まだ終わらない戦後
2017年2月1日
■ まだ終わらない戦後 ■
八重瀬の壕から全身骨 日本兵か、
発見者「遺族へ返したい」
2017年2月1日(水) 琉球新報より
完全な状態で収集された遺骨と「遺骨を遺族に返してあげたい」と語る沖縄鍾乳洞協会の松永光雄理事=1月20日、八重瀬町安里
【八重瀬】八重瀬町安里の壕で31日までに沖縄戦当時の日本兵とみられる遺骨1体が見つかった。頭蓋骨から肩甲骨、尾てい骨、大腿(だいたい)骨、すねの骨、上腕など完全な状態でそろっている。下あごには左右3本ずつ歯も残っている。約30年にわたりボランティアで遺骨を収集している八重瀬町のNPO法人沖縄鍾乳洞協会の松永光雄理事(63)は「戦後72年たってもまだ戦争は終わっていない。1体がきれいに発掘されるのは珍しく、奇跡に近い。できれば遺族に返してあげたい」と話し、情報提供を呼び掛けている。
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