東京の女性、沖縄の米軍基地内で暴行被害

沖縄タイムス

2017年12月5日 11:05

【ジョン・ミッチェル特約通信員】2016年には、米海兵隊員の男が東京在住の女性を沖縄の基地内で暴行したとして除隊処分を受けていた。女性の国籍は不明。

 

 

 米海軍捜査局(NCIS)の捜査報告書によると、男は女性に性交渉を迫り、拒否されても金銭の支払いを持ち掛けた。さらに拒否されると、少なくとも3回暴力を振るい、性的に暴行しようとした。

 女性は抵抗し、男は逃亡。後になって憲兵隊に逮捕され、勾留された。男は単純暴行だけを認め、通常の除隊扱いとなった。女性は日本側の捜査に対して告訴の意思を示さなかった。

 15年には、沖縄の海兵隊員が日本人基地従業員の女性を性的に暴行し、負傷させていたことが明らかになっている。この事件でも海兵隊員は裁判を受けず、除隊を選択することができた。