Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

オスプレイが小学校上空を飛行!政府は今すぐ普天間飛行場を閉鎖しろ!

在日米海兵隊、いったい、どういう神経をしているのか。

 

昨日(2018年2月28日)、宜野湾市にある普天間小学校の上空をオスプレイが飛行した

 

琉球新報が読者から提供された動画をアップしている。短い動画だが、子供たちがいる運動場の上を横切って飛び去るオスプレイが確認できる。

 

youtu.be

普天間小でオスプレイ飛行撮影 機体の底はっきり

2018年3月1日 17:34

 

   【宜野湾】宜野湾市普天間小学校で2月28日午後5時半ごろ、輸送機オスプレイが飛行しているのが撮影された。児童の家族が目撃、動画を撮影した。撮影された動画には機体の底の部分が映っている。

 

    沖縄防衛局は本紙の取材に対し「承知していない」と回答した。

   

    昨年12月の普天間第二小米軍ヘリ窓落下を受けて、日本政府と米軍は市内の学校上空の飛行を最大限可能な限り回避すると約束した。

普天間第二小には米軍機の上空飛行を監視するためのカメラと監視員を配置した。

 

    一方、ほかの学校施設に米軍機を監視するための設備はなく、飛行を確認できない状況だ。【琉球新報電子版】

 

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子どもたちが野球を楽しむ運動場上空を接近して飛行する輸送機オスプレイ=1日、宜野湾市普天間小学校(読者提供)

 

普天間小でオスプレイ飛行撮影 機体の底はっきり - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

沖縄防衛局は琉球新報の取材に対し「承知していない」と答えたらしいが、動画を確認すれば、小学校の上空を飛行しているのは明らかではないか‼︎

 

今回、オスプレイが飛行したのは普天間小学校の上空だが、昨年12月には、海兵隊のヘリが普天間第二小学校上空を飛行した際、児童らがいた運動場に窓枠を落下させるという大事故を起こした!

 

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

普天間第二小学校にヘリの窓枠を落下させた米海兵隊は、同校の児童、学校関係者、保護者、周辺住民らを恐怖のどん底に落としいれた。

 

その後、米海兵隊は、「最大限可能な限り避ける」と合意するも、再び同小学校上空を飛んだ。沖縄防衛局が配置した職員が飛行を監視したにも関わらず、否定したことは、記憶に新しい。

 

ryukyushimpo.jp

 

そして、今から約1週間前の2月23日、普天間飛行場から飛び立った米海軍のヘリが普天間第二小学校の上空を飛行した。

 

米軍ヘリ、普天間第二小の上空飛行 軍が認める 「回避」の合意ほご

2018年2月24日 06:30

 

 【東京】23日午後3時半ごろ、米軍普天間飛行場を離陸した米海軍ヘリコプターMH60が隣接する普天間第二小学校の上空を飛行した。防衛省在日米軍が発表した。在日米軍は事実関係を認め日本側に遺憾の意を伝えた。昨年12月、同小に普天間所属ヘリの窓落下事故が発生した後、日米両政府は学校上空の米軍機の飛行を「最大限可能な限り避ける」と合意しており、反発の声が上がるのは必至だ。

 

 日本側が普天間第二小上空を米軍機が飛行したのを確認したのは1月に続き今年2回目。ヘリは外来機で、学校上空の飛行を避ける合意を把握していなかったとみられる。

 

    防衛省によると監視員と学校に設置したカメラで確認した。防衛省は外来機も含めて学校上空の飛行を行わないよう再発防止を申し入れた。米軍は調査を始めた。

 

    普天間第二小では落下事故を受け、約1カ月半校庭の使用を中止していた。1月18日にも米海兵隊ヘリ3機が上空を通過したのを防衛省が確認していた。しかし、米軍は航跡データなどを示して学校上空の飛行を否定している。日米で見解が食い違っており、防衛省は米軍側に事実関係の確認を続けている。

 

