お知らせです。今日ですよ。
8月12日(土) 午後9時00分
BS プレミアム
スペシャルドラマ
返還交渉人~いつか、沖縄を取り戻す~
日本が沖縄を取り戻す?
本土復帰から45年がたった。
しかしまだ沖縄は本来の沖縄を取り戻せていない。
米軍覇権から、そして日本の圧政から。
米軍新基地建設やオスプレイパット、
機動隊を軍隊のように配列させて沖縄の民意を潰す。
さらには与那国、石垣、宮古島への自衛隊配備ときたものだ。
沖縄にとって本土復帰とは、
支配が二重構造になった、
それだけだったのではないのか。
本土復帰の日だけメディアで取り上げ
それ以外は沖縄をメディアの真空地帯にする、
オスプレイが墜落しても「不時着水」といい続けた NHK
今回の豪沖墜落オスプレイも「着水」と報じた、
旅客機が墜落しても「着水」と呼ぶのか。
そんな忖度メディア NHK が
この終戦72年目の盆のスペシャルドラマで
どう沖縄を表出するのか。
沖縄不在の「沖縄返還協定」
その日本政府の強権ぶりをどう描くのか。
じっくりと見させていただきましょう。
今夜午後9時00分から NHK BS で。
※ BS は結構いい番組をやってましたな。特に地デジ化する前は。今回も期待できるでしょうか。
番組紹介
かつて日本のプライドをかけ、アメリカと闘った外交官がいた
沖縄返還にかけた男の、壮絶な人生とは-
そして、夫婦の愛と絆の軌跡とは-
実話に基づいた“返還交渉人”の物語
千葉一夫は、沖縄返還で外交交渉の最前線にいた、実在の人物。戦時中、海軍の通信士官だった千葉は、沖縄を圧倒的な武力で攻撃する米軍の無線を、ただ傍受することしかできなかった。戦後、外交官となった千葉は、妻の恵子に「いつか、沖縄を取り戻す」と誓う。
返還交渉が始まった1960年代。本土から切り離され、アメリカの統治下にあった沖縄は、米軍がベトナム戦争へ出撃する拠点となり、核兵器まで配備されていた。沖縄から、核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないよう、アメリカと激しい外交交渉を重ねた千葉。さらに何度も沖縄に足を運んでは、人々の苦悩に真摯に耳を傾けた。千葉が貫いたもの。それは、日本のこと、沖縄のことは、自分たちで決められるようにするという、強い信念だった。その奥底にあった、想像を絶する体験とは。そして、挫折しかけた千葉を支えた、夫婦の愛と絆の物語とは…。
【作】西岡琢也
【原案】宮川徹志『僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫』
【音楽】大友良英
【語り】仲代達矢
【出演】井浦新 戸田菜穂 尾美としのり 中島歩/佐野史郎 大杉漣 石橋蓮司/ほかの皆さん
【制作統括】西脇順一郎(大型企画開発センター)
【演出】柳川強(ドラマ番組部)
登場人物
演出メッセージ<千葉一夫の感応する力> 演出 柳川 強
ドラマの下見で初めて嘉手納に降り立った時、いきなり米軍の軍用機が低空飛行で頭上を通過した。あまりの爆音に私は殺意すら感じた。この爆音はその後ずっと頭の中で鳴り響き、その夜、私は度々うなされた…。これが、現代を生きる私の沖縄体験です。では、沖縄戦を無線で聴き、返還交渉の為に何度も沖縄を往復したこのドラマの主人公・千葉一夫は、何を感じ、何を考えたのだろうか。“鬼の交渉人”と称された男の心に分け入る事で、混沌とした現代を生きる私たちに託されたメッセージを見つけ出す事は出来ないだろうか。それこそが、フィクションを描く使命だと感じました。千葉一夫さんが私達に託したものは、果たして“希望”なのか“絶望”なのか?私たちの感応力が試されていると思っています。