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72年前のきょう 1945年5月16日 「沢山のブリキの兵隊」

人間的な感情を捨てなければ、戦争はできない。

人を殺すことに罪悪感を感じていては、戦争はできない。

NHKスペシャル沖縄戦 全記録」の中から、日本軍の救護班にいた女性の証言を紹介する。

『身を潜めていた壕に火炎放射の攻撃を加えられたときのこと。アメリカ兵の中にはビールを飲みながら酔っぱらって寝ている人もいたというのだ。
「攻撃しながら片手にはビールを持っているのよ。飲みながらだから酔っぱらって寝ている人もいるわけさ。それがアメリカなの。だから機械が戦争をしているのだと思った。自分が戦場に行ってみて初めて戦争というのは同じ人間であっても殺し合いだねと思った」
攻撃を受けたのは、首里が陥落する直前の5月中旬。この頃になると、日本軍の防衛は崩壊し、組織的な抵抗がほとんどできなくなっていた。一足早い勝利の美酒に酔っていたのか、一方的な攻撃を楽しんでいたのか、それとも戦場ですさんだ神経を解きほぐそうとしていたのか、真相はわからない。…戦場では、人は機械のように心を失ってしまうのか。または機械のように殺害することをためらわないよう徹するのか。人の命が失われることに痛みを感じない、それが戦場ということなのだろうか。』(133-135頁)
NHKスペシャル沖縄戦 全記録」(NHKスペシャル取材班/新日本出版社)133-135頁より》

『機械が戦争をしている』と感じたのは、この女性だけではない。当の米軍兵らも、戦場での自身らを『まるでロボットのようだった』、『まるで、沢山のブリキの兵隊みたいにね。・・・ただ、前進して、前進して、前進しただけだよ』と、語っている。

人間が人間でなくなる。それが戦争だ。

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