防衛省、問題の有害物質の有無については言及せず - 嘉手納基地の消火剤噴出するも、「周囲に影響なし」と伝える本土メディア

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さて、昨日お伝えした嘉手納基地、消火剤流出の件だが。

 

再び嘉手納だ !

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

日テレニュースが、この件の続報を「周囲に影響なし」と伝えていて、本土メディアのトンデモ報道に呆然とする。

 

「周囲に影響なし」と伝える本土メディア

 

消火剤流出の、何において「周囲に影響なし」なのか。

 

沖縄県民なら、まず消火剤流出で懸念するのは「環境的に」周囲に影響があるかないかという問題だ。

 

しかし、この記事が語る「周囲に影響はなし」は、環境のことを語っているのではない。

 

ぜひ、ご覧いただきたい。

 

嘉手納基地に大量の泡が溢れ出る 消火剤が噴出するも周囲に影響なし

ライブドアニュース

4日正午すぎ、沖縄県の在日アメリカ軍・嘉手納基地に大量の泡があふれ出た。

防衛省沖縄防衛局によると、4日正午すぎ、「国道に泡が飛んできた」と近くにいた人から連絡があったという。

周囲の道路の通行などへの影響は報告されていない。

在日アメリカ軍は、「驚かせたなら大変申し訳ない」「整備用格納庫の消火設備から予定外に泡消化剤が噴出し、ドアが開いていたため、外部に大量に流出してしまった」と述べているという。

また、この泡消火剤はほぼ水分から成り、すぐに気化するということだが、触れた場合は念のため水で洗い流すよう呼び掛けている。

 

なんという的外れ !

 

この記事のタイトル「消火剤が噴出するも周囲に影響なし」とは、周囲の道路の通行に関して渋滞などがなかったという意味だったのだ (笑)。

 

沖縄にとって、米軍基地消火剤流出の「何が問題なのか」、なぜ本土メディア人は理解できない?

 

明らかにこの記事は米軍の代弁者である防衛局の報告、そのままを記事に書いただけで、しかも防衛局は、用心深く事件の「核心」は切り抜きして語っている。

 

泡消火剤が「ほぼ水分から成っている」ことなど誰でも知っている。しかし問題なのは、その泡消火剤に、指定有害物質が含まれていたかどうか、だ。

 

その点が、用心深く述べられていない。「有害」とも書かれてなければ「無害」とも書かれていない。

 

消火剤の何が問題なのか。

何が問題となっているのか。

 

① 米軍基地で使用されている消火剤に、国内で有害指定されている化学物質が使用されているおそれ。

② 有害物質の流出を報告していない。

③ 有害物質の回収措置をとっていないのではないか。

④ 基地周辺の水質土壌汚染との関連は。

 

酔った米兵が誤噴射…消火剤に発がん性物質も 嘉手納で昨年、通報なし

沖縄タイムス+プラス
2016年2月15日 09:48

 沖縄県米軍嘉手納基地内で2001年以降、泡消火装置の誤作動や民間地域への流出が相次いでいることが、英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏による情報公開請求で分かった。昨年5月には発がん性物質が流出したが、日本側には通報されなかった。

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格納庫から流出した泡消火剤で地面と車が覆われた。情報公開制度で入手した写真=2013年12月4日、嘉手納基地(ジョン・ミッチェル氏提供)

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排水溝に流れる泡消火剤。情報公開制度で入手した写真=2013年12月4日、嘉手納基地(ジョン・ミッチェル氏提供)

 

■ 民間地に流出も日本側に通報せず

 

 米軍嘉手納基地で昨年5月、発がん性物質を含む泡消火剤が民間地に流出していたことが分かった。原因は酒に酔った海兵隊員が、格納庫内の消火装置を起動したことだった。ジョン・ミッチェル氏が情報公開制度で内部文書を入手した。

 消火剤は「JET-X2・75%」と呼ばれるタイプで、がんのほか神経や生殖機能の障がいをもたらす可能性がある。1500リットルが誤噴射され一部は基地外にも流出したが、日本側には通報しなかった。

