Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

ドヤ顔で返還式典にくる米軍と政府。しかし、27年かかってやっと普天間「0.8%」返還とは、いったいどんな「返還」なのか、実際に見てほしい。

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それはまったく

政府のいうような先行返還などではない。

 

SACO 合意より以前の、

1990年の日米合同委にとりきめた事案。

 

なにが先行なのか、

たったこれしきの基地の縁を返還するのに

なんと27年 もかかったというわけだ。

 

0.8%の土地区画とは、

どんな土地なのか見てほしい。

 

これが27年もだだをこねておいて

米軍と日本政府がドヤ顔で返還式典にのぞんだ

その土地だ。

 

返還される土地と市道宜野湾11号整備計画

 

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普天間基地のなかにはこんなにもひろびろと緑地が広がっているにもかかわらず、

 

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このフェンスから目の先の壁のところまで、

わずかこれだけの土地。

 

しかもこんどはフェンスではなく、

コンクリートの壁というわけだ。

 

ここはパレスチナなのか。

 

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フェンスの向こうのわずかな土地、

約四ヘクタール。

米軍はこれを引き渡すのに27年もかける。

 

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米軍に寄生する日本の防衛省の墓標か。

米軍基地をまもる人柱のように、

いくつもの防衛省のマーカーがならぶ。

 

万が一、それが死に体の日本の防衛省の墓碑だとしても、

 

基地の外側にあるのだから、基地に墓まで奪われたウチナーよりは、まだましだ。

  

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フェンスの中にはりっぱな亀甲墓が。

 

土地を奪われた者たちは、

 

その土地と暮らしだけではなく、

先祖の墓まで米軍に人質として奪われたも同然だ。

 

基地の中にお墓のある者達は、
いちいち米軍に許可を得ないと
シーミー (清明祭) で墓参りもできない。
 
しかも、雨が降ろうがなんだろうが、おかまいなしの、米軍が指定した日に。
 

「墓参りに許可とは」 普天間飛行場でシーミー

琉球新報

 【宜野湾】米軍普天間飛行場内で17日、シーミー(清明祭)が執り行われた。同日までに入域を申し込んだ約490人が次々に訪れ、墓参りした。返還合意から20年たっても飛行場は居座り、ことしも米軍の“許可”による清明祭となった。

 天久盛善さん(76)=宜野湾市嘉数=と親戚約20人もこの日、基地内の先祖の墓に集まった。天久さんは「親戚で集まり、先祖に日ごろの報告をするだけなのに許可が必要なのか」と複雑な思いを語った。
 幼いころは基地内外を隔てる金網はなく、自由に墓を訪れていた。1960年代に県外に進学して帰ってくると、金網が張り巡らされて許可制になっていた。
 しつこく身分を確認されることもある。親戚の一人は墓前まで警備員に見張られた。「米兵は自由に基地内外を行き来しているのに、市民はいけないのか」と眉をひそめた。
英文へ→“Why do we need to get permission from U.S. marines to visit our ancestors’ graves?”

 

もちろん、27年かかってやっと返還された

この4ヘクタールは

 

犬の散歩道にしかならぬ

と揶揄されつつも

 

地獄のような慢性的渋滞に永年悩まされ続けてきた民の悲願の道路整備が、これでやっと少しでも可能になるというものだ。

 

【普天間4㌶返還】宜野湾市は市道に整備、国道の渋滞緩和へ

 沖縄タイムス+プラス

 330号の渋滞緩和や生活道路整備などを目的に市道11号(上原交差点~佐真下ゲート)として整備する予定。宜野湾市と沖縄防衛局が23日に合同で開いた地権者説明会で、佐喜真淳市長は「スピード感を持って事業を進めたい」と、2019年度の開通に意欲を示した。

 市道11号は全長3487メートルの道路となる。上原側474メートルは1987年、佐真下側947メートルは、89年に整備が完了している。未整備の区間は宜野湾、愛知、中原区などにまたがる約2キロ。今回返還される土地について、市は18年度中に取得を終え、19年度に本格的な市道整備に取り掛かり、開通を目指す。

 また、国道330号と市道11号を結ぶ軍道「中原進入路」も返還される。普天間飛行場への進入路だが、基地ゲートが常時閉鎖されていたため、事実上は生活道路として使用されていた。市は今後、説明会や市道認定、用地取得をするなどし、整備を進める方針。

 

しかし、

だからといって、それで

土地を接収した米軍に

県民が土地にひれ伏し感涙するとでも、

そんな間抜けだとでも思うのか ?

 

わずか約4ヘクタールの土地の返還式典に

 

ドヤ顔でやってくる米軍と政府。

 

 

政府は、基地負担軽減策の成果を強調し、「自然環境や住民の生活環境に配慮して(辺野古)工事を進めることが一番の近道だ」といい

 

またニコルソンは

「返還面積は小さいが基地の整理統合の新たな一歩。近隣で新たな脅威が増す中、一丸となり取り組むことが重要だ」と満面の笑みだとよ。

 

普天間飛行場「0.8%」返還で式典 知事は全面返還訴え、政府は負担軽減を強調

 沖縄タイムス

2017年8月2日 07:22

 政府は1日、米軍普天間飛行場の一部返還を記念する式典を宜野湾市内で開いた。政府を代表して宮沢博行防衛政務官は「地元の利便性は格段に向上する」と述べ、政府の基地負担軽減策の成果を強調した。一方、翁長雄志知事は普天間飛行場の全面返還を訴え、県外移設に取り組むよう政府に求めた。

 

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 宮沢氏は昨年12月の米軍北部訓練場返還に触れ「嘉手納以南の土地返還も着実に進める」と述べ、日米で合意した返還計画を実行する考えを示した。これに対し翁長氏は「住民生活の環境改善に寄与する」と返還を歓迎した上で「全面返還は県民の長年の悲願だ」と強調し、政府に対し「実現を強く求める」と訴えた。

 佐喜真淳宜野湾市長は「返還は宜野湾の未来への第一歩で、全面返還の道しるべだ」と高く評価。米側を代表して在沖米軍トップのニコルソン中将は「返還面積は小さいが基地の整理統合の新たな一歩。近隣で新たな脅威が増す中、一丸となり取り組むことが重要だ」と述べ、日米同盟強化の重要性を強調した。

 知事の県外移設の訴えに対し、宮沢氏は式典後、記者団に「自然環境や住民の生活環境に配慮して(名護市辺野古の新基地建設)工事を進めることが一番の近道だ」と語り、工事を継続する考えを示した。

 日米両政府は2015年12月、普天間飛行場全体の約0・8%となる約4ヘクタールの土地返還で合意し、今年7月31日に返還された。

 政府は「先行返還」を強調するが、実際には1990年の日米合同委において返還協議開始で合意後、27年かかって実現した。県や宜野湾市は早期の全面返還を求めているが、辺野古新基地建設を巡り県と政府は激しく対立しており、見通しは立っていない。

 

どだい感覚が狂っているのだ。

この政権は。

 

今日、第3次安倍第3次改造内閣が公開された

 

第3次安倍第3次改造内閣 閣僚等名簿 | 首相官邸ホームページ

 

そして、あのスガ
沖縄基地負担軽減担当大臣をなのる。

 


沖縄基地負担増大担当大臣として

ありとあらゆる手段をこうじてきたやつが

沖縄基地負担軽減担当大臣をなのるという、

 

はずかしげもない汚濁政権。

それが怪臓安倍内閣だ。

 

 

菅 沖縄 に対する画像結果

 

菅 沖縄 に対する画像結果

 

 

 

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