Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

辺野古で講演会、オスプレイの不都合な真実

 2017年2月20日

名護市辺野古交流プラザで開催された講演会。主催は、新基地建設を考える辺野古有志の会辺野古地区の住民ら50人もが参加した。

辺野古交流プラザで開催された意義は大きい。

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まだ記憶にも新しい。昨年12月は大浦湾のすぐ北の安保にオスプレイが墜落し、米軍だけでは回収できないほどバラバラになった。しかし、それをも「不時着水」だと言い張るのだ、この政権は。

それだけではない。

オスプレイが考えられないほどの近距離で毎日離発着をくりかえす。それは通常の騒音に加えて、重低音の、音として認識しにくいほどの低周波被害をもたらす。

部屋の中の空気がぶるぶると震え、建具がガタつく物理的ストレスだけではなく、吐き気や欝々とした心理的・生理的影響。朝から深夜近くまで。毎日毎日。

もし新基地が辺野古に建設されれば、こんな強烈な騒音被害を受けるのは、まずそこに住む住民だ。しかし、国はこの低周波に関しては全く被害を考慮せず、対策する気すらない。

気が狂うほどの被害でも、「気のせい」「神経質になっている」で済まされることは目に見えている。なにせ墜落でも「不時着」なのだから、なんでもありだ。

昨年4月、防衛省木更津駐屯地で予定していたオスプレイとヘリとの騒音比較を「米軍の運用上の都合」で取りやめた。それは如実に米軍にとってたいそう都合の悪いオスプレイ低周波の実態を物語っている。
http://ospreyfuanclub.hatenablog.com/ent…/2016/…/25/000000_1

どんな小さな声だとしても、声をあげないで死んでいくよりずいぶんマシだ。

都合の悪いものをぜんぶ押しつけられ、
それでもずっと黙らされていたら、
とても先祖や子孫にも申し訳がたたぬではないか。

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琉球新報
「米軍機罰則条例を」 渡嘉敷准教授、騒音・低周波で提起
2017年2月20日 11:39

 【名護】琉球大学の渡嘉敷健准教授を招いた勉強会「オスプレイ・CH53ヘリ航空機騒音の実態と低周波音の実態」(主催・新基地建設を考える辺野古有志の会)が18日、名護市辺野古交流プラザで開催され、約50人が会場に足を運んだ。渡嘉敷准教授は沖縄県の条例で米軍機の騒音への罰則規定がないことに触れた上で「県は積極的に騒音防止に関わる条例をつくるべきだ」と強調した。

 渡嘉敷准教授は低周波や超低周波について「人間の聴覚で感知しづらい」とした上で、「睡眠妨害など人体に影響を与えることが多くの調査や研究で明らかになっている」と指摘。だが、米軍機から発せられる低周波などに関して、国は被害を想定しておらず、対策がないことを説明した。

 渡嘉敷准教授によると、米軍機による低周波や超低周波の影響は、2010年の普天間爆音訴訟の高裁判決で初めて問題視されるようになった。渡嘉敷准教授は「防衛省による普天間第二小学校の防音測定では125ヘルツ以上からしか測定しておらず、低周波はその範囲に入っていない」と話した。

 米軍機は飛行ルートが決まっている民間機と異なり、民間地上空を比較的自由に飛行できることを指摘した上で「県内どこでも騒音被害があり、本来は沖縄防衛局がきちんと調査をすべきだ」と国の対策が不十分だとの見方を示した上で「複数箇所で騒音を測定して、その情報を行政に上げる仕組みが必要だ」と話した。

 また、渡嘉敷准教授が実施したアンケートによると、観光で沖縄を訪れた人の多くは波音などに癒やしを感じている。「波音やエイサーの音は沖縄の資源として捉えることができる。それを阻害する米軍機による騒音を取り締まる罰則規定を含んだ条例をつくる必要がある」と話した。

 

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