72年前のきょう 1945年5月10日 「沖縄島からの脱出」
第32軍司令部は、航空参謀1人を東京へ派遣することにした。
沖縄方面にこれまで以上の航空攻撃を要請するためだ。
つくづく、バカな人間たちが軍首脳陣だったのだ、と再確認できるエピソードである。
米軍が制空権、制海権を握るなか、
沖縄本島南部の沖合に水上機を着水させ、九州方面へ向かうという計画。
沖縄島からの脱出だ。
そのために、糸満のウミンチュが動員されることになる。
そう。日本軍首脳陣の人間は、自力で舟を漕ぐこさえできない。
「皇軍」にいるからと、威張り腐って命令だけは上手だ。
敵の目をかいくぐりながら、必死の思いで水上機を着水させた操縦士だが、
航空参謀が海岸に隠れたままなので、結局、そのまま飛び立ってしまう。
肝が小さい人間に限って、威勢はいい。
今度は、糸満のウミンチュらに舟を漕いで「徳之島を目指せ」と命令する。
沖縄県民の協力なしでは、何もできなかった日本軍。
あのとき、多くの県民が日本軍に協力しなければ、どんな結果になっただろうか。
権力を持つ連中に協力すると、ロクなことはない。
権力を持つ連中に追従するなら、死を覚悟したほうがいい。
neverforget1945.hatenablog.com
オスプレイ不安クラブ - ■ 72年前のきょう 1945年5月10日 「沖縄島からの脱出」■... | Facebook