2017年3月1日
■ 旧米海軍駐機場、外来機用に維持⁉︎ ■
在沖米軍施設の整理縮小と見せかけた施設整備拡充が進んでいる。
これもそうだ。米軍の嘉手納基地にある旧米海軍駐機場。
これまでの米海軍駐機場は国道58号線や住宅地に近い場所にあり、航空機エンジンを調整する際の轟音や排気ガスの異臭は、近隣住民にとっては耐えがたいものだった。
そんな旧米海軍駐機場は、20年以上も前にSACO合意で嘉手納基地の滑走路奥に移設されることが決定したものの、ようやく新駐機場が完成して移転したのは今年に入ってから。
ようやく近隣住民の負担軽減に繋がるかと思いきや、 米本国などからの米軍機が飛来し始めてそこに駐機した。沖縄タイムスの報道によると、米軍は旧駐機場を取り壊すのではなく、今後は外来機用の駐機場として活用する気があるらしい。
これでは、全く嘉手納基地周辺住民の負担軽減にならない。
事実上の負担増である。
これだから、沖縄県民は日米両政府に不信感を抱くのである。