日米地位協定、飲酒運転まで思いやり !
飲酒運転まで思いやるのか!
飲酒量が呼吸1ℓ当たり0.25mgまで運転可能とするなど、日本国内法とはかけ離れた在日米軍基地内の飲酒基準が、つい9ヵ月前まであった。日本政府はこの実態知っていて放置していたのだ。
米軍は四月の改定まで、日本国内と違う基準を定め、改定後も緩い罰則を運用している。
また、基地の中では16歳から運転可能。
地位協定では「日本国の法規を尊重する」とあるらしいが?
尊重なんてしているわけもない。
やりたい放題、
で、日本は放置。
飲酒運転が減らないわけですよ・・・。
12月31日(土)沖縄タイムス紙面より
『在日米軍基地内の飲酒運転、緩い基準 16年4月まで国内法と差』
【ジョン・ミッチェル特約通信員】在日米軍基地内の飲酒運転の基準が、ことし4月の改定まで日本国内法に比べて緩かったことが本紙の調べで分かった。4月以降は日本の基準に合わせたものの、罰則は比較にならないほど軽いままだ。米軍犯罪の被害者支援に取り組む池宮城紀夫弁護士は「米軍は国内法を否定している。基準や罰則の緩さが、米兵が基地外で飲酒運転する土壌になっているのではないか」と指摘する。
改定前の基準は、基地によってばらばらだった。海兵隊の基地では、呼気1リットル中のアルコール0・25ミリグラムまでは運転が認められていた。この濃度は日本国内法では酒気帯び運転に当たる。
一方、空軍嘉手納基地では同じ濃度が違反とされたが、罰則はわずか12時間の免許停止だった。日本国内法なら免停は90日間、さらに3年以下の懲役か50万円以下の罰金に当たるケースだ。
2014年8月に在日米空軍が作成した兵士教育用のスライドは、基地内の飲酒運転の基準が0・50ミリグラム(米採用の基準BACで0・10%)だったことを示す。日本国内法では0・15ミリグラム以上が飲酒運転とされており、3倍以上緩い。世界的に見て飲酒運転の規制が緩やかな米本国でも、ほとんどの州で0・40ミリグラムが基準となっており、在日米空軍はこれを上回っていた。
このスライドは、当時のアンジェレラ司令官(在日米軍司令官兼任)名で作成されている。日米の基準を比較しており、米軍が自らの基準の緩さを認識していたことを示している。今も嘉手納基地のウェブサイトから閲覧できる。
在日米軍司令部はことし4月4日、「基地ごとに基準が違うことによる混乱を避ける」として日本の国内基準に統一する通達を出した。
しかし、罰則は依然として軽い。アルコール濃度0・40ミリグラムの場合、日本国内法では免許取り消しと欠格2年なのに対し、基地内では60日間の免停にとどまる。
4月の改定後も基地外での飲酒運転は続いた。6月、嘉手納基地所属の海軍兵が国道58号を逆走して軽自動車2台と衝突し、2人が負傷。7月にも嘉手納所属の空軍兵が酒気帯び運転の容疑で逮捕され、米軍属が逮捕された女性暴行殺人事件と合わせて県民の批判が高まった。
基地司令官には罰則を追加する権限があり、嘉手納基地は7月19日に厳罰化を発表。0・40ミリグラム以上で1年間の免停を課すことになった。
基地内では16歳以上が運転できる。
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