「私人なりすまし審査請求」で工事再開、そして「沖縄の皆さんの心に寄り添い、基地負担の軽減」と答弁する安倍政権の「法治国家」の怪
今朝からキャンプシュワブでトラック車両がどんどんゲートに入っていった。
そして東京では、菅は今日の記者会見で、「国土交通相から(沖縄県による埋め立て承認撤回の)執行停止の決定通知が届いたことを受け、県に連絡した上で作業を再開した」と述べたという。
考えても見てほしい。
沖縄が怒りにうちふるえた
国交省が埋め立て承認撤回の効力停止を表明した、一昨日の答弁である。
法治国家として法律に基づき、
必要な法的措置を講じたものと認識しています。
「私人」として行政不服審査したのなら、大浦湾を埋めるのは「私人」なのか。米軍基地建設を進めているのは「私人」なのか。
安倍のいう「法治国家」とは「私人」なのか。
沖縄県の埋め立て承認撤回を国交省が撤回効力停止に - 「書類の不備」で米軍基地犯罪の被害補償を10年も待たせる国が、「なりすまし審査請求」を13日間で決定書
行政法研究者110人が国交省の撤回効力停止に「国民の権利救済制度である行政不服審査法を乱用するもの」と批判し、却下を求める声明を発表。
あげくにこれだ。
沖縄の皆さんの心に寄り添い、基地負担の軽減に結果を出してまいります。
沖縄の民意を無視して工事を始めると宣言しつつ「沖縄の皆さんの心に寄り添う」など、
これがまっとうな一般常識の世間であるとすれば、
安倍政権が繰り返す「沖縄に寄り添う」発言は、当事者が嫌うものを執拗にストークし搾取のために「寄り添う」、帝国主義サイコそのものである。
ストーカーの特徴として、異常なほどの執着心、支配欲に基づく行動で、なかなか歯止めが利かず、行動がエスカレートすることが挙げられます。被害が小さいうちにやめさせることが肝要です。
もはや、この国の政治に、選挙で示された民意も、一片の一般常識も、適正な法の手続きも、そして良心すら、重要ではなくなったのだろうか。
こんな発言が
沖縄に対して毎回繰り返される、
こんな恐るべき非常識と残虐な非人道性をむきだしにする政権を可能たらしめているのは、
いったい日本のどんな「民意」なのか。
辺野古工事、身内の「奇策」で再開へ 玉城氏「横暴だ」 - 沖縄:朝日新聞デジタル
それでも、ヤジと怒号の違いがわからない人々へ - 県民葬で菅が代読した「弔辞」の内容とは。しかも玉城新知事との初面談で弔辞と同じ書面を読みあげる安倍首相。一体それで沖縄県民に誠意を示したと言えるのか !?