共謀罪と沖縄 ① 昨年7月11日、沖縄に機動隊を差し向けた安倍政権が、今度は共謀罪を沖縄に送りこむ (怒) !
昨年7月11日。
沖縄が忘れるわけもない。
現職の安倍の島売り大臣を蹴りだして、
圧倒的な票差で反基地派の議員を勝利させた。
その9時間後だ。
安倍政権が高江に機動隊を差し向けたのは。
【高江】緊急です。機動隊・業者来てます!
— tokkouji (@tokkouji) 2016年7月10日
メインゲートに機動隊のカマボコ3台。工事業者のダンプ・重機・トイレが集まっています。
現場には、警備のALSOK。鉄柵までつくられてます。至急高江に来てください。情報の拡散お願いします。 pic.twitter.com/b81hqcuI4u
だから、
安倍菅政権のやり方が
ここまで薄汚いということを更に実証するかのようだ。
来たる7月11日、
自民党と公明党が仲良く手をつないで強行採決した共謀罪法案が施行される。
それはまさしく、
7月11日の沖縄弾圧、第二弾だ。
薄汚れた政権が沖縄にかもす、
この暗黙のメッセージについては
おそらく相当な馬鹿でなくても分かるだろう。
で、昨日のことだ。
沖縄県警の重久真毅警備部長は
共謀罪が辺野古高江の抗議活動に「適用されることはないのではないか」と
なんらの意味もなさない答弁をした。
「共謀罪」適用なしと認識 沖縄県警、辺野古や高江の抗議活動に対して
「共謀罪」適用なしと認識 沖縄県警、辺野古や高江の抗議活動に対して | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス
沖縄県警の重久真毅警備部長は6日、7月に施行予定の「共謀罪」法が、辺野古や高江で抗議する市民らに適用されるかについて「適用することはないのではないか」との認識を示した。県議会総務企画委員会で比嘉瑞己氏(共産)の質問に答えた。
重久警備部長は、市民らの抗議活動は「一般的に言われているテロではなく、組織だってやっているものでもない」と説明。また「共謀罪」法が計画段階での処罰を盛り込んでいることを念頭に「道路に立ちふさがるなど、目の前でやっていること自体が既遂の犯罪」と述べた。
また、重久警備部長が「かつての極左のように爆弾などを作ったら別」と述べたことに対し、比嘉氏が「県民をばかにする発言だ」と声を荒らげる場面もあった。
適用することはないかもしれないし、
適用することがあるかもしれない、
そんなグレーゾーンに市民を突き落とし、
そして
この警備部長がほのめかすように
当局の恣意的な判断にゆだねられるのだ。
市民がなにかを「組織的にやって」いたら
もうそれは共謀罪適用範囲だと。
そういう定義を、もうまかり通らせている。
いつから憲法を飛び越えて、
市民の集会や結社や言論の自由を潰す国になったのか。
シュプレヒコールやプラカードを掲げる事自体が「組織的行動」と牽制する猪瀬。こいつは年老いてすっかり抑圧者になりきってしまったな。
強行採決前に安倍がおためごかしで語った言葉を、
私たちが記憶しておくことは大切だろう。
しかし安倍の言説を信ずるに値すると考えてる人間がどこにいるだろうか。
基地反対は共謀罪の適用になる? 安倍首相、該当しないと答弁
基地反対は共謀罪の適用になる? 安倍首相、該当しないと答弁 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
2017年5月31日 11:34
昨年の7月11日、
あざ笑うかのように機動隊を送りこんできた安倍政権は、
今年の7月11日には
共謀罪を送りこんでくる。
しかも、それは既に前倒しで、
高江で「山城氏がリーダーではなかったかどうか」を争点として、おそろしい沖縄弾圧裁判をくりひろげている。
共謀罪法案自体が、
「組織的な」人権侵害なのだが、
「組織的に」共謀罪を強行可決した奴らが共謀罪で捕まることはない !
N1ゲート前を埋め尽くす機動隊。この機動隊は北側からやってきて、N1ゲート前を制圧した。2016年7月22日 Photo by Gen KITAUEDA