 米軍は当初、消火剤を無害だと誤認。流出が夜間だったため「消火剤は朝までに散ってしまい、大勢の注意を引くことはない」と書いた電子メールもあった。一方、海兵隊員の行動は「蛮行」と非難していた。

 同じ消火剤の誤噴射は他に少なくとも4回あり、やはり日本側に通報しない事例があった。嘉手納基地周辺の水源で検出され問題化している残留性有機汚染物質の有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)はこの消火剤には含まれていない。違うタイプの消火剤は2001年、12、13、14年に計2万リットルが誤噴射され、PFOSを含む可能性もある。

 ミッチェル氏は内部文書に基づき英字紙「ジャパンタイムズ」に記事を寄せた。「米軍の安全管理には大きな問題がある。環境補足協定に基づき県の立ち入り調査に協力し、水源汚染の可能性について真実を明らかにすべきだ」と指摘した。

  

燃料・消火剤・汚水など漏出13件/米軍嘉手納基地 水源汚す/10年度以降

2016年4月25日(月)
赤嶺議員に政府答弁書

 米軍嘉手納基地で燃料や泡消火剤、汚水などが漏出したとして、米軍から日本政府に2010年度以降の6年間で13件の通報があったことが、日本共産党赤嶺政賢衆院議員が提出した質問主意書に対する政府答弁書(19日閣議決定)で明らかになりました。

 米軍嘉手納基地周辺の河川や地下水を水源とし、沖縄本島中南部の7市町村を供給先とする北谷浄水場で、高濃度の残留性有機汚染物質PFOSが検出されています。県民が口にする飲料水が日常的に汚染の危険にさらされている実態が明らかになりました。

 内訳は、燃料が8件、泡消火剤2件、汚水2件、油圧オイル1件。泡消火剤は、11年1月と14年4月に風により基地外に飛散。国内での使用が原則禁止されているPFOSが含まれているかは、いずれも「不明」としています。飛散した消火剤は「自然消滅」したとしており、回収措置をとっていないことは国内法の基準に反する可能性があります。

 ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で入手した米軍資料では、10~14年に同基地で計206件漏出したとされており(11日付地元紙)、ほとんどが日本側に通報されていない可能性があります。

 米軍が泡消火剤に加え、航空機や部品などの洗浄剤や作動油にPFOSを使用している可能性も指摘されていますが、これらの用途への例外使用は国内法上認められていないことを確認しています。

 

そして第五の懸念にも触れておきたい。

 

⑤ 消火剤噴出はたんなる兵士の悪戯ではないのか

 

地元沖縄では限られた情報しか提供されず、真剣な環境問題となっている一方で、なんと、米軍兵士のグループサイトではフォームパーティーなどといって雪の降らない沖縄で泡を楽しんでいるかのような楽しいコメントとお笑いアイコン😤😤😤😤😤😤😤であふれる。

 

なんと、5月3日 (木) に投稿され5月6日の朝には、シェア1,753件、動画は20万回も再生されている。

 

⇩ここをクリック

KadenaAirBase - Air Force amn/nco/snco

 

 

すぐにこうしたGIF画像も作られる ⇩

https://media2.giphy.com/media/101FpUfWiGZFVm/giphy.gif

 

2015年の消火剤噴出は、米軍側が「蛮行」と呼んでいることからも、明らかにふざけた悪戯からおこった流出だった。しかもその消火剤には「がんのほか神経や生殖機能の障がいをもたらす可能性」のある化学物質が含まれていたことが、情報公開請求でやっと次年度に判明するというありさまだ。責任の所在はどこにある?

 

そんな悪戯もふくめて、数年にわたり二万リットルを超える消火剤が流出しているのだ。

 

今回はどうだったのか、今だ報告はない。

 

本土メディアよ、

 

これでも、嘉手納基地の消火剤流出事件は、「周囲に影響なし」なのか。

 

本土メディアは、しっかりと日米安保と沖縄を報道する意識と知識と心とを持ってほしい。