    沖縄防衛局は23日夜、宜野湾市教育委員会幹部に在日米軍普天間第二小上空の飛行を公表したことを説明し「外来機を含め、このような事案が起きないよう再発防止の徹底を申し入れた」と伝えた。

 

    宜野湾市教委によると、上空飛行があった午後3時半ごろ、普天間第二小学校の児童は下校中で授業などでの運動場使用はなかった。

 

    関係者によると、午後3時半ごろ、米軍普天間飛行場からMH60ヘリが北向けに離陸した。防衛省関係者によると、普天間第二小の上空を飛行したヘリは、嘉手納基地に暫定配備されている機体の可能性が高いという。

 

米軍ヘリ、普天間第二小の上空飛行 軍が認める 「回避」の合意ほご - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

海兵隊が2月23日の件を認めたのは、飛行したヘリが外来機だったからなのかもしれない。伝達が上手くいっていないだの、なんだのと言い訳ができるってわけだ。

 

普天間飛行場に拠点を置く部隊の航空機であろうと、外来機であろうと、沖縄県民にしてみれば、そんなことは関係ない。

 

なぜ、軍用機が小学校上空を飛ぶ必要があるのか。

 

軍用機が学校の上空を飛び交う必要性など、あるわけがない‼︎

 

本土では、北朝鮮から発射されたミサイルが日本の領土に堕ちることを想定した避難訓練があるようだが、

 

ここ沖縄では、悲しいことに、普天間小学校と普天間第二小学校、ほか三校の小中学校で、米軍機が墜落したことを想定した避難訓練が実施されている。

 

「米軍機が墜落」 沖縄の5小中学校が行う悲しい避難訓練

2018年2月24日 10:17

 

 米軍機墜落事故などを想定した避難訓練をしている小中学校が県内で5校あることがわかった。23日の県議会代表質問で、平敷昭人県教育長が渡久地修氏(共産)に答えた。

 

    訓練を行っている小中学校は宜野湾市普天間小、普天間第二小と嘉手納町の屋良小、嘉手納小、嘉手納中。

 

 平敷教育長は「児童生徒の安心・安全の確保は最も重要なこと。米軍機墜落事故はあってはならない」と述べた。また「米軍航空基地を有する他の都県へ問い合わせたところ、避難訓練は実施していない、把握していないとの回答を得た」と答弁した。

 

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北朝鮮のミサイルに関しては、ありとあらゆる国際機関が監視している。ミサイル発射の兆候は事前に察知され、Jアラートといった警報で危機を周知することも可能だ。

 

しかし、飛行ルートも自由気まま、飛行時間もやりたい放題という米軍機が飛び交う沖縄県の場合、軍用機の墜落を予測する、住民が事前に避難行動を取る、ということは不可能だ。Jアラートといった警報が鳴り響くこともない!

 

米軍機が飛び交う基地周辺の小中学校で避難訓練が実施され、また、消防、警察といったファーストレスポンダー(一次対応者)らによる訓練も行なわれている。

 

ヘリ墜落、多数のけが人想定 沖縄の18消防本部が合同訓練

2018年2月24日 19:24

 

    ヘリの墜落炎上事故を想定した、沖縄県消防長会による2017年度合同訓練が23日、沖縄市比屋根の県総合運動公園であった。県内18消防本部から約150人が参加し、消火や傷病者の救出に当たった。

 

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墜落を想定した訓練で、炎上する模擬のヘリに放水する消防隊=23日、沖縄市・県総合運動公園

 

 近年は自然災害を想定した訓練だったが、今回は総合的な対応を念頭にヘリ墜落訓練になったという。

 

 陸上競技場の観客席にヘリが墜落し、観客らに重傷を含む多数のけが人が出たことを想定。消防がヘリの模型に放水し消火に当たった。墜落のあおりによるタンクローリーからの液体漏れや、観客の将棋倒しの発生も想定。災害用ドローンで上空から状況把握し、現場が広範囲に及んだ場合の対応を確かめた。

 

ヘリ墜落、多数のけが人想定 沖縄の18消防本部が合同訓練 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 

沖縄県民にとっては、北朝鮮のミサイルよりも、上空をいつでも、どこでも飛び交う米軍機のほうが脅威なのだ。

これが、沖縄の現状だ!

