トランプ大統領の意図は?
2017年2月12日
■ トランプ大統領の意図は?■
今週末の安倍・トランプのゴルフ外交。
日本メディアのフィーバーぶりが気持ち悪い。
日本のメディアは、『尖閣が安保五条に適用すると大統領が触れた!』だの、『辺野古が唯一という認識で一致した!』だの、これまでのリップサービスが繰り返されただけなのに、大はしゃぎ。
しかし、海外メディアが注目したのは、異様なまでの「長い」握手。
必要以上に握手を続けるという行為には、大抵の場合、手を離さない方に何らかの意図があるが…。
その日本メディアのフィーバーぶりに終止符をうったのが北朝鮮。
安倍・トランプのゴルフ外交に合わせたかのように、日本海に弾道ミサイルをぶっ放した。
その件に関し、今度はトランプ大統領の「短い」発言に注目が集まっている。
トランプ大統領は、
『I just want everybody to understand and fully know that the United States of America stands behind Japan, its great ally, 100%. 』とだけ発言した。
(発言は http://www.businessinsider.com/ap-south-korea-says-north-korea-test-fires-missile-into-sea-2017-2-2 より引用)
異様な短さもそうだが、トランプ大統領が "stand behind" という表現を用いたのが興味深い。
読売新聞に掲載された和訳は、『米国は偉大な同盟国、日本を100%支持する』であるが、トランプ大統領は、この北朝鮮による弾道ミサイル発射をどうみたのか。
『日本を100%支持する』という表現は、『この件で日本がどう対応しようと、米国はそれを支持する』というものであり、あくまでも、日本が主導して対応するべきであるとのニュアンスがある。
"stand behind" を直訳すると、「誰か(何か)の背後に立つ」ということ。
これまでのように、米国が中心となって関係国との協議の場を設けることは「やらない」と言っているのでは?
少女像で在韓総領事を帰国させ、中国包囲網をめぐらせることに必死な日本政府。
さて、どうする日本?
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