「本土」が関心を持ってくれる日は来ますか?
私たちはいつまで「中心」に消費されなければならないのだろう。
真の意味で、私たちの声が「そこ」にいちどでも届いたことがあっただろうか。
本土にとって都合の良いことだけを「真実」と呼び、私たちの声はデマやヘイトや、メディアが流す都合よく切り取られた情報でかき消されていく。
県民大会の送迎バス事件を問う ② 共同通信社の記事内容がフェイクニュース並みの件 (怒) - オスプレイ不安クラブ - うようよ対策課
連休の只中にありながら、
今日もコロラド州空軍の戦闘機が新たに二機「飛来」し配備された。
あたかもありえそうに吹聴されるおびただしいデマや真偽のあやしい説で、
いとも簡単にデマを信じ込まされてしまう者もいれば、
絶望し声をあげるのをあきらめてしまった者たちもいる。
それは沖縄だけのことではないはずだ。
私たちがいま真に向き合わなければならない問題は
お隣の国なんかじゃない。
国民の足である電車を止めてメディアをあおり
みえみえのフェイク危機を国民に押しつけて
自分は悠遊と外遊したり、ゴルフに行ったり、
そんな「国民に無関心な政権」と。
そして、他者の苦しみに
これほどまでに鈍感になれる「国民の無関心」だ。
それ以外に何の危機がりえようか。
声は届かない
2017年5月5日 09:50
朝鮮半島はいつまで、「中心」に消費されなければならないのでしょうか。
日本では毎日のように「北朝鮮危機」が報道されていますが、韓国は、大統領選挙が近いくらいで、全くもって平穏とのことです。
そもそも、広島や長崎に原爆を投下し、今なお何千発もの核兵器を持つ米国は危険ではないのに、なぜ「北朝鮮は危険」なのでしょうか。なぜ、韓国では地下鉄が止まることは無いのに、日本では止まるのでしょうか。なぜ、米国からわざわざ空母が来るのでしょうか。朝鮮半島から離れている国ほど、意気揚々と戦争の準備をしているように見えます。
しかし、それもそのはずかもしれません。もし戦争が始まっても、「どうせ殺し合うのは半島人」です。自分さえ死ななければ、必死に止める必要はありません。最近70歳になった日本国憲法が、どのように定めているかなんて、考えない方が楽です。
沖縄に来て分かったんです。「朝鮮人の声なんて届かない」ということ。同じ日本人、しかも選挙権がある沖縄の声ですら届かない。若い女性が殺されても、心ともいうべき海が潰(つぶ)されても、その苦しみは届かない。中心にとって都合の良いことだけを「真実」と呼び、周辺の歴史や心になんて、向き合おうともしない。
「問題は本土の無関心だ」。そうだとも思います。でもこのままで、「本土」が関心を持ってくれる日は来ますか? このままで、日本の世論が「朝鮮半島での戦争は終わらせるべきだ」と盛り上がる日は来ますか?
もう待てないんです。誰一人として、殺されたくないんです。人としての誇りを、踏みにじられたくないんです。
だから、声なんて届かなくていい。私は、夢に向かって進もうと思います。悲しくても、悔しくても。
(白充、弁護士)