沖縄先行型「共謀罪」裁判のヤミ ⇦ 知り合いでもないのに「暗黙のうちに現場で意思を通じ合い、共謀を遂げたことは明らか」で懲役1年6月というサイコ判決の柴田寿宏裁判長
- ① 「暗黙のうちに共謀」できるのか? それは「共謀」ではない !
- ➁ 「約二週間のけが」はなかったと診断医師が法廷で証言 !
- ③ 「尋常ではない」連日の取り調べで得た証言は無効 !
- ④ 正義と民主主義を失った「異常な判決」
絶句する・・・。
これが ポスト7/11 (共謀罪法案可決後)
その日本に実際におこっていることだ。
共謀罪法案のヤミと警告されてきた、
まさにその恐怖が沖縄で先行している。
一連の博治さんらの高江裁判だが、
① 「暗黙のうちに共謀」できるのか? それは「共謀」ではない !
知り合いですらなく、
事前の計画があったわけでもないのに、
N1 テント裏でおこったわずか数分のできごとが、
「暗黙のうちに共謀」とは
どうやったら、暗黙のうちに共謀できるのか ?
教えてほしいのだ。
これは超能力によるテレパシー共謀事件だったのか?
それとも裁判官がサイコでおカルトなのか?
こちらは沖縄タイムスの今日の朝刊から
なにが「共謀」なのか
被告は当日まで添田氏らと面識はなかったと証言している。
昨年の高江不当弾圧事件でとんでもない不当判決---「(初対面の者同士が)暗黙のうちに意思を通じ合い共謀を遂げた」などあり得ない! - チョイさんの沖縄日記
「被告人は、本件当日まで添田のことは知らなかったなどと供述して、添田らとの共謀を否定する。しかし、--- 山城の発言に基づき、被告人が山城及び添田らと暗黙のうちに現場で意思を通じ合い、共謀を遂げたことは明らかである」
共謀してもいないのに、初対面の人物とも「共謀した」といいだす。
ちゃんと「共謀罪」とはなになのか、キノコ狩りでも FB 友達だっただけでも共謀になるかどうか明確にすべきだったのだ。
➁ 「約二週間のけが」はなかったと診断医師が法廷で証言 !
しかも、本土の新聞記事を読んで
沖縄の真実が伝わるわけもないだろう。
たとえばこれだ。
沖縄、ヘリパッド反対派に有罪
抗議活動中の牧師
沖縄、ヘリパッド反対派に有罪 抗議活動中の牧師 - 西日本新聞
米軍北部訓練場(沖縄県東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、抗議活動中に防衛省職員にけがをさせたとして、傷害などの罪に問われた神奈川県大和市の牧師〇〇〇被告(32)に、那覇地裁は27日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
柴田寿宏裁判長は判決理由で「明らかに行き過ぎた行為で、基地反対運動の一環としても正当化できない」と述べた。
判決によると、昨年8月25日、ヘリパッド建設現場付近で防衛省職員の男性の肩をつかんで揺さぶって暴行し、職務執行を妨げ、打撲など約2週間のけがをさせた。
はたして、
皆さんはこの記事をどう思うか。
義なる神とイエスの生きざまに拠ってたつこの敬虔な牧師が、N1裏で防衛省職員に「懲役1年6月」に値するほど、防衛省職員をボコボコに半殺しにしたと信じるか?
冗談じゃない !
そもそも「約二週間のけが」など存在しなかった。
その診断書を書いた医師自身が公判で証言しているのだから間違いない。
脆くも崩れ去った検察の目論見---高江の不当弾圧・山城博治さん、添田充啓さんの公判を傍聴 - チョイさんの沖縄日記
そして傑作だったのはケガをしたという防衛局職員I氏を診察した整形外科医師の証言だった。防衛局のI氏は、山城さん、添田さん、そしてYさんに「暴行」され、「全治2週間」のケガを負ったと主張している。医師は、「外傷性頸部症候群、右上腕打撲」で「全治2週間」の診断書を書いたのだが、アザはあったものの、本人の訴えだけでレントゲンや各種の試験等でも全く異常は認められなかったことを認めた。また、弁護団が「人に引っ張られただけで頸椎捻挫になるのか?」と聞いたのだが、彼は、「絶対に無いとは言えないが、私の29年の医師としての経験ではそのような事例はなかった」と認めたのだ。
なぜ診断書を書いた29年のキャリアある医師自身が診察し「異常が認められなかった」と証言する事象に、1年6か月も懲役判決を受けなければならない?
存在しもしない犯罪で有罪宣告されるのは
でっちあげ裁判ということだ !
③ 「尋常ではない」連日の取り調べで得た証言は無効 !
抵抗運動と市民的不服従は
民主主義の根源だ。
それが信じられないなら、ジェファソンの「独立宣言」からソーロウの「市民的不服従」まで、基本文献から読みなおせ。
抗議する市民のテントをなんの法的根拠もなく強制撤去しようとした職員らに抵抗した、それで、なんの怪我もない数分の出来事で不当逮捕し、なんと、何か月にもわたって拘留し、連日の厳しい取り調べ。
何を取り調べるというのか、
基地のない平和な沖縄を求めているだけなのに。
その厳しい取り調べの中で二度も病院に救急搬送され、言葉を発するのも困難だったと証言している。
共謀の証言をひきだすための拷問か。
いったいどれほど身体的精神的な弾圧をかけたんだ?
そんな尋常ではない取り調べが裁判で有効になるとでも?
なかには
牧師のくせに、なんだ、
だからだよ。
日本政府が歴史教育と公民権教育 (あるいは人権教育) を徹底的に骨削りしてきた結果が、ついにこういう日本民主主義の危機を招いたのだ。
今でこそ、合衆国で毎年1月第三日曜日はキング牧師記念日(Martin Luther King, Jr. Day)として祝日に指定されている。
しかし、つい半世紀前には、その政府が、キング牧師を文字通り何十回と逮捕し、不当拘留し、脅迫し、デマを流し、分裂を仕組んでいたのだという歴史を、
私たちはもう忘れたのではないか。
市民的不服従で何度も投獄されたキング牧師のレガシーを日本は真の意味で何も理解していない。『人生で最も持続的で差し迫った問題とは、お前は他者のために何をするのか、ということだ。』
④ 正義と民主主義を失った「異常な判決」
そして、
およそ2000年前のことだ。
あの無実の男に磔刑をいいわたした、
あの悪代官ピラトですら、
「わたしはこの男に罪を見いだせない」と
法廷を去るときに「手を洗った」という。
ローマ総督ピラトは、主イエスには罪がないこと、この訴えは大祭司たちの妬みによることを知っていました。彼は断固この不正を阻止すべきでした。しかし彼は大司祭と群衆を恐れ自らの責任を放棄したのです。正しいことを行うのはなんと難しいことでしょうか。
柴田寿宏裁判長、
お前もこの汚い判決の後、
手を洗ったのか !
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第二審もクソだった。