キャンプ・ハンセン (金武) の基地フェスで米兵が子ども相手に銃の扱いを教示する - 軍隊式「感性教育」は、まず子供に銃を触れさせることから
戦後の食糧難時代をとっくに過ぎて
米軍のチューインガムやチョコレートなど、
そんなに珍しいわけがない。
米軍基地のピザより、
沖縄には自慢のうまいピザ屋がいっぱいだ。
外国人など観光リゾート県の沖縄でめずらしくもない。
それでも、こうやって
いまだに物珍しさに基地フェスにいくのかな。
金武町の米軍キャンプ・ハンセンを一般市民に開放する「ハンセン・フェスティバル2017」が23日、2日間の日程で始まった。在沖米海兵隊の兵器展示のほか、ライフル銃を自由に触れるコーナーもあり兵士が子どもに銃の扱いを説明する場面もあった=写真。
県内の米軍活動を監視している県平和委員会の大久保康裕事務局長は「自衛隊基地内で銃を触らせることが問題になり、最近は全国の米軍基地でも触らせることはなくなっていたが、先週末も横田基地でもあった。展示が再開されたのか。軍隊の美学を宣伝する狙いがあるのではないか」と問題視した。
会場ではコンサートイベントのほか、米海兵隊に配備されている自走式高機動ミサイル砲システム「HIMARS(ハイマース)」や155ミリ榴弾砲なども展示された。
これが軍隊式「感性教育」
まず、子どもに銃を触れさせてみる。
アメリカの軍事子供ミュージアムでは、射撃ゲームでアメリカの子供たちが日本やアラブの戦艦を撃ち落として大はしゃぎして遊んでいる。
ゲームという思考なき興奮が子どもたちを熱狂させる。
沖縄戦のリアルなおじーおばーの話より、カッコいい映画や漫画に見慣れている現代の子どもたちは、
戦争の実相というものを知らなければ、
握った銃の感覚に高揚し、その不気味なまでの魔術的な高揚感に意味も知らずに憑りつかれる。子どもの頃のその経験で自衛官になった、そんな奴を俺は何人か知っている。
嘘だと思うなら、大人も機関銃を手にしてみたらいい。この物質の機能と歴史を知っている大人ですら、その重みに脳ミソがずしりとくる。子どもならなおさらだ。
沖縄戦では、軍隊に引っ張られた沖縄の子らが、いったいどんなめにあったろうか?
内戦で軍隊に拉致されて少年兵にさせられたスーダンの子どもたちは、鉛筆よりもずっしりと重い機関銃を握らされ、死を恐れぬ兵士機械に仕立てられていった。
だからこそ、前少年兵たちは、
派兵よりも学校支援を求めているんだ。
しかし、そんなことも知らなければ、
ほいほいと基地フェスで子供に銃を触れさせることが
どんな米軍の「感性教育」なのかも理解できないのだろう。
いうまでもない事だが、
マンガと実際の戦地はまったく違う。
neverforget1945.hatenablog.com
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しかし、その現実に
蛆と血だらけの戦地で気づいても、もう遅いというわけだ。
軍隊はつねに疑うことを知らぬ純朴な若者を求めている。
気をつけよう、
基地フェスの子供向け過剰「サービス」と
軍隊カッコいい SNS 広報の情報戦。
これが軍隊式「感性教育」。まず子供に銃を触れさせ握らせてみることから。
好きで行くのは勝手だが、行楽気分で子供連れで基地フェスにいくなら、そこは子供ごころにアプローチする軍の情報戦略のバトルフィールドの一つだと強く認識すべし。