 

多くの沖縄県民が普天間飛行場の閉鎖を求めている。

これは、日本政府が決定した移設先に賛成、反対を問わず、双方の立場の人たちの願いだ。

 

日本政府は、仲井眞前沖縄県知事が辺野古崎沖合の埋め立てを承認した際、普天間飛行場の運用を5年以内に停止する、という条件をのんでいる。

 

その期限まで 1年を切った。

 

運用停止まで「残り354日」 市民が日めくり横断幕を設置 普天間飛行場野嵩ゲート

2018年3月1日 17:42

 

【宜野湾】国が沖縄県に約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」の期日まで残り1年を切ったことを受け、同飛行場の撤去や輸送機オスプレイの配備反対を訴える周辺住民らが1日午前、同飛行場第3(野嵩)ゲート前に残り日数を示す横断幕を掲げた。

 

    平日早朝に続けている抗議行動の際、金網に掲げて運用停止の実現を求める。

 

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「5年以内の運用停止」期日までの残り日数を表す横断幕を掲げ、実現を訴える市民ら=1日、米軍普天間飛行場第3ゲート前

 

 野嵩ゲート前では、普天間飛行場周辺住民が米軍機騒音を巡って国を訴えた普天間爆音訴訟の原告団が中心となり、抗議を続けている。これまでは残りの月数を示す横断幕を使っていた。

 

 1日は約20人が抗議行動に参加した。名護市辺野古への移設に県の協力が得られていないとして事実上「5年以内の運用停止」を断念している政府に対して批判の声が上がった。【琉球新報電子版】

 

運用停止まで「残り354日」 市民が日めくり横断幕を設置 普天間飛行場野嵩ゲート - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

日本政府は、仲井眞氏との約束を事実上、反故にしている。

 

だが、このままオスプレイやヘリが小学校上空を飛び交う状況をどうにかしなければいけない。

 

琉球新報の報道によると、米軍は、 航空情報(ノータム)で普天間第二小学校の上空飛行を避けるよう呼びかけているとのことだ。

 

普天間第二小学校回避を 米航空局、乗員に指示 米軍ヘリ窓落下

2018年2月28日 10:51

 

 【宜野湾】昨年12月に米軍ヘリから窓が落下した沖縄県普天間第二小の上空飛行を避けるよう呼び掛ける航空情報(ノータム)が26日、発表された。有効な期間は5月26日まで。

 

 普天間第二小についての航空情報は落下事故以降、初めて確認された。

 

 ノータムは空域の利用に関する注意点などを短期的に知らせるために米連邦航空局が出す。今回のノータムに、一時的に飛行する乗組員に対し「地元の管制より先に米軍普天間飛行場の管制に連絡すること」という内容の文言もあった。

 

 日本政府と米軍は同校上空の飛行を「最大限可能な限り回避する」としているが、飛行禁止は約束していない。今年に入って少なくとも2回、米軍機による同校上空の通過を沖縄防衛局が確認している。

 

普天間第二小学校回避を 米航空局、乗員に指示 米軍ヘリ窓落下 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

このノータムでの発表は一定の評価をするが、期限付きである。しかも、他の学校が含まれないのでは、全く不十分だ。これでは、今回のように、オスプレイを含む他の米軍機は、普天間第二小学校以外の学校上空は飛行しても構わない、という理屈さえ生む。

 

言うまでもなく、普天間飛行場の周辺には、保育園、小中学校、高校、大学、病院、市役所、消防署といった市民の生活に直結する公共施設、観光客で賑わう商業地やリゾート施設、住民が暮らす住宅地が広がっている。

 

これら全ての施設上空を米軍機が飛行しないようにするためには、やはり、普天間飛行場の即時閉鎖しかない。

 

日本政府は、直ちに普天間飛行場を閉鎖せよ!

 

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