれ、銃撃を受けた。一緒にいたかなりの人がばたばたと倒れ、残った人は近くの墓の中に逃げ込み、銃声がやむのを待ったという。喜舎場さんはその後、牧港で米軍に保護され、戦争孤児を集めていた沖縄市の収容所に連れて行かれ、終戦を迎えた。

 

 今回の在沖海兵隊の訓練について喜舎場さんは「沖縄には米軍の銃撃で家族を失った人がたくさんいる。思い出すだけでピリピリと心の傷が痛むのに、どうしてそういう訓練をわざわざ民間地の近くでするのだろうか」と悲しそうに話した。

 

 米兵が銃口をフェンス外に向けて構える訓練は2005年と12年にも実施され、市民から反発の声が上がった。在沖海兵隊は訓練の実施日など詳細については明らかにしていない。(松堂秀樹)

 

 

